じじぃの「東日本大震災から1年・私たちは変わったか?週刊N新書」

2011.3.17福島第一原発3号機 自衛隊へソ放水開始 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=0EQn5nIG_rw&feature=related
Japan 2011 Earthquake 1 - Overview - BBC World News America 11.03.2011 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=V96r_0_cjQM&feature=related
CNN - Tsunami waves crash ashore Japan (part 1) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=68uSKN4y3J4&feature=related
福島第一 Fukushima Nuclear Blast? 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=1Q3ljfLvHww
2012年3月10日放送:週刊ニュース新書 大江アナのホッと一息 テレビ東京 動画あり
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/shinsho/oemariko/post_16991/
『復興の精神』 養老孟司・その他/著 新潮新書 2011年発行
東日本大震災以降、私たちはどのように考え、どのように行動し、どのように生きていくべきなのか。すべての日本人が向き合わねばならないこの問いに、九人の著者が正面から答えた。「精神の復興需要が起きる」「変化を怖れるな」「私欲を捨てよ」「無用な不安はお捨てなさい」「どん底は続かない」……その言葉は時に優しく、時に厳しい。3・11以降を生きていくための杖となる一冊。
http://www.shinchosha.co.jp/book/610422/
田勢康弘週刊ニュース新書 2012年3月10日放送 テレビ東京
【番組ホスト】ジャーナリスト 田勢康弘 【テレビ東京大江麻理子中川聡 【ゲスト】東京大学名誉教授 養老猛司
東日本大震災から1年、宮城・南三陸町には多くのがれきが残る。町の人の声を紹介。家族を失い未来が見えずに生きる人もいるという。石巻市では「関東・関西の人たちは震災を忘れているのでは」との声。横浜市からは食料の備蓄を行う夫婦を紹介した。
養老孟司氏も共著する『復興の精神』(新潮新書)を紹介した。
養老氏は震災による日本の変化について「変わってほしいとの願いの表れであり、実際には変わるはずはない」と話す。また主婦への調査で「言動が正反対」との意見が多かったことをあげ、戦前から建前と本音の解離はあったと指摘。田勢氏はニューヨーク・タイムズによる遺体の写真公開をあげ、日本ではメディアが情報を選んで報道した面もあると話す。
養老氏は著書で挙げた「精神的な復興需要」について、「被災したという事実は変わらず、当人の気の持ち方が問題」と話し、「日常に戻ることが大事」という。非日常的な生活への対処については、「震災までの文明的な生活も異常だったと認識するべき」と話す。
http://www.tv-tokyo.co.jp/shinsho/
どうでもいい、じじぃの日記。
3/10、新聞のテレビ欄 『田勢康弘週刊ニュース新書』に「養老孟司 震災後の絆は本物か?」が載っている。養老さんがどんなことを言っているか、気になって観てみた。
大体、こんなことを言っていた。(手抜きしている)
鎌倉の自宅書斎でのVTR。養老さん、「3.11のおかげで良くなったと言える生き方をするしかない」
大江さん、「あの東日本大震災から明日でちょうど1年になります。この1年を振り返って、田勢さんはどんな印象ですか?」
ヘリコプターがバケツをぶら下げて、水を落としている写真が出てきた。
田勢さん、「たくさん、いろんな悲惨な場面があったが、どうしても忘れられない場面というのはこれです。福島原発で冷やすための水をヘリコプターからバケツをぶら下げているんです。だけど風が強くて水がかからなかった。これが長い間科学技術立国を自負してきた日本の姿かと思って、本当に情けない思いがした。これがスタートで、いろんなことが分かってきた」
大江さん、「この震災を機に日本、日本人は変わったのでしょうか?」
東日本大震災から1年。被災地には今も多くのがれきが残っています。ここに暮らす人はこの1年をどうみたのでしょうか。
被災地の魚加工場が映像に出てきた。
加工場で働いている男性、「震災を経験して、いろいるな人と巡り合い、人間的に少し大きくなったと思います」
母親と妻を亡くし、一人住まいになった年配の男性、
「日本人は自分のことしか見ていない。本当のことを言ってほしい。この震災を機に」
ボランティアの女性、「関西や関東の人たちは(3.11を)もう忘れている。がれきも拒否されているし」
3.11以降、どう生きるべきかをまとめた『復興の精神』の著者である養老孟司氏は”精神的な復興需要が生まれる”としています。
大江さん、「養老さんはこの1年、どう感じましたか?」
養老さん、「僕ら子供の頃、戦災を経験しています。あの時は東京、名古屋、広島など、日本全部ががれきの山だったから。ですから、それほどびっくりしなかった」
田勢さん、「この1年間で一番言われた言葉に『絆』があります。私も最初はいい言葉だなと思っていたんですが、日本中、絆の大合唱の裏で何か大事なものが消されているんじゃないか。責任論がいつの間にか消してしまって、戦争中のほしがりません、勝つまではというのに非常に近いような気がしています」
大震災を機にニッポンは変わると思うか?
変わる     55.7%
変わらない  44.3%
大震災を機に実際に変化があったか?
変化した    23.4%
変化はない  76.6%
中川さん、「この調査は、思う、と実際の結果を比較したものです。かなりギャップがあります」
大江さん、「どこに住んでいるのか、立場によって意識に違いがあるのでしょうか?」
養老さん、「それは全然違うでしょうね、日本の場合。あるデータで日本の主婦の50%、言っていることと、やっていることが180度違う。それは主婦に限らないと思う。口で言うことと、実際にやっていることをあまり気にしない。世間ではこうだから、私も言うけれど、実際には全然違うことをしている。戦争中もそうだった。あの戦争で負けると思っていた人が半分ぐらいいたと思う」
大江さん、「今回も、たて前と本音が大きいということでしょうか?」
養老さん、「それでも、『変化した』と言う人が2割いるということはいいことかな、と思って見ていました」
田勢さん、「報道しているのを見ていると、いい話ばかりだ。実際には津波で流されている子供、人間が流されている。そういう映像は一切撮らない。しかし、世界中には津波はこうだと映っているんです。ニューヨークタイムス紙などは遺体を含めた1000枚の写真をインターネットで見つけて書いている。被災地での犯罪も増えているが、そんな報道もない。屋根の上の猫が助かったとか。何か危機感が足りないのはメディアの責任もあるのかなと感じています」
養老さん、「それは平穏な日常を目指すということではないですか。ある意味では目を閉ざしている」
大江さん、「養老さんは本の中で『精神的な復興需要』が重要になってくると書いていますが」
養老さん、「言葉で言えばそんな表現になってしまうのですが、『気の持ちよう』とよくいいますよね。戦後ずっと生活が変わり続けてきましたが、本当の姿ではない。エネルギーをそれだけ使ってきたのです。GDPもエネルギー消費なんです。エネルギーをあまり使わない生き方もあるのではないでしょうか」
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じじぃの感想
戦争を経験したからこそ、言えることがある。
大震災を経験したからこそ、分かることがある。