じじぃの「笑顔の絶えない人!私の嫌いな10の人びと」

Smile Without You- The Nurses 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=VKdfru2NKtg
【応援歌】東日本大震災 心に響く言葉たち Music by 福笑い 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=V36clBSzy4U
中島義道先生の生き様いつも前向きに生きている人が嫌いな理由 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=DcWef0vXEOs
女性の人に質問です。常に笑顔が絶えない男の笑顔に魅力を感じますか? 2010/9/9 Yahoo!知恵袋
回答
いつも笑顔の人は素敵だなって思います、優しそうなイメージ。
初対面でも笑顔だったら好印象です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1246381592
『私の嫌いな10の人びと』 中島義道/著 新潮社 2006年発行
笑顔の絶えない人 (一部抜粋しています)
私は笑顔の絶えない顔が嫌いです。そんな顔を眼の前にすると、とたんに居心地が悪くなる。人生、笑ってばかりもいられないでしょうに、と思います。銀行やデパートや日本旅館などで、ちょくちょくお目にかかりますが、それがたとえ職業上の笑いであっても、あれほど微笑みつづけているのは居心地が悪くて気持ちが悪い。
でも、多くに同胞は好きなようですね。ここで注意すると、笑顔の絶えない人を現代日本において肯定的に語る場合には決まった図式があって、やたらけらけら笑っている人(笑い上戸)のことではない。むしろ、悲しい体験や辛い体験が山のようにあったらしいのだが、それらをおくびにも出さずに、いつも柔らかい笑みをたたえている人(断然男より女のほうがぴったりする)なのです。
これとは別に、たしかに、いつも笑っているような顔の人っていますね! 顔面の筋肉が笑うようにできているのです。例えば、梅原猛氏は、相当の努力をしなければ「笑わない顔」を実現することができないようですね。油断すると、すぐに笑い顔になる。どんなに緊張していても、いったん話し出すと、あっという間に「笑い」へと顔は崩れていきます。はじめそれがとても不愉快でしたが、ああ、あれはああいう顔面筋肉の構造なのだと思いはじめました。
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少し古い感覚なのかもしれませんが、多くの男が恋人や妻に「笑顔の絶えない人」を望むようです。なぜなら、明るい顔をみていると心がなごむから。人生とは、――とくに大人になると――苦しいことや悲しいことの連続なのですが、そんなときふと傍に、何も言わずにやさしく微笑んでいる顔を見ることができれば慰めになる。こうして、「笑顔の絶えない人」は、男から見てこうあってほしい女の属性であることが多い。だから「笑顔の絶えない男」とこう書いてみると、違和感がある。けらけら笑ってばかりいる頬の筋肉がたるんだ軽薄な男が浮かんでしまい、なかなかプラスの価値を以て迫ってきません。たぶん、女性が恋人や夫に求める理想像として、「笑顔の絶えない人」は圧倒的に少ないような気がします。
ここは正確に表現しなくてはなりませんが、女性が求める理想の男の笑顔とは――これも古いと一蹴されるかもしれませんが――、たえずにこにこ笑っているというのではなく、精悍な男らしい顔が、あるときふっと武装を解いたように無防備に笑う、街を歩いていりときふと隣の男の顔を覗きこむと、はっと思うほど寂しそうな表情をしている、でも、その同じ顔が「何?」と尋ねるように自分に向かうと、信じられないほどやさしい眼の奥が笑っている、こんな男の顔が好きなのではないかと思います。つまり、いつも笑っているのではなく、あるときふと少年にもどったかのようなあどけない表情を見せる。そんなとき、女はからだがしびれるように「この人が好きだ!」と確信するのではないでしょうか(江國香織唯川恵小池真理子藤堂志津子の小説の読みすぎかな)。とにかくキャリアウーマンが足を引きずるようにして家に帰ってきたら、玄関に「笑顔の絶えない男」の顔を認めて心が慰められるような気はどうしてもしない。むしろ、その顔をめがけてハンドバッグを投げつけたくなるのではないでしょうか。
この男女の大いなる感受性の違いをもう少し探ってみますと、ここには、「甘え」や「媚」という言葉が支配する広大な領域が広がっています。男は、一般に女に甘えられる外形を維持したまま、女に甘えたい。女は、逆に男に甘える外形を維持したまま、男に甘えられたい。こう言えるのではないかと思います。この二重になったルールを守ることで、伝来の強い男と弱い女、つまり甘えられる男と甘える女という対概念を破壊せず、しかもその内部構造を逆転させることによって、互いに実利を引き出すことができる。われわれがナマの事実ではなく、概念ないし観念に支配されていることは、怖ろしいほどです。このことには普通あまり気づきませんが、感受性のレベルに降り立ってみると、「感じがいい」とか「感じが悪い」という直観だけによって、かなり正確に決まってくる。
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ちょっと前にテレビドラマにありましたが、仕事の鬼のような女がかわいい年下の男の子を「飼っている」という設定もありうる。でも、やはりその青年が「かわいい」だけでは彼女はもの足りない。ただかわいいだけの女を求める男はかなりいるのに、ただかわいいだけの男を求める女はそんなにいない。女にとって男は一般に単にかわいいだけではだめであり、男のかわいさには、強さが、逞しさが、人間としての大きさが伴っていなければならない。自分が人間としても動物の雄としても尊敬できる男、つまり自分より知力において体力において仕事において勝っている男が、一瞬ふっと「かわいさ」を見せるとき、女はぐっと来るのです。かわいさ全開の青年は、はじめのうちはともかく、やがてぶん殴りたくなる。
ここで、思い出してほしいのですが、以上はすべて表層のルール。その下にぴったりと深層のルールが張り付いています。強く逞しく尊敬できる男といえども、じつは自分に甘えているんだという実感がじわっと湧きあがるとき、女は幸せを覚える。とはいえ、いつも自分に甘えっぱなしの男ではうんざりし、あるとき母親を求めるかのように甘えてくると、女は情感をくすぐられるのです。男のほうでも、ただただかわいいだけの妻が、あるとき自分の話を親身になって聞いてくれた結果、意外にしっかりしたアドバイスを与えてくれると、おうおうにして惚れなおす。でも、これは自分が窮地に陥ったときだけ。まずまずの困窮状況においては、彼女はけっして自分より正しい解答に達してはならないのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
先日、図書館のなかで本巡りをしていたら、中島義道著『私の嫌いな10の人びと』という本があった。
「私の嫌いな10の人びと」か。
嫌いな人とはどんな人なんだろう。
・笑顔の絶えない人
・常に感謝の気持ちを忘れない人
・みんなの喜ぶ顔が見たい人
・いつも前向きに生きている人
・自分の仕事に「誇り」をもっている人
・「けじめ」を大切にする人
・喧嘩が起こるとすぐ止めようとする人
・物事をはっきり言わない人
・「おれ、バカだから」と言う人
・「わが人生に悔いはない」と思っている人
「笑顔の絶えない人」は嫌いな奴なのか?
「職業上の笑いであっても、あれほど微笑みつづけているのは居心地が悪くて気持ちが悪い」
確かに、新宿・歌舞伎町のいかがわしい店で、お姉ちゃんに「ニコニコ」されても、下心が見え見えだもんなあ。
おバカな奴は、こんな「微笑」に騙されて、お金を掘ったくられるんだろうな。 そういえば、昔あったな。 (^^;;
じじぃは病気ばかりしているもんだから、病院にしょっちゅう入院している。
しかし、一人で点滴なんかやっているときの看護婦さんの「微笑」は、心が和むなあ。
看護婦さんの「微笑」は病人へのいたわりから自然と身についたものなんだろうな。
東日本大震災でボランティアで活動している人がする被災者への「微笑」はおもいやりから出ているんだろうな。
確かに、騙しのテクニックに「微笑」がある。
一人暮らしのおばあちゃん、おじいちゃん、気をつけましょうね。