じじぃの「ミカンを食べて健康に・ミカンの白い筋を取らないで!化学はこんなに面白い」

The Annoying Orange 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ZN5PoW7_kdA
モーニング娘。 - みかん 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=gL4EscwVMSc
    みかんの皮

ゆうどきネットワーク 2011年11月30日 NHK
【ゲスト】農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所・研究員 杉浦実
みかんをよく食べる島の農家のほうが、およそ4歳分血管が若い状態だということがわかりました
http://www.nhk.or.jp/you-doki/archive/life/20111130.html
みかんの白い筋みたいなの(アルベド)は栄養価が高いですか? 2009/1/3 Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1121877351
伊豆斎藤農園(宇佐美地ビール農園)〜みかんの注目パワフル栄養素〜
http://www.izusaito-noen.com/page023.shtml
オレンジ ウィキペディアWikipedia)より
オレンジ(英名:orange、学名:Citrus sinensis)はミカン科ミカン属の常緑小高木、またはその果実のこと。 (syn. C. aurantium)、柑橘類に属する。和名はアマダイダイ(甘橙、甘代々)。オレンジ類はスイートオレンジ、サワーオレンジ、マンダリンオレンジに大別される。
我々の日常生活において単にオレンジというと、非常に多く栽培、流通されているスイートオレンジのネーブルオレンジバレンシアオレンジを指すことが多い。また、英語の orange という単語がよく「みかん」と日本語訳されることが多いが、日本で単に「みかん」というとマンダリンオレンジの近縁である温州みかんを指すことが多い。従って「オレンジ」と「みかん」は同じ柑橘属であり、色と形はよく似ているが、別の類であり大きさ、皮の厚さにおいては大きな違いがある。
【概要】
果皮、果肉共にオレンジ色(橙色)で多汁質。適度な甘味・酸味をもち、香り高い。生食用のほか、ジュースの原料として利用され、またカモなどの肉の料理にソースとして用いられる。なお果皮はオレンジピール(オレンジの皮の砂糖漬け)やキュラソーの原料としても使われる。中東では、花弁を蒸留して得られる液体「オレンジフラワー(ネロリ)ウォーター」を菓子や飲み物の香りづけに用いる。
果皮と袋(じょうのう)が密着して離れにくいのが特徴。
ペクチン ウィキペディアWikipedia)より
ペクチン (Pectin) とは、植物の細胞壁や中葉に含まれる複合多糖類で、ガラクツロン酸 (Galacturonic acid)が α-1,4-結合したポリガラクツロン酸が主成分である。
【人体への作用】
ヒトの消化管内では微生物が分解するが、ヒトの消化酵素では分解されないことから食物繊維として機能し、整腸作用やコレステロール低下作用などを有すると言われている。また抽出する植物の種類によってはアレルギー緩和作用があるという報告もある。また、ワイン酵母などでペクチンを含むものを醗酵させると、メチル・エステルがエステラーゼによって加水分解されメチルアルコールが生成される。このメチルアルコールは人体にとっては有害である。セシウムを効率的に排出するという、バンダジェフスカヤ(バンダジェフスキー博士夫人)による論文があるが、十分に精査されていない論文のため、否定的な意見もある

                                        • -

『シュワルツ博士の「化学はこんなに面白い」―知っているようで知らない日常の化学のはなし』 ジョー シュワルツ/著、栗木さつき/翻訳 主婦の友社 2002年発行
オレンジの白い筋を取らないで――ペクチンを摂ろう (一部抜粋しています)
そろそろ、あの評判の悪い「アルベド」の名誉を挽回しなくてはならない。アルベドとは、かんきつ類の果皮の内側の、あの白い筋だらけの部分である。それにオレンジジュースの果肉の弁護も買って出たい。あなたは、オレンジの白い筋と格闘するタイプだろうか? アルベドを目の仇にして最後の1本までつまみ取り、裸になったオレンジの果肉を口の中にひょいとほうり込むタイプ? このタイプの人は、ジュースを買うときにも、果肉入りではなく、濾過したオレンジジュースを選ぶだろう。やれやれ、気の毒なことだ。なにしろアルベドと果肉は、両方とも、栄養学的に見ればたいへん有望な植物繊維「ペクチン」の宝庫なのだから。
ペクチンときけば、ジャムやゼリーを思いうかべる人は多いだろうが、動脈の掃除をする、血糖値を抑える、がんを予防するなどの効果を思いうかべる人は少ないだろう。だが、ペクチンにはこうした作用があるかもしれないのだ。ペクチンは炭水化物の「にかわ」の一種で、植物細胞をくっつけるはたらきをする。ペクチンは、リンゴの芯やかんきつ類のアルベドをゆでて抽出することができる。そしてジャムをかためる粉末に加工される。適量の酸と糖があれば、長いペクチンの分子はたがいに巻きつき、水の分子を閉じ込める三次元構造をつくる。ブドウや大半のベリー類などの果物には、ジャムをつくれるほど豊富にペクチンが含まれているが、アプリコットやイチゴで適度なかたさのジャムをつくるためには、ペクチンを足す必要がある。
おそらく、この「かたくする能力」が、ペクチンに健康増進効果ありといわれる理由だろう。ペクチンは繊維質であり、ヒトの消化管はこれを分解することができないので、ペクチンは小腸にとどまり、ジャムのようなゲル状になる。このゲルが、脂肪の消化を促進するために肝臓が分泌した胆汁酸をとらえ、最後には胆汁酸を除去する。そのため、肝臓は失われた胆汁酸を補おうと、せっせと胆汁酸をつくりはじめる。この胆汁酸を合成するために使われる原材料はコレステロールであり、その結果、最終的には血中コレステロール値が低くなるという寸法だ。
       ・
しかし、どの程度の量のペクチンを摂取すれば、目に見えるほどコレステロールを減らすことができるのだろう? それに、どんな形で摂取すればよいのだろう? 研究によれば、粉末状のペクチンであれば、15グラムを摂取するのが望ましいが、食品の成分として摂取するのであれば、もっと少なくてもよいそうだ。リンゴから抽出されたペクチンを粉末で摂取する場合、血中コレステロール値は、リンゴそのものを食べたときほど下がらない。日に2個から3個のリンゴを食事に加えれば、リンゴ1個につきペクチンが2〜3グラム含まれているから、血中の「悪玉」コレステロールは11パーセントほど減るが、ペクチンを粉末で摂取する場合、効果は減少する。
これに対するもっともらしい説明として「リンゴはビタミンCも含んでいるから」という理由があげられる。ビタミンは、コレステロールを胆汁酸に変える際に必要とされる。だからビタミンはペクチンが血中コレステロール値を減らすのを手伝う。これは、食べ物は丸ごとのほうが、その一部を摂取するよりも健康によいという好例だ。つまりサプリメントは栄養摂取の方法としては最善とはいえないかもしれない。
ペクチンを含む食品はたくさんある。グレープフルーツがその代表格で、とくにアルベドと薄皮の袋を全部食べるのが望ましい。1日にグレープフルーツを2個食べれば、コレステロール値を低くするめざましい効果が得られる――オレンジ、ニンジン、大豆でもいいだろう。ペクチンは血糖値を抑えるから、ペクチンを含む食品は糖尿病にもよい。ペクチンにはかたまる性質があるので、腸の中身の粘性が強くなる。すると腸内の糖は、ゆっくりとした速度で吸収される。ペクチンはまた、胃袋がからっぽになる速度も弱めるため、腸が糖を吸収するのがよりいっそう遅くなる。
これでもアルベドを求めて走り出す気になれないあなたには、あらゆる病気のなかでもっともおそれられている病とペクチン摂取との関係について、ゆっくりと話をさせてもらおう。ペクチンは消化しにくいため、ついに大腸に到達する。ここで、ペクチンは暗い内臓に生息する無数の細菌のえさとなる。ヒトがペクチンを消化することができなくても、細菌は確実にペクチンを消化する。この細菌の発酵作用の産物である酪酸やプロピオン酸などが組織培養として研究された結果、大腸腫瘍の予防効果があることが証明されている。
もっと刺激的な研究が、ペクチンの一種を使って行われ、がん細胞が正常な細胞を攻撃するのを予防するかもしれないこと。そのため病気の広がりをくいとめるかもしれないことを示唆した。さらなる研究が必要とされてはいるものの、ペクチンを利用した抗がん剤は、今まさに実用化の段階を迎えようとしている。
さあ、つべこべいわず、ペクチンを含む食べ物をせっせと摂取しよう。果肉入りのジュースを買い、毎日リンゴやグレープフルーツを2個食べよう。そしてオレンジやバナナにくっついた白い筋をむきになってはがすのはやめよう。この奇妙な白い筋こそ、健康にいい化学物質であるかもしれないのだから。

                                        • -

どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『シュワルツ博士の「化学はこんなに面白い」―知っているようで知らない日常の化学のはなし』という本を見ていたら、「オレンジの白い筋を取らないで――ペクチンを摂ろう」というのがあった。
アルベドとは、かんきつ類の果皮の内側の、あの白い筋だらけの部分である」
みかんの皮と実の間にぎっしり付いている白い筋を「アルベド」というのか。
ペクチンを含む食品はたくさんある。グレープフルーツがその代表格で、とくにアルベドと薄皮の袋を全部食べるのが望ましい。1日にグレープフルーツを2個食べれば、コレステロール値を低くするめざましい効果が得られる――オレンジ、ニンジン、大豆でもいいだろう。ペクチンは血糖値を抑えるから、ペクチンを含む食品は糖尿病にもよい」
ふう〜ん。ペクチンは血糖値を抑えてくれるのか。
「オレンジやバナナにくっついた白い筋をむきになってはがすのはやめよう。この奇妙な白い筋こそ、健康にいい化学物質であるかもしれないのだから」
さあ、つべこべいわず、あの白い筋を食べようではないか。
あまり、おいしいという気はしないが。