じじぃの「フラッシュメモリを発明した日本人・メモリカード・USBメモリ!日本人とナノエレクトロニクス」

Flashback - A Story of Flash Memory 動画 Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=jtj-ShlxOzQ
SONY USBフラッシュメモリ 8GB USM8GL 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=RjIb4VwS_Yo
flash memory Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=flash+memory&gs_l=hp...0i10l2j0i10i30l3.0.0.0.1619383...........0.mNwoawO1smI&spell=1&sa=X&oi=image_result_group
ノーベル賞 晩餐会 Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E+%E6%99%A9%E9%A4%90%E4%BC%9A&sa=X&oi=image_result_group
The Nobel Prize Award Ceremonies and Banquets
http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/award_ceremonies/history/index.html?print=1
2012年、第一四半期NANDシェア1位サムスン、2位東芝、3位マイクロン、4位ハイニックス、5位パワーチップ。東芝は2ケタ成長  MoCell
調査会社IHSが2012年1Qのフラッシュメモリ市場シェアを発表しました
データによると1Qのフラッシュメモリ市場は1.2%のマイナス成長となり各メーカーとも軒並み減少となりましたが、その中でも東芝は2ケタ成長を遂げたようです。
東芝は2012年1Qに17億ドルの売上を記録し、2011年4Qの売上14.3億ドル、から19%の売上増になったとしています。
これは東日本大震災の影響による減産からの復活を意味しており、市場シェアも28%から34%になったとしています。
ちなみに1位はサムスンで18.6億ドルの売上で37%のシェアを記録しています。
Worldwide Q1 2012 NAND Revenue and Market Share Estimate
    Company Q1 '12 Sales Share

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1位.Samsung  $1,864     37.4%
2位.Toshiba    $1,707     34.2%
3位.Micron    $846      17.0%
4位.SK Hynix   $556      11.1%
5位.Powerchip   $17       0.3%
http://nsmsel.blog110.fc2.com/blog-entry-1384.html
日本人と発明
今盛んに使われている半導体フラッシュメモリ東芝が開発したものです。このおかげで、東芝は80年代後半には、43億1000万ドルを稼いでいます。しかし、せっかくのパテントも、当時の上層部がこの技術の将来性を理解していなかったのか、韓国のサムスン電子にライセンスを与えてしまいます。そして、サムスン電子フラッシュメモリで世界シェア42%を獲得する。(東芝は27.4%に落ち込む) しかし、東芝は基礎研究に優れており、将来は[3D−TV]はもちろん、[裸眼3D−TV]も夢ではないようです。
フラッシュメモリ
フラッシュメモリデジタルカメラなどの記録メディアに使用され、東芝が特許として出願登録している。
発明者は元社員の舛岡富士雄氏(東北大学教授)。
http://www1.ocn.ne.jp/~siesta/hatumei.htm
舛岡富士雄 ウィキペディアWikipedia)より
舛岡富士雄(ますおかふじお、1943年5月8日 - )は電子工学の研究者。フラッシュメモリの発明者である。
現在、日本ユニサンティスエレクトロニクス株式会社最高技術責任者(CTO)。Surrounding Gate Transistor(SGT)の開発を行っている。東北大学名誉教授。2007年春の褒章受章者で紫綬褒章が贈られている。

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Newsweek日本版』 8.15号 2012年より
世界を極めた日本人 「ノーベル賞に一番近い日本人」 舛岡富士雄(69)
電源を切ってもデータが残り、繰り返し書き込みができるフラッシュメモリ東芝の研究者だった84年に発明。
より小型で音も出ないフラッシュメモリは、コンピューターの外部記憶装置として使われていた磁気ディスクに取って代わりつつある。利用する製品はパソコンだけでなく携帯電話やデジタルカメラなど、電子部品一般に拡大。
舛岡は今も日本ユニサンティスエレクトロニクスで半導体開発を続けている。

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『日本人とナノエレクトロニクス―世界をリードする半導体技術のすべて』 吉田伸夫/著 技術評論社 2009年発行
消えにくく消しやすく 〜フラッシュメモリと舛岡富士雄〜 (一部抜粋しています)
こんにち、フラッシュメモリは、デジタル機器を使いこなすためになくてはならない存在だ。
メモリカードUSBメモリのような持ち運びできるメモリは、ほとんどがフラッシュメモリを使用している。これがあるからこそ、デジタルカメラで撮影した写真をいくつも保存することができるし、パソコンのデータを別のマシンに移すのも簡単だ。携帯音楽プレーヤが厚さ数ミリにまで薄くなったのも、記憶装置にフラッシュメモリを採用したおかげである。現在ではパソコンを立ち上げるのに1分以上も掛かっていらいらさせられるが、フラッシュメモリを使ったSSD(Solid State Drive、メモリディスクとも呼ばれる)が普及すれば、ハードディスクの代わりにこれにOSを入れてしまうことで、電源をオンにして数秒で使えるようになるだろう。
家庭用電化製品も、フラッシュメモリのお世話になっている。最近では、炊飯器やエアコンなど多くの電化製品が、俗にマイコンと呼ばれる小型コンピュータを内臓したコントローラで制御されているが、こうしたコンピュータを動かすにのに必要なプログラムは、フラッシュメモリに記録されていることが少なくない。世界のエアコンは、設定温度を中心に暑くなったり寒くなったりを繰り返していたが、新しい製品は、フラッシュメモリに格納されたプログラムをもとに、温度センサの情報やコンプレッサの状態に応じてきめ細やかな運転調整を行っている。
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舛岡は、1981年までに23件のフラッシュメモリ関連特許を出願している。ただし、この当時は、まだ1メガビットDRAM開発プロジェクトのサブリーダを務めていたため、新たなメモリを開発する時間的余裕はなかった。
東芝半導体分野で長らくインテルの後塵を拝していたが、1985年に発売した1メガDRAMでついにインテルを捉え、韓国のサムスン電子に抜かれる1992年まで、DRAMの世界市場を制覇する。舛岡は、日本半導体の記念碑的存在となる1メガDRAMの製品化に目処をつけた1983年になって、ようやく新しいメモリの開発に向かうことができた。自分のアイデアについて半導体事業部のメモリ担当部長に相談したところ、興味を持った部長が開発を承認してくれたのである。ただし、予算は付かず、開発メンバーも正規の仕事が別にある掛け持ち組5人だけである。幸いなことに、メモリの基本構造は、消去ゲートの存在を別にすれば、東芝でも生産されていた従来の紫外線消去型不揮発性メモリとほとんど同じだった。このため、1984年6月までに基本動作を確認できただけではなく、さらに半年の間に、256キロビットの試作品を作ることができた。
舛岡は、新たな不揮発性メモリについて、国際電子デバイス会議(International Electron Devises Meeting:IEDM)と国際固体回路会議(International Solid-State Circuits ConferenceISSCC)で発表することにしたが、国際舞台にデビューさせるに当たってインパクトのある名前がほしくなった。必ずものになるデバイスだという信念があったからだ。そこで開発メンバーとも相談の上で、データをパッと消してしまう一括消去のイメージがカメラのフラッシュを思わせることから、”フラッシュ”と冠したのである。最初の論文では”erase in a flash(あっという間に消す)”という表現まで使っている。このネーミングは実に印象的で、後続の研究者もこれに倣い、市販される製品にも付けられたため、今では一般的な呼び名として通用している。
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フラッシュメモリは、技術的に見ても今なお進化中である。ゲートの構造や素材を変えることで、書き込み・読み出しの高速化、長寿命化、集積度の向上などが図られている。
一方、舛岡は、1989年にSGT(Surrounding Gate Transistor)という立体型のフラッシュメモリを考案し、学会で発表した。これは、基板表面に垂直に円柱状のシリコンの”島”を作り、その表面をぐるりと取り囲むようにゲートを形成するというものだ。基板表面に薄膜を積み重ねて作る現在の素子に比べて、集積度を飛躍的に高めることができる。1994年に東芝を退社した舛岡は、東北大学に移籍した。その後2004年にSGTの開発を目的とした日本ユニサンティスエレクトロニクス社を設立し、最高技術責任者としてSGTの開発を続けている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
http://space.geocities.jp/hhiratsuka2005/
『日本人とナノエレクトロニクス―世界をリードする半導体技術のすべて』に「消えにくく消しやすく 〜フラッシュメモリと舛岡富士雄〜」が載っている。
「舛岡は、1981年までに23件のフラッシュメモリ関連特許を出願している」
2012年 8.15号 『Newsweek日本版』に 世界を極めた日本人 「ノーベル賞に一番近い日本人 舛岡富士雄(69)」が載っていた。
もしかしたら、今年のノーベル物理学賞は、と思った。ノーベル医学・生理学賞の受賞者に京都大学教授の山中伸弥さんが受賞したから、まあ、いいか。
「家庭用電化製品も、フラッシュメモリのお世話になっている。最近では、炊飯器やエアコンなど多くの電化製品が、俗にマイコンと呼ばれる小型コンピュータを内臓したコントローラで制御されているが、こうしたコンピュータを動かすにのに必要なプログラムは、フラッシュメモリに記録されていることが少なくない」
フラッシュメモリっていろんなところに使われているんだ。
来年、もしかしたら、ノーベル物理学賞が獲れるかもしれない。
もうすぐ、スウェーデンノーベル賞受賞式(12月10日)が始まる。