じじぃの「猛勉・南方熊楠・大英博物館図書館通い!いつのまにやら本の虫」

南方熊楠

吉田松陰

南方熊楠の生涯
博物学者、民俗学者、細菌学者、天文学者、人類学者、考古学者、生物学者、その他。
別名「歩く百科事典」。
http://kajipon.sakura.ne.jp/kt/haka-topic32.html
『いつのまにやら本の虫』 出久根達郎/著 講談社 1998年発行
猛勉
民俗学者にして植物学者の南方熊楠(みなかたくまぐす)は、18歳の日記の巻頭に、「憲法」を記した。自分自身のおきてである。
一、朝六時に起き夜十一時に臥(が)す。 一、今日出来ることは明日迄のばさず、万事敏捷なるべし。 一、間食を厳禁す。但し日曜は許す。 一、飯は三盃(杯)より以上なるべからず。 一、土曜、日曜及び其の他休日には図書館へ行く。
頭の中に百科事典が詰まっている、と言われた熊楠も、このころは、土日と休日くらいしか図書館にでかけなかったのだ。
10年後、熊楠は英国にいる。大英博物館図書館に、5月から連日通い独学。日記は次の如し。
「七月八日 二時四十分より七時まで書籍室」 「九日 一時七分より七時迄」 「十日 十二時五十分より七時迄」 「十一日 二時より七時」 「十二日 一時四十五分より七時」 「十三日 十一時二十分より七時」
休館日の日曜を除いて、7時閉館まで居る。

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どうでもいい、じじぃの日記。
先日、図書館のなかで本巡りをしていたら、出久根達郎著『いつのまにやら本の虫』という本があった。
著者は古書店を営んでいる方だ。古書店だから、いつのまにやら本の虫なのだろうか。
著者のプロフィールを見ると、1944年生まれだ。じじぃと比較的年齢が近い。何か、共通するような事が書かれているのだろうか。
「猛勉」という題のエッセイがあった。明治時代の天才、南方熊楠のことが書かれている。
南方熊楠は10ヵ国以上の言葉を話したそうだ。
「10年後、熊楠は英国にいる。大英博物館図書館に、5月から連日通い独学」
さらに、
「休館日の日曜を除いて、7時閉館まで居る」
そういえば幕末に、松下村塾で多くの明治維新の指導者を育てた吉田松陰も偉かったなあ。
日本にも幕末、明治にかけてこんな偉大な人たちがいたんだ。