じじぃの「香港PHX時事弁論会_100603」

イラン制裁で中国に翻弄されるアメリ 2010/04/04 ニューズウィーク日本版
米政府は忘れているようだが、現実主義の立場から見れば中国が本当に「イエス」と言うはずはない。
ニューヨーク・タイムズ紙などが報じたところによると、核開発を進めるイランへの経済制裁強化を求めるアメリカに対し、中国が同調する用意があるという。ニューヨーク・タイムズの記事には「イラン制裁について中国が対米協力を約束」という見出しがついているが、中身はちょっと違う。
同紙によれば4月12日、中国の胡錦濤国家主席が新たなイラン制裁のための「交渉に参加する」ことに同意した。一方で記事は、追加制裁を遅らせたり骨抜きにするために交渉を利用する、という中国にお決まりのパターンも指摘。特に、ジョージ・W・ブッシュ前大統領がイランへの制裁強化をめぐり「中国の同意を取り付けよう」と努力したことが3回あったが、いずれも中国が交渉に参加したことで制裁決議が「骨抜き」にされたことに触れている。
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/04/post-1182.php
どうでもいい、じじぃの日記。
6月3日、NHK BS 「アジアクロスロード 香港PHX」をボケっと観た。
時事弁論会
テーマ:「中国はアメリカのためにイランを見捨てるべきか」
大体、こんなことを話していた。
・(司会者)「西遊記」の中で孫悟空は僕がいるから何も恐れることはないと言った。中国はイランに対して中国がついているから何も恐れることはないと言ってきた。中国はイランとの油田開発で新たに20億ドルの投資をすると発表したばかりだ。イランは中国にとって2番目に大きな石油輸入相手国である。中国はアメリカのためにイランを見捨てるべきなのでしょうか。
・「イランを見捨てるべきか」という言葉には語弊がある。イラン制裁は世界の共通認識なのだ。胡錦濤はイラン制裁のため交渉に参加すると明確に表明した。確かにイランから石油が入らなくなるかもしれないが、中国に石油が供給される限り、イランを見捨ててもいいのではないか。
・イランを見捨てて、アメリカがイランに替わる石油を中国に供給するかといえば、それは不可能だ。イランと中国の貿易額はEUとイランの貿易額を超えている。イラン制裁でアメリカがサウジアラビアから中国に石油を回すということは考えられない。
・どういう制裁を行うかだ。経済制裁は効果がないということを中国は表明してきた。経済制裁しても中国の利益にならない。中国とアメリカの国交樹立の条約に台湾は中国の一部であるというのがあるが、アメリカは台湾に対して好意的な態度を取り続けている。
・中国はイランに対して多額の投資をしている。中国がイランを見捨てることでアメリカが見返りをどこまでやるかだ。
アメリカが中国を支援するという書面を書かせる必要がある。
インターネットによる投票結果
   93%・・・イランを見捨てるべきでない
    6%・・・見捨ててもよい
・中国とアメリカの関係はきわめて重要だ。中国はイラン制裁のテーブルに着いて、制裁のレベルを低くもっていけばいい。
・イランは北朝鮮と同様にすぐ近隣の国だ。これらの友好国に配慮すべきだ。
・中国はイラン制裁のテーブルに着く用意がある。しかし、テーブルに着くことと制裁することとは同じではない。
・中国はイラン制裁する態度を見せておいて、実際は中国が利益になる行動をすることだ。
じじぃのぶつぶつ
中国がスーダンでやっていることは石油のために武器輸出をしていることだ。
中国は自分さえよければいいというのが、この時事弁論会を観てもわかる。