じじぃの「ごきぶりホイホイ・粘着テープ・マステ!国産はじめて物語」

'77-00 和服姿CM集vol.3 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=VgDGJgcOKIA
tapehook / 01 PHOTO / TORAFU ARCHITECTS 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=SrdS3Gm3PIk
恐怖・戦慄のハエ取り紙! ハエがペアで罠にかかる決定的瞬間! 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=h6syl7g_7HI
サキどり 「シリーズ・ヒットの秘密(1) 決め手は"お客さんの提案"」 2011年10月16日 NHK
【大人気!女性が夢中になる"マステ"】
カラフルな色や柄がプリントされている、いま大ヒット中のテープ。女性たちの間で「マステ」と呼ばれています。この商品は、小物入れやブローチなどに貼り、思い思いの飾り付けを楽しむことができます。人気の秘密は、その使いやすさ。和紙でできているため、指で簡単にちぎることができ、さらに薄くて透けるため、重ねて貼ると、いっそうオシャレになります。間違って貼っても大丈夫。マステは粘着力が弱めため、簡単に張り直すことができるんです。
http://www.nhk.or.jp/sakidori/backnumber/111016.html
ごきぶりホイホイ フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
ごきぶりホイホイは、アース製薬が製造販売しているゴキブリの駆除用品。他社製を含めた粘着式ゴキブリ駆除用品の総称として用いられることもある(商標の普通名称化)ほか、本商品から転じて特定の何かを引き寄せるものを「○○ホイホイ」と言うこともある。
【開発の歴史】
1970年、会社更生法を適用されたアース製薬大塚製薬が買収した。大塚製薬の大塚正士社長(当時)の実弟・大塚正富が大塚グループ入りしたアース製薬の社長となって経営再建に当たることになった。当時のゴキブリ駆除器は、プラスチック製の容器に餌を入れ、ゴキブリを生きたまま捕獲するもので、消費者は、「捕獲したゴキブリを殺す」という不快な手間を強いられていた。大塚製薬傘下に入ったアースで、社内で除虫菊の研究をしていた西村昭が、ゴキブリの生態の研究をスタートさせる。1971年4月、西村はゴキブリの「誘引剤」(コードナンバーAF6)の開発に成功する。
1971年9月、西村は、アメリカの家庭用品雑誌の『ワンダーラットボード』という粘着式のネズミ捕りの広告を見つけ、粘着剤で捕獲することで「ゴキブリを見ないで捨てる」ことが可能になると思いつく。
1973年、アース製薬は満を持して、世界初の粘着式のゴキブリ駆除製品の「ごきぶりホイホイ」を市場に投入する。テレビCMには、アース製の蚊取り線香「アース渦巻」も担当した由美かおるを起用した。これまでのゴキブリ駆除器と比べて圧倒的な捕獲力で、大ヒット商品となる。

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『国産はじめて物語〈Part2〉―戦後の日本を魅了したヒット商品の誕生秘話1950〜70年代編』 レトロ商品研究所/編集 2004年発行
ごきぶりホイホイ ホイホイ捕って捨てる 粘着式捕獲器でトップシェア (一部抜粋しています)
昭和48(1973)年発売以降、ゴキブリ捕獲器市場でトップに君臨し続けるアース製薬の「ごきぶりホイホイ」。ゴキブリ捕獲器の本格的の本格的な研究開始は昭和45(1970)年、大塚グループに入ってからのこと。
昭和40年代半ば頃までのゴキブリ駆除対象は、殺虫剤が中心、シューと吹きかけても、生命力の強いゴキブリは家具などの隙間に入ってしまい、どうにもならなくなった。その後プラスチック製のゴキブリ捕獲器が主流に。数社から発売されていて、形状は違うが、透明なプラスチックのトラップの侵入口に逆止弁があり、いったん中に入ったゴキブリは外には出られないという仕組み。逆止弁の先端がギザギザだと、小さいゴキブリはすり抜けてしまう。捕獲後は水に浸けるか、直射日光にさらして、殺さなければばらない。さらに、プラスチックケースから死骸を取り出して捨てた後、洗浄作業が必要となり、衛生的とは言えなかった。多くの人がこの一連の作業に嫌悪感を持っていたのは言うまでもない。
そんなゴキブリ捕獲器における数々の問題を睨んで、アース製薬は、いち早く使い捨ての粘着シートタイプという方向性で研究を始める。開発の条件は①従来品より捕れること。②使い捨てで、不快感を催させないこと。③無害であること。④とりもち式で検討すること。⑤使って楽しい商品であること。などであった。
この時の開発が、ゴキブリ市場に一大旋風を巻き起こして発売30年を過ぎてもなお年間20億円以上の売上げを続けるロングヒット商品になろうとは、誰も予想していなかった。
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昭和48(1973)年1月、大々的に商品発表を行ない、CMも大量に流した。CMには、永遠のアイドルとして絶大な人気を誇る由美かおるを起用し、男性顧客のハートを掴んだ。ゴキブリ捕獲器では初の使い捨て&粘着式とあって、使い勝手のよさから主婦の関心を寄せた。されに親しみやすいネーミングとおもちゃ感覚のユニークな組み立て式で子供も魅きつけた。連日、電話が鳴りやまない。この藩今日の大きさに、さらなる手ごたえを感じていた。
同年3月20日、待望の発売日を迎える。順調な売れ行きに、人知れず、西村(当時、開発部長)も胸をなで下ろした。ほっとするのも束の間、直ちに品切れ店が続出。時には、問屋が現金を抱えて、商品を卸してほしいとつめかけることもあった。製造部門だけでなく、社員総出で、連日、生産に携わる。消費者から「ヘビが捕獲できた」「はたねずみも捕れた」といった仰天報告も多く寄せられた。想像以上の成果に現場も驚く。この空前の大ヒットで、アース製薬は大きく飛躍した。
その後、アメリカ、フランス、台湾など、世界からのオファーも相次ぎ、グローバル展開をすることとなる。
昭和52(1977)年には、粘着シートタイプの販売開始となる。チューブタイプよりもさらに手軽とあって、爆発的ヒットに。その後、改良品も出され、現在は、ゴキブリの足の裏の油分や水分を拭き取る、足ふきマット付きデコボコシートタイプが好評。平成15(2003)年は「ごきぶりホイホイ」発売30周年を記念して、当初のチューブタイプで復刻版を発売。近年のエアコン普及に伴う室内の密閉率が高まり、飲食店や病院など、さまざまな環境において、ゴキブリ駆除関連商品は通年商品となり、トップを走り続けている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『国産はじめて物語〈Part2〉―戦後の日本を魅了したヒット商品の誕生秘話1950〜70年代編』という本を見ていたら、「ごきぶりホイホイ ホイホイ捕って捨てる 粘着式捕獲器でトップシェア」というのがあった。
そういえば昔、由美かおるが「あら、またゴキブリだわ!」とか言って「ごきぶりホイホイ」を持ち、テレビのCMに出ていたのを思い出した。
昭和48年か。1973年、約40年前だ。パリでベトナム和平協定調印があった年だ。首相は田中角栄だった。
ネットで検索してみた。懐かしい歌がたくさんあった。
アグネス・チャンが「草原の輝き」を、浅田美代子が「赤い風船」を、かぐや姫が「神田川」を歌っていた。上村一夫の劇画『同棲時代』が人気があった。小松左京の映画『日本沈没』が封切られた年だった。この頃は今から思えば、日本が一番、未来に向かって輝いていた時代なのかもしれないなあ。
「その後、アメリカ、フランス、台湾など、世界からのオファーも相次ぎ、グローバル展開をすることとなる」
結構、海外でも使われているんだ。
ごきぶりホイホイ」の原理は単純だ。粘着剤でゴキブリを捕まえるというやつで、天井からぶら下げたハエ取り紙と変わらない。
先日、「マステ」と呼ばれるテープがテレビに出ていた。大ヒット中なんだそうだ。これはマスキング・テープという粘着テープだ。
ちょっとしたアイデアが「ごきぶりホイホイ」であり、「マステ」なんだ。
じじぃも少し、考えてみるか。
そういえば、うちにゴキブリが出なくなったな。食い物が無いのでよそさまに飛んで行ったのか。