じじぃの「未解決ファイル_212_性の決定」

高校生物Ⅰ・遺伝(14)性染色体と性の決定 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=d1Ypfyl5H-8
成功率が高く安全な「男女産み分け法」とは? 『妊サポ』
女の子が欲しいカップルは膣内を酸性にして性交をするハローベビーガール潤滑ゼリー 、
男の子が欲しいカップルは膣内をアルカリ性して性交をするハローベビーボーイ潤滑ゼリーを使用するようです。
http://www.hp-baby.com/feat/0000000016.html
男は絶滅する運命?消えゆくY染色体は何を意味するのか 2009年05月22日 GIGAZINE
男性の性別はY染色体上のSRY(Sex-determining Region Y)という遺伝子によって決定され、この遺伝子の働きにより睾丸(こうがん)が発達し男性ホルモンが分泌されます。
Y染色体の衰亡と男性の未来』と題された今回の講義では、Y染色体の消滅とそれが人類にとって何を意味するかが論じられました。
http://gigazine.net/news/20090522_y_chromosome_extinction/
サイエンススペシャル 「驚異の小宇宙・人体 Q&A」 1990年 NHK より
●性はいつどのようにして決まるのか。
1987年暮れに、このY染色体の上に、精巣をつくる遺伝子があることが確認されました。
この遺伝子の指令を受けると性腺のもとは精巣になり、この精巣からでる男性ホルモンを浴びた胎児には、男性性器ができあがってくるのです。このように胎児は性に対する情報がなければ、自然にその姿形は女性につくられていくのです。 卵巣も精巣もそのもととなる性腺は同じものです。この性腺の外側が発達すると卵巣になり、内側が発達すると精巣になるのです。

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『オスは生きてるムダなのか』 池田清彦/著 角川選書 2010年発行
性の進化 (一部抜粋しています)
多くの多細胞生物では遺伝的に性別が決まるが、中には環境が性を決定するものがある。一番の典型的なのが、カメやワニで、卵の発育時の温度が性を決定している。
哺乳類は原理的に温度は性決定ができない。なぜなら哺乳類は恒温動物で、胎児が恒温の母親の体内で育つからだ。
一方、爬虫類は卵を生む。卵が育つ環境は常に温度が変動する。高温だったり、低温だったりする。そこで温度を性決定の仕組みに取り入れた種が現れたのだ。
同じ爬虫類でも、鳥と同じように、ZW型で性決定している動物も多く、一部のトカゲはXO型であるようだ。爬虫類のすべてが、温度で性を決めているわけではない。そういうところでも、性決定の仕組みは系統とは無関係に決まっているのだということが分かる。
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染色体が性を決めているのと、環境が性を決めているのでは、メカニズムが全然違うように思える。しかし実は本質はそれほど違わないのかもしれない。性に関係している遺伝子は植物でも、かなりたくさんあると思われる。しかし遺伝子があっても働かなければないのと同じで、問題はそれらの遺伝子たちをいつ、どうやって働かせるのかなのだ。
先に述べたように人間を含むたいていの哺乳類では、Y染色体の上にSRYという性決定遺伝子がのっている。SRYはSex determining region Y(性決定領域Y)の略である。Y染色体の短腕上(染色体は通常2つの部分に分けられ、長い方を長腕、短い方を短腕と呼ぶ)にある。SRYは発生の初期の段階で性決定のきっかけを与えるタンパク質をつくる遺伝子である。SRYはとても変わっていて、イントロンがない。
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ワニやカメは温度によって性が決まり、こういったやり方とはまったく異なるメカニズムのように思われがちだが、おそらくドミノ倒しをはじめる最初のスイッチを入れるタンパク質をつくる遺伝子は存在するのではないかと思う。このタンパク質は温度感受性が高く、温度によって働いたり、働かなかったりするため、温度が性を決定しているように見えるのである。
カメもワニも、具体的にオス・メスを決めているのはいくつもの遺伝子がつくるタンパク質なのである。
環境で性が変わるというと、メカニズムがまったく違うように聞こえるが、性を決定する具体的なメカニズムはワニでもヒトでもそれほど違わないのではないかと思う。ワニやカメではオスとメスの体内の性決定の遺伝子たちはまったく同じであるが、働いている遺伝子が異なるのである。ヒトでもSRYを除けば性決定の遺伝子たちは男女に共有されているが、男女で働き方がまったく異なるのである。ヒトではこれらの遺伝子たちの働き方を決めるのもまたSRYというマスター遺伝子だが、ワニやカメでは温度なのだ。その後のシステムはヒトでもワニでもあまり変わらないというわけだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
先日、図書館で本巡りをしていたら、『オスは生きてるムダなのか』という本があった。
ふう〜ん。オスは生きてるムダ、か。
普通、哺乳類の性別は性染色体の組み合わせで決まる。メスはXとX、オスはXとYを持っている。
「環境で性が変わるというと、メカニズムがまったく違うように聞こえるが、性を決定する具体的なメカニズムはワニでもヒトでもそれほど違わないのではないかと思う」
今は、あまり子供を産まなくなったが、昔は兄弟がたくさんいた。
男、男、と続けて産まれて、次は女かと期待したら、また男ということがあった。
次は女という時代になっているのだろうか。
ダーウィンの進化論と性決定はどこでつながっているのだろうか。