じじぃの「もともとは毒だった・トウガラシ(唐辛子)はなぜ辛いのか?蝶々は菜の葉にとまる」

【おばか映像】世界一辛い唐辛子を食べた少年の反応 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=p2ja30sXcvo
Masters of Darkness S01E03 MARQUIS DE SADE 1 of 6 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=6ob7xFfCdbA
トウガラシ

コーヒー1日3〜4杯、心臓病死の危険4割減 (追加) 2015/5/7 日本経済新聞
コーヒーを1日3〜4杯飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて心臓や脳血管、呼吸器の病気で死亡する危険性が4割ほど減るとの研究結果を、国立がん研究センターや東京大などの研究チームが7日、公表した。がんによる死亡との関連は見られず、全ての死亡の危険性で比較すると24%減だった。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG07H17_X00C15A5000000/
トウガラシの辛味の秘密 月刊 現代農業2013年8月号
野生トウガラシはネズミには食べられないで、鳥だけに食べてもらうように進化する道を選ぶことになる。その手段が「辛味」の獲得だったのだ。
http://www.ruralnet.or.jp/gn/201308/kant.htm
世界の唐辛子と辛い料理の辛さをわかりやすく図示した画像 2012年08月23日 GIGAZINE
暑い日が続くとついつい冷たいものばかり食べてしまいますが、たまには辛いものを食べて汗をかきスッキリしたいところ。ちょうど、トリップアドバイザーが世界のトウガラシと辛い料理の辛さを比較した画像を発表しています。
http://gigazine.net/news/20120823-world-scoville-rating/
『蝶々はなぜ菜の葉にとまるのか―日本人の暮らしと身近な植物』 稲垣栄洋、三上修/著 草思社 2006年発行
コーヒーでリフレッシュ (一部抜粋しています)
コーラの有名な商品にはコカ・コーラがある。コカ・コーラはコカの葉の抽出液が原料に使われている。コカは麻薬のコカインを含む植物である。コカ・コーラの世紀の大ヒットはコカインの力も少なからずあったことだろう。もちろん現在では、コカインは使えないので、私たちが口にするコカ・コーラはコカインを除去したコカの葉が用いられている。
さらに、人間をとりこにする植物成分はカフェインだけではない。
最近は激辛ブームといわれる。喉(のど)から火が出るような涙が止まらなくなる激辛料理をなぜか人々は喜んで食べる。食べているときは確かにつらいのだが、食べ終わると何ともいえない心地よさを感じてしまうのだ。そして、唇の腫(は)れがひかないうちに、また辛いものが食べたくなってしまう。
激辛ブームの立役者はナス科のトウガラシである。トウガラシの辛み成分であるカプサイシンも、もともとは動物の食害を防ぐためのものである。ところが、人間がトウガラシを食べると、カプサイシンが内臓感覚神経にはたらきかけ、アドレナリンの分泌を促して血行がよくなる効果がある。
そもそも人間の味覚は、生きていくうえで必要な情報を得るためのものである。たとえば、苦味は毒を識別するためのものだし、酸味は腐ったものを識別するためのものである。ところが、舌には辛みを感じる部分はないという。それでは、トウガラシの辛さはどこからくるのだろう。
じつはカプサイシンは舌を強く刺激し、痛覚がそれを感じている。つまり、カプサイシンの辛さは痛さだったのである。そこで、体はこの有害な痛み物質を消化・分解しようと胃腸を活発化させる。トウガラシを食べると食欲が増進するのはそのためだったのだ。
カプサイシンを無毒化して排出するために活性化される体の機能の数々。しかし、それだけではあの快感は得られない。じつは、カプサイシンによって体に異常を来たしたと感じた脳が、ついにはエンドルフィンまで分泌してしまうのである。
脳内モルヒネとも呼ばれるエンドルフィンは、モルヒネと同じような鎮痛作用があり、疲労や痛みを和らげる役割をはたしている。つまり、カプサイシンによる痛覚の刺激を受けた脳は、体が苦痛を感じて正常な状態でないと判断し、痛みを和らげるためにエンドルフィンを分泌するのである。そして結果的に、私たちは陶酔感を覚え、忘れられない快楽を感じてしまうのである。

                              • -

どうでもいい、じじぃの日記。
『蝶々はなぜ菜の葉にとまるのか―日本人の暮らしと身近な植物』という本を読んでいたら、「モルヒネ」が出てきた。
コーヒーにはカフェインが含まれている。
本来、カフェインは脳には有害な物資だ。コーヒーには利尿作用があり、飲み過ぎるとトイレに行きたくなるのは体がカフェインを毒と感じて体外に出そうとしているからだ。
トウガラシにはカプサイシンという成分が含まれている。
「じつはカプサイシンは舌を強く刺激し、痛覚がそれを感じている。つまり、カプサイシンの辛さは痛さだったのである。そこで、体はこの有害な痛み物質を消化・分解しようと胃腸を活発化させる。トウガラシを食べると食欲が増進するのはそのためだったのだ」
体はトウガラシの辛み成分であるカプサイシンを毒だと感じて、痛覚を刺激しているのだそうだ。
つまり、人間はモルヒネのような毒物であるコーヒーやトウガラシをせっせと飲んだり、食べたりしているのだ。
痛みを快楽にしてしまうのは、人間のみに与えられた特権なのだ?