じじぃの「人の死にざま_1300_ヤン・オールト」

ヤン・オールト - あのひと検索 SPYSEE
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CG オールトの雲 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ALp-5i2_7Mw
幻のアイソン彗星 2013年12月消滅 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=dUrWyNMleH8
オールトの雲

ヤン・オールト ウィキペディアWikipedia)より
ヤン・ヘンドリック・オールト(Jan Hendrik Oort、1900年4月28日 - 1992年11月5日)は、オランダの天文学者・天体物理学者。まれにオーアトと表記されることもある。恒星の運動を統計的に研究し、銀河系にある恒星が地球から見ていて座方向にある一点を中心に公転していることを示し、さらに電波望遠鏡を用いて銀河系の渦巻き構造を明らかにした。また、長周期彗星の源としてオールトの雲の存在を提唱したことでも知られる。

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Newton(ニュートン 2013年11月号
幻の天体たち (一部抜粋しています)
17世紀初頭、天文学は大きな転機が訪れた。肉眼にたよるしかなかった天体観測で、望遠鏡が使われるようになったのだ。望遠鏡を夜空へと向けたイタリアのガリレオ・ガリレイ(1564〜1642)は、月の表面に凹凸(クレーター等)があることや、木星に衛星があることなどを発見した。これ以降、彗星や星団、星雲などが続々と発見された。
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アメリカの天文学者パーシバル・ローウェル(1855〜1916)は。新惑星の探索に力を注いだ人物だ。ローウェルは、火星に人工的な運河を観測したという誤った発表によってその名を記憶されていることが多いが、私設の「ローウェル天文台」を設立し、海王星の外側の新惑星探索に打ち込んだのである。ローウェルはまだ見ぬ新惑星を「惑星X」とよんでいた。
19世紀末には、天文学者は写真撮影によって天体を観測するようになっていた。これにより、これまでよりも暗い天体を観測できるようになった。ローウェルも写真技術を駆使して新惑星の発見をめざしたが、結局、新惑星を発見することができなかった。
皮肉にも、ローウェルが撮影した写真には、海王星の外側の新天体である「冥王星」がとられられていることが、冥王星の発見後に判明している。
さて、ローウェルの死後も惑星Xの探索はつづけられた。ローウェル天文台で惑星Xの発見に打ちこんだアメリカのクライド・トンボー(1906〜1977)が冥王星を発見したのは、1930年のことである。
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今度は先ほど登場した惑星Xよりもさらに外側の天体である。
地球の近くには、ときどき彗星がやってくる。彗星は、「長周期彗星」と「短周期彗星」に分けることができる。長周期彗星とは、公転周期が200年以上か、または周期をもたない(戻ってこない)彗星のとこである。短周期彗星とは、200年以内の彗星のことだ。
さて、1950年、オランダの天文学者ヤン・オールト(1900〜1992)は、長周期彗星の軌道をくわしく分析して、それらがどこから飛んできているのかを調べた。そしてオールトは、太陽系の果てに、長周期彗星のふるさとともいえる天体群が存在していると予測したのである。
この天体群はその後、「オールトの雲」とよばれるようになった。長周期彗星がやってくる方向にかたよりがみられないため、オールトの雲は、球殻状に太陽系を取り囲んでいるとされている。また、その存在する領域は、太陽から1万〜10万天文単位の間と考えられている。オールトの雲は、太陽系の形成過程で、成長途中の微惑星木星などの重力の影響で軌道が乱れてはじき飛ばされることによってつくられたという説があるが、くわしいメカニズムはよくわかっていない。また、オールトの雲の天体は、近くを別の天体や分子雲(恒星のもとになる物質の集まり)が通るたびにゆさぶられて現象していくはずで、何らかの形でオールトの雲に天体を供給しつづけるしくみがなければ、とうの昔にオールトの雲は無くなってしまっているはずだとの指摘もある。
オールトの雲が存在することの直接的な証拠はみつかっていない。あまりにも遠くそして一つ一つの天体が小さい(暗い)ため、観測することができないのだ。その意味では、オールトの雲は幻の天体ともいえる。しかしその存在を疑う天文学者はほとんどいないという。それだけ「長周期彗星の軌道」という間接的な証拠が強力なのである。

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