じじぃの「腸年齢・お年寄りのうんこは若い人とは違うの?世界一素朴な質問」

「腸年齢」チェック

9つ超えたら要注意!自分でできる「腸年齢」チェック

2020.03.10 辨野義己
うんち一筋45年の「うんち博士」、辨野(べんの)先生(本名です!)による幻冬舎新書『大便革命』から、「腸年齢」についてをお届けします。
年齢を重ねることで、当然ながら腸も老化します。
老化すると腸の動きが鈍くなるのは、腹圧や腹筋が弱くなるからです。それが腸管運動にも大きな影響を与え、悪玉菌の増加とビフィズス菌の減少をもたらし、結果として「臭い」のもととなる腐敗物質の腸内の産生が増えてしまうのです。年をとると、若いときに比べてウンチの臭いがきつくなったり、出る量が少なくなったりするのはそのせいです。
https://www.gentosha.jp/article/15028/

『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』

ジェンマ・エルウィン・ハリス/編者、西田美緒子/訳 2019年発行

どうしてトイレに行くの? 【回答者】アダム・ハート=ディヴィス(作家) より

さて、きみはからだの筋肉を作ったり修理したりするために、毎日たんぱく質を食べる必要がある。たんぱく質は、卵、牛乳、魚、肉、チーズ、豆などにはいっている栄養分だ。からだはこういう食べものにあるたんぱく質を分解して、からだのたんぱく質を増やしていく。ちょうどレゴを使って、もっと大きいものを組み立てるみたいにね。たんぱく質には窒素という元素がはいっていて、きみの筋肉はその窒素を必要としている。
問題なのは、じゅうぶんな量の窒素をとるには余分に食べなければならず、余った窒素はからだにとってちょっとした毒になること、そしてしれを外に捨てなければならないことだ。からだは窒素を捨てるために、肝臓に送って、尿素という化学物質に変える。きみが水をたくさん飲めば、尿素は血液の流れに乗って腎臓に送られる。腎臓はリサイクルできる化学物質をすべてこしとると、尿素を水にとかしたまま送り出す。それがおしっこになるのさ。
鳥はあまりたくさん水を飲めない。飲みすぎると、からだが重くなって、飛べなくなっちゃうからね。そこで鳥は尿素ではなくて尿酸を作って、窒素をからだの外に捨てているんだ。尿酸は白い固体だ。だから鳥はおしっこをしないで、白いものがまじったフンをする。
うんちをしなくちゃいけない理由は、ふたつある。ひとつ目は、消化できなかった植物繊維をからだの外に出すためだ。植物繊維というのは、植物のなかなかかみきれない部分でできている。植物繊維をたくさん食べなさいとよくよく言われるし、食品の箱なんかには、どれだけ植物繊維がはいっているかが書いてあるだろう? 食べもののほとんどは、小腸という、太さは親指くらいだけど長さは5メートルか6メートルくらいもあるグニャグニャした管で消化されるんだよ。小腸は、食べものを搾(しぼ)るように押しつぶしながら先にすすめていくから、かたい植物繊維があると、押しつけやすくなって、栄養分を搾りだすのが楽になるんだ。植物繊維は消化されないけれど、食べもののほかの部分の消化を助けている。
うんちが必要なもうひとつの理由は、古くなった赤血球のいらなくなった部分を捨てることだ。赤血球は肺から酸素をうけとって、からだじゅに運ぶ役目をもっている。きみの脳や筋肉が働けるのは、そのおかげだ。酸素を運んでいるのはヘモグロビンという化学物質で、ヘモグロビンが古くなって使用期限が切れると、血液はそれを肝臓に送る。肝臓はリサイクルできる物質だけを取り、残りはうんちと一緒にからだの外に捨ててしまう。古くなったヘモグロビンは、バラバラにされて、ビリルビンという黄色い化学物質になるから、うんちは黄色い。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ネットで、「子どものうんち 老人のうんち」をキーに検索してみた。
●便失禁
 子どもの便失禁は許されるが、老人の便失禁は介護者が参ってしまう。
●便の色
 便の色が黄褐色というのは正常な便の色。これは胆汁色素ビリルビンによると考えられている。不健康な老人の便は茶色、泥色をしている。
便というのは、食べもののカスだけではないのだそうです。
胃や腸の表面を覆っている消化管上皮細胞は24時間で死ぬ。便は食べもののカス+死んだ腸のカスからなっているそうです。