じじぃの「人の生きざま_144_浅丘・ルリ子」

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浅丘ルリ子 ウィキペディアWikipedia)より
浅丘ルリ子(1940年7月2日 - )は、日本の女優。本名、浅井 信子。愛称はルリルリ。
身長156cm 体重35kg。サイズ B79/W53/H75 血液型はA型。前夫は石坂浩二
【来歴】
満州国新京市(現・長春)に生まれる。
1956年2月、映画「愛情」の軽井沢ロケでキッスシーンがあることを知らされ、公私共に初めてであることから大変動揺する、だが父より「どんな役でも立派にやり遂げなければ一人前の女優になれない!」と諭され奮起する。1961年8月に小林旭と別れ、この頃より生活が荒むものの石原裕次郎に励まされ持ち前の根性で再起する。また1964年には「夕陽の丘」でレコードデビューした。日活の看板女優として数多くの映画に出演し、人気を博した。現在までの映画出演本数は150本以上。
1960年頃に小林旭と同棲したが解消。 1971年に石坂浩二に世の男性の羨望を一身に集めさせて結婚したが、程なく別居。2000年に離婚。現在は大衆演劇俳優・松井誠との交際を公にしている。 2008年11月山形県東根市で開催されたひがしね湯けむり映画祭にゲストで招かれトークショーを行う。これは、長い女優人生で初のことだったが、それからは解禁している。
性格は姉御肌で青春映画全盛期だった当時の日活において後輩の男優と女優に対する躾が厳しく、特に高橋英樹はデビュー当時より教育係であった浅丘に散々世話をかけ、そして弟分のように可愛がられていたことから未だに「ヒデキ」と呼ばれている。 麻雀の実力もプロ級といわれる。美空ひばりとは公私共に親交が深く大親友だったことが知られている。「ファッショナブルな女優の代名詞」としても有名。 趣味はスワロフスキービーズ細工。自身が身につける物はもちろんのこと、舞台の際は販売もしている。プロ級のセンスである。 また、「スマスマ」で披露した、お手製ドレッシング、豚の角煮など、料理の腕前もプロ級。

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文藝春秋 2011年8月号
正真正銘の女優 【執筆者】天願大介(映画監督) (一部抜粋しています)
今、日本映画は、ヒットしたマンガかテレビドラマ、”感動的”な小説を原作にしたものばかりで、主人公はたいてい若いネエちゃんかイケメンの兄ちゃんだ。テレビを見ても若い役者ばかり。いずれ彼らも歳を取り、次の若い連中に椅子を奪われていく。
日本の俳優(特に女優は若いほど売れる)は、経験を積んで技術を身につけ表現の幅が広がって、いよいよというときにチャンスが激減する。何という才能の無駄遣いだろう。欧米では年配の俳優が主演の映画はいくらもあり、ジャック・ニコルソンもメリス・ストリーブもアル・パチーノも主役を張り続けているではないか。何故か。それは大人の観客がいるからだ。
映画「デンダラ」は、50人の老婆たちが極寒の雪山で絶望的な運命と闘う物語である。この冬、僕は女優さんたちと山形県庄内に籠もり、48年ぶりの大雪の中、この映画を撮影した。
主役は70歳の設定で、ぴったり同じ歳の浅丘ルリ子。他に草笛光子山本陽子倍賞美津子など多くのベテラン女優たちが出演してくれた。みなさんほとんどスッピンで演技してもらったのだが、当たり前だけど美しい。いや美しすぎる。だから無理矢理顔を汚してもらって撮影した。もちろん美しいだけではない、それぞれの俳優としての気迫、志、実力に感動させられる日々だった。
特に、浅丘さんには圧倒された。浅丘ルリ子という女優は無駄なことを一切せず、最短距離で中心に近づく。カメラの前に立つとあの小柄な身体から独特の圧力が放たれて、それは「覚悟」のようなものだと思う。14歳からカメラの前に立ち、70歳の今日まで現役で闘い続けてきた、正真正銘の”主演”女優なのだ。
浅丘さんは気が強く意地っ張りで、ずけずけと本音を言う。直感型で正直でズルくて可愛い。キャスティングの過程で何度かお会いしたとき、脚本の解釈を巡って激しく対立した。「浅丘ルリ子がすっぴんになるということは裸で出るのと同じです。私はそれだけの覚悟なのに、この役はよくわからない。わかるように脚本を書き直して下さい」と浅丘さんは言い、「脚本にすべては書けない。その場に立つことで感じることが絶対にある。答えがわからないから撮るのではないですか」と僕は反論し……でも、あの野生動物のような目で睨む浅丘さんを見て、ああ、この役はこの人でなければならないと僕は確信したのだ。
出演が決まり、衣装合わせに現れた浅丘さんは大きなサングラスをサッと外すとすっぴんの顔を皆に見せ、「さあ始めましょう」とにっこり笑った。一度決めたら絶対にブレない。雪山での苛酷な撮影の間、浅丘さんは一言も弱音を吐かず、その華奢な身体でぴんと背筋を伸ばし、見事に主役を演じた。
浅丘さんだけではない。77歳の草笛さんの美しさと凛々しさ、山本陽子さんの女性らしい柔らかさ、倍賞さんの自由で動物的な魅力……この国にも素晴らしい女優さんたちが沢山いる。
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文化は観客に支えられてこそ存在できる。逆に言えば、観客だけが状況を変えることができる。この国の大人の観客たちが映画館にに来て、成熟した女優の気迫と輝きを目撃してくれることを、僕は心から願っている。

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