じじぃの「塗布・現像装置で世界トップシェアを誇る半導体製造装置!ニッポンの世界No.1企業」

Semiconductor manufacturing process video 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=i8kxymmjdoM
半導体製造装置 | 東京エレクトロン
http://www.tel.co.jp/product/spe.htm
サムスン電子半導体 初めて世界シェア10%超 2012年09月09日 聯合ニュース
サムスン電子半導体の世界シェアが初めて10%を超えたことが22日、分かった。米調査会社のIHSアイサプライによると、4〜6月期のサムスン電子半導体売上高は前年同期比5.8%増の75億7100万ドル(約6000億円)となった。売上高ベースで世界半導体の10.1%を占め、米インテルの120億1000万ドル(シェア16.0%)に次いで2位になった。
サムスン電子の昨年のシェアは9.2%、今年1〜3月期は9.8%。半導体景気が低迷する中、サムスン電子が好調だったのは攻撃的な投資と、モバイル用のアプリケーションプロセッサなどシステムLSI(高密度集積回路)で成果を上げたためだと分析されている。
4〜6月期の半導体シェア3位は米テキサス・インスツルメンツ(4.2%)、4位は米クアルコム(3.8%)、5位は東芝(3.2%)だった。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2012/08/22/0200000000AJP20120822000900882.HTML
韓国のサムスン電子、蘭ASMLの半導体技術研究に投資 2012年08月27日 Reuters
オランダの半導体製造装置メーカーASMはL27日、韓国のサムスン電子が自社の次世代半導体製造の技術研究に2億7600万ユーロ(3億4550万ドル)を投資すると発表した。
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPTYE87Q04S20120827
東京エレクトロン、米の洗浄装置会社買収−世界シェア拡大狙う 2012年8月15日 朝日新聞デジタル
東京エレクトロン半導体洗浄装置の米国のFSIインターナショナル(ミネソタ州)を買収する。買収額は2億6250万ドル(約198億円)。
東京エレクトロンは塗布・現像装置では8割超の市場シェアを握るが、洗浄装置では10%台半ばと見られている。買収をてこに世界首位の大日本スクリーン製造を追撃する。
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201208150006.html
韓国の日本の部材への依存度は増しているのか 〜対日赤字を大きく相殺する対中黒字〜 2012年7月3日 ITIコラム
韓国の対日赤字は2000年代から着実に増えている。その大きな原因は、製品に組み込まれる中間財を日本に依存する割合が高まっているためである。つまり、韓国が製品を生産するたびに、日本からその部品や材料などを輸入しなければならない構造が定着している。
したがって、液晶テレビなどの最終製品では韓国が優位にあるものの、組み込まれる高付加価値な材料・部品は日本が供給しているため、家電製品の売上利益が一方的に韓国に流れるわけではない。日本と韓国の家電の製造プロセスにおいては、現時点では補完関係が強化されている。
http://www.iti.or.jp/column003.htm
半導体製造装置産業の現状分析 2011年1月 立命館経営学
2009年 世界半導体製造装置企業上位10 社の売上高 (単位:100 万ドル)
順位 企業名            売上高

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 1  AMAT(米)           3,146
 2  ASML(蘭)           2,248
 3  東京エレクトロン       2,243
 4  ラム・リサーチ(米)      1,512
 5  KLA-Tencor(米)       1,152
 6  大日本スクリーン製造    863
 7  ASMI(蘭)            832
 8  日立ハイテクノロジーズ   716
 9  ニコン              701
10  ノベラス・システムズ(米)    569
http://www.ritsbagakkai.jp/pdf/495_09.pdf
『ニッポンの「世界No.1」企業』 日経産業新聞/編 日本経済新聞出版社 2012年発行
半導体製造の重要工程を担う装置――東京エレクトロン  (一部抜粋しています)
半導体製造装置
東京エレクトロンは、半導体製造装置のトップメーカー。半導体は製造工程ごとに異なる製造装置が必要で、完成品に仕上げるには複数の製造装置が必要になる。東京エレクトロン半導体ウエハーの回路を形成するための塗布・現像装置と熱処理成膜装置でそれぞれ80%超、60%超の世界シェアを持つ。顧客目線で開発体制を組むことで使い勝手を日々改良、高い性能の製造装置で需要掘り起こしを加速させてきた。
80%超のシェアを持つ塗布・現像装置は半導体ウエハーに回路を形成するのが役目。ウエハーに感光剤(レジスト)を塗布した後、露光装置で光を当てて回路をウエハー上に転写していく。
最新装置が一度に並行処理できるウエハーの枚数は100枚、1日あたり4000枚でいずれも業界最高水準だ。
熱処理成膜装置でもトップの世界シェアを持つ。塗布・現像装置で形成した回路のうえに特殊な膜を重ねるのが熱処理成膜装置の仕事だ。
回路線幅が年々細くなるため極薄の均質な膜を重ねるには高い加工技術が必要。回路が細くなるほど、成膜時に発生する熱に対する抵抗力が弱くなるが、これに対応するため常温でも成膜できる技術を開発した。
塗布・現像装置も熱処理成膜装置でも半導体の性能を左右する重要な工程で使用するために、半導体製造メーカーからいろいろな注文もつきやすい。
東京エレクトロンの最大の強みは、この半導体メーカーからの注文を取り込み、技術改良に生かす仕組みを整えたことだ。同社は1年で売上げの1割近くにあたる800億円もの研究開発(R&D)費を投じるが、それだけではなく、研究開発には人員も思い切って割く。顧客である半導体メーカーに自社の技術者を送り込み、顧客ニーズを常時吸い上げられる二人三脚の研究開発を整備している。
さらに東京エレクトロンが進んでいるのは国内半導体メーカーのほかに、アジアや欧米の海外メーカーとも連携強化に向け、いち早く動いた点だ。毎年数百人単位で、海外の半導体メーカー主体のコンソーシアムに技術者を送り込み、最先端の半導体製造メーカーが今、何を考え、何をしようとしているかを把握、自社での製品開発に生かしている。
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東京エレクトロン半導体製造装置事業に本格参入した1968年の売上高は約50億円。過去最高を記録した07年には9040億円まで売上高は拡大した。
10月には国内9ヵ所目となる新拠点、東京エレクトロン宮城(宮城県大和町)が稼働、さらに「ここからグローバルナンバーワンを実現する」考えだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、『ニッポンの「世界No.1」企業』という本があった。
本をぱらぱらめくると、「半導体製造の重要工程を担う装置――東京エレクトロン」があった。
東京エレクトロンは、半導体製造装置のトップメーカー。半導体は製造工程ごとに異なる製造装置が必要で、完成品に仕上げるには複数の製造装置が必要になる。東京エレクトロン半導体ウエハーの回路を形成するための塗布・現像装置と熱処理成膜装置でそれぞれ80%超、60%超の世界シェアを持つ」
半導体製造装置とは、半導体を作るための機械だ。2011年の世界トップは米AMATで世界シェアは15%、2位はオランダのASMLで世界シェアは13%、第3位は日本の東京エレクトロンで世界シェアは12%だ。半導体製造装置業界は大体、半導体市場の15%の市場規模になるといわれている。
ネットで「サムスン 半導体」をキーに検索してみた。
8月22日の記事に「サムスン電子半導体 初めて世界シェア10%超」が出ていた。
1990年の世界半導体売上げランキングでは、1位.NEC、2位.東芝、3位.日立、と日本勢が世界半導体売上の約半数を占めていた。それが2012年ではインテルが1位で世界シェア16%、サムスン電子が2位で世界シェア約10%、日本勢では東芝が5位で3%だ。まさに、様変わりしている。
しかし、半導体製造装置では過去20年以上世界シェア3位を、東京エレクトロンが守り続けてきた。
「さらに東京エレクトロンが進んでいるのは国内半導体メーカーのほかに、アジアや欧米の海外メーカーとも連携強化に向け、いち早く動いた点だ。毎年数百人単位で、海外の半導体メーカー主体のコンソーシアムに技術者を送り込み、最先端の半導体製造メーカーが今、何を考え、何をしようとしているかを把握、自社での製品開発に生かしている」
東京エレクトロンは顧客のニーズを的確に掴むため、インテルに技術者を派遣、サムスン電子には開発センターを置いた。
だからといって、半導体メーカーが特定の半導体製造装置をずっと使い続けるかというと、そうでもないようだ。
ネットに、「韓国のサムスン電子、蘭ASMLの半導体技術研究に投資」
という記事が出ていた。
サムスンの躍進が目覚しいが、サムスンの製品が売れれば売れるほど、韓国の対日赤字は増加する。去年は3兆円の対日赤字だ。
もしかしたら、日本製部品や、機械をできるだけ買わないように、政府から圧力があったのかもしれない。