じじぃの「コンピューターVS人間・究極の将棋頭脳戦・ボンクラーズが米長元名人に勝利!クローズ」

第2回将棋 電王戦 HUMAN VS COMPUTER 動画 niconico
http://ex.nicovideo.jp/denousen2013/result.html
将棋の米長永世棋聖が最強コンピューターに敗れる(12/01/15) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=7pfzMwGkZXQ&feature=fvwp&NR=1
ボンクラーズは罠を察知して 画像
http://sfenreader.appspot.com/sfen?sfen=l6nl%2F1r5b1%2Fpknsgp1pp%2F2gsp1p2%2FPpp5P%2F3BP4%2F1P1S1PPP1%2F2R1G1SK1%2FLN3G1NL%20b%202Pp%2081&lm=66&sname=%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%BA&gname=%E7%B1%B3%E9%95%B7%E9%82%A6%E9%9B%84&title=%E5%9B%B3%E3%81%AF%E2%96%B2%EF%BC%96%E5%85%AD%E5%90%8C%E8%A7%92%E3%81%BE%E3%81%A7&turn=off&piece=kanji
サキどり 「人工知能との共生が 明るい未来を切り開く」 (追加) 2014年6月22日 NHK
【司会】片山千恵子ジョン・カビラ 【ゲスト】渡辺徹(俳優)、茂木健一郎脳科学者)
今年春行われた、プロ棋士と将棋ソフトのガチンコ対決。
400年の歴史を持つ究極の頭脳集団に挑んだのは、日本の技術の粋を集めた将棋ソフト。特設会場やインターネットの生中継でのべ200万人以上が見守りました。果たして、その勝敗はいかに!なんと、プロ棋士有利の下馬評を覆し、結果は将棋ソフトの4勝1敗。将棋界に衝撃が走りました。なぜ、これほどまでに将棋ソフトは強くなったのか!
●どっこい人間の底ヂカラ プロ棋士の秘策★創造力
将棋ソフト対プロ棋士の第3局。戦ったのは、将来の名人候補との呼び声も高い、若手の豊島将之七段です。豊島七段は、この対局に、ある秘策を用意していました。序盤から駒がぶつかり合う激しい展開となる「横歩取り」。将棋の歴史のなかで圧倒的に前例の少ない戦法です。豊島七段は、対戦が決まってから1000局近く練習を重ね、ソフトの弱点を発見していました。それは「前例のない局面に誘導し、攻め合いを挑む」というもの。シンプルな攻め合いになれば、人間の方が深く読めるとみたのです。
http://www.nhk.or.jp/sakidori/
サイエンスZERO 「世界最強!? 人間を超えた人工知能 2013年7月14日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央竹内薫中村慶子 【ゲスト】松原仁公立はこだて未来大学教授)
今年4月、史上初めてコンピューターが将棋の世界で現役プロを打ち負かし、関係者や将棋ファンを騒然とさせた。勝者は東京大学のチームが開発した人工知能プログラム「GPS将棋」。優勢と見られていたプロ棋士が、コンピューターの繰り出した「人間には想像も付かない一手」をきっかけに、攻める隙もなく完敗するという衝撃の展開となった。
チェスなどと比べてもルールが極めて複雑で、コンピューターが人間の直感や経験に打ち勝つのは容易ではないと思われていた将棋。それがなぜ人工知能は勝利できたのか? 将棋は、全宇宙の原子の数をはるかに上回るほど無数の選択肢の中から最善の手を選んでいるという。プログラムされた「電脳」の内部を探ると、そこには意外にも人間の脳の秘密を解き明かすカギが隠されていた!
コンピュータ将棋プログラムの目的は、ある局面に対して最善手を返すことである。
将棋の盤上で考えられるさまざまな局面をリストアップし、それぞれに得点をつける「評価関数」を用いてより良い指し手を選択し決定する。
たとえば、相手より手持ちの駒が多ければ得点ゲット! 攻めるための駒が広い範囲で動くことができれば得点ゲット! こうして考えられる全ての局面に得点をつけ、もっとも得点が高い手を最善の手と判断するのです。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp432.html
クローズアップ現代 「人間 VS コンピューター 人工知能はどこまで進化したか」 2012年2月8日 NHK 動画あり
【キャスター】内多勝康 【ゲスト】電気通信大学助教 伊藤毅
先月中旬、将棋界に激震が走った。コンピューター将棋ソフト「ボンクラーズ」が、元名人・米長邦雄永世棋聖を破ったのだ。あらかじめ「定跡」が打ち込まれた過去のソフトとは違い、ボンクラーズは5万局の棋譜を教科書として「人間が指しそうな手」を自ら学習する「機械学習」によって、プロ棋士並みの強さを手に入れた。対局は、序盤から、コンピューターの弱点を突いた秘策を繰り出す米長永世棋聖に対し、ボンクラーズは圧倒的に押されながらも、中盤に逆転、勝利を収めた。対局中のログを分析したところ、不利な場面でも完璧に相手の手を読みきって、最善の対応をしていたことや、こう着した中盤で相手が最善手を外したと見るや、瞬時に突破口を見い出していたことが分かった。米長氏に「かつての大名人・大山康晴と戦うようだった」と言わしめたボンクラーズ。両者の対局から、「人間の知性」を手に入れ始めたコンピューターが私たちの暮らしを変える可能性に迫る。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3155
電王戦 ボンクラーズが米長永世棋聖に完勝! Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/chototsu_moushinp/66057862.html
コンピュータ将棋選手権ネット中継 2011年5月5日
優勝した「ボンクラーズ」の伊藤英紀さん。
「自分でも優勝できると思っていなかった。これまで誰もやっていなかった分野をやり、手本のない世界を自分なりに苦しみながらやったことが今日の結果につながったのかなと思っています」
http://computer-shogi-live.cocolog-nifty.com/
ボンクラーズとは はてなキーワードより
コンピュータ将棋ソフト。
2011年5月に開催した第21回世界コンピュータ将棋選手権で優勝。
開発者は伊藤英紀氏。
第1回将棋電王戦の対局ソフトとして米長邦雄永世棋聖と対戦した。
名前の由来については「ボナンザ・クラスタ」の略説、マンガ「あずまんが大王」のボンクラーズ説の2つがある。
電王戦にあたり当初は名前を変える予定だったが、対局者でもある米長邦雄会長にそのままで良いと止められた。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DC%A5%F3%A5%AF%A5%E9%A1%BC%A5%BA
どうでもいい、じじいの日記。
鉄腕アトムのアニメーションが映像に出てきた。
人間のような知性や感情を持ち、社会の役に立つロボット・鉄腕アトム。最近、掃除機やカーナビに搭載された人工知能の飛躍的進歩で、鉄腕アトムが夢物語でなくなってきています。こうした中、人工知能の研究者たちが注目する一戦が先月行われました。
究極の頭脳戦 将棋
究極のの進歩を遂げてきたコンピューターが元名人(米長邦雄永世棋聖)に挑戦。見事に勝利したのです。
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【後半部】 (さわりのみ)
コンピューター(代理人)と向き合って将棋を指している米長さんの映像が続いている。
コンピューター(ボンクラーズ)の弱点を突くため、複雑な局面に持ち込もうとする米長さん。中盤に入ってもその戦略を徹底させていきます。
「玉」の回りに「金」や「銀」を配置して玉を囲っている米長さんの将棋の局面が出てきた。
玉の回りに駒を従え、そのまま敵陣を突破する「入玉」。プロどうしの対局でもめったに見られない戦いにもち込んだのです。その狙いはコンピューターにはない人間独特の能力で相手を圧倒すること。
大局観
米長さん、「私は自分の頭の中で大局観だとか勝負勘とか、そういうもので形勢判断するんですが、狙いどおりだ」
一流の棋士ほど優れているといわれる大局観。複雑な対局の中で、あらゆる指し手を読むのではなく、最善と思われる手を直感的にすばやく選び出す能力。昭和の大名人、大山康晴は「一手だけ読めれば良い」と語ったといいます。
渡邉明竜王、「将棋ってやはり、結構われわれプロレベルになってくると、漠然としたゲームというか、本当に分からないことが多いので、直感って言うと何か偶発的要素を含む言葉じゃないですか。それよりはたいぶ裏付けがある感覚なんですけど」
人間の思考のメカニズムを研究している電気通信大学伊藤毅志さんです。伊藤さんは将棋界のトップの一人、羽生善治さんの協力を得て、大局観に関する実験を行ないました。すると、意外な結果が出ました。
初級者、中級者、上級者と羽生さんの読む局面数がグラフになっている画像が出てきた。
次の一手を選ぶとき、読む局面の数は初級者、中級者、上級者になるにつれ増えます。しかし、羽生さんは初級者を少し上回る程度の局面しか読んでいませんでした。
一流の棋士は無数に存在する局面をすべて調べようとするのではなく、わずか、数パターンの道筋を瞬時に見つけ出す能力があることが分かったのです。
伊藤助教授、「局面をその場だけで判断しているのではなく、1つの流れとして記憶していて感触の『良い手』『悪い手』という表現をされるが、良い手を取捨選択できる要因になっているのだと思います」
対局が始まって2時間。ここでボンクラーズは奇妙な動きを見せ始めました。
攻撃のかなめである「飛車」を右や左に動かすだけ。米長さんが玉の前に築いた3枚の壁(「歩」が3枚)を攻めあぐねていたのです。控室では米長さんがコンピューターの弱点をうまく突いたという声が上がっていました。しかし、この時、当の米長さんは別の見方をしていました。
米長さん、「あれは単に行ったり、来たりしているというよりも(ボンクラーズは)私が襲いかかるのを待って、カウンタパンチを狙っている指し方なんです。きわめて実践的な指し方で、私が挑発に乗ってくるのを待っていたようだ」
不利な局面でも、じっとチャンスを待つボンクラーズ。そこには人間の知性に近づこうとするコンピューターの技術革新がありました。
神奈川県・川崎にある富士通研究所の中にあるコンピューターが映像に出てきた。
それは人間の思考に近づける画期的なプログラム「機械学習」。ボンクラーズにはプロの対局を中心に、江戸時代から現代まで「5万局」に及ぶ対局データが入力されています。ボンクラーズはこれらのデータを単に記憶するのではありません。プロ棋士がどんな手を指した時に有利になったかを、膨大なデータから分析し、優れた指し方の原則を見つけ出します。その原則を高い計算能力を武器に、自ら次々と増やし、未知の局面でも応用できる能力を身に付けました。いわば、コンピューターが自分で学習するのです。
ボンクラーズ開発者の伊藤英紀さん、
「プロの指し手と同じ手を100パーセントではないけれど、かなりの確率で指すようになってきました。これだったらプロの方と戦っても、結構やれるのではないか、という感触は持っています」
ボンクラーズにはもう1つ、棋士に近づくための工夫がこらされています。もっとも良さそうな局面を見つけると、それよりも点数が低い局面を調べるのを止めます。そして、良さそうな局面を読み進むことに集中します。その結果、プロ棋士が行う取捨選択に近い作業を可能にしました。
機械学習」と「取捨選択」。この2つの技術によって、ボンクラーズは名棋士たちに対抗できる実力を身に付けていったのです。
飛車を左右に振るという、米長さんが警戒心を抱いたのはボンクラーズの動き。それはコンピューターが新たに身に付けた能力の賜物でした。42手目、ボンクラーズは米長さんの指し手を「6四銀」を予測します。予測は的中。その後もボンクラーズは米長さんの指し手をほぼ正確に読み、自分から動かない方が得策と判断していました。
対局開始から3時間。米長さんがついに動きます。「8三玉」。入玉を推し進めるため玉を1段上げたのです。 さらに72手目、遠くの金を玉に引き寄せました。ところがこれが勝負の流れを変えました。その瞬間、ボンクラーズは鉄壁の守りを突破する糸口を見つけたのです。
狙いを定めたのは3枚の壁(歩)のこの地点(真ん中)。それまでは米長さんが金と銀の2枚で守っていたのに対し、ボンクラーズの攻め駒は飛車と銀、2枚しかありませんでした。しかし、米長さんが金を動かした直後、ボンクラーズは「角」を移動。飛車、角、銀の3枚の駒を集中させることに成功し、力関係を逆転させたのです。金を動かしたことで、角の動きが閉ざされ、守りに使えなくなった瞬間を突いたとプロ棋士は指摘します。
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113手目、7時間に及ぶ対局。ついにコンピューターが元名人を打ち負かしたのです。
米長さん、「(ボンクラーズは)私が間違うのをジッと手待ちしていたわけだ。そういう点では(昭和の大名人と言われた)大山康晴と指したという感じだった」
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じじぃの感想
「7時間に及ぶ対局。ついにコンピューターが元名人を打ち負かしたのです」
コンピューターは疲れを知らないからなあ。
「さらに72手目、遠くの金を玉に引き寄せました」
角の道を閉ざしてしまったのが、まずかったなあ。(いっちょまえに (^^;;)