じじぃの「香港PHX時事弁論会_100415」

ラオス人民民主共和国 農業農村開発分野における協力の方向
メコン河の国別流量】
国名     流域面積(km2) 割合(%) 平均流量(m3/sec) 割合(%)

                                                                                                                • -

中国      165,000      21          2410     16
ミャンマー   24,000      3           300      2
ラオス     202000     25          5270      35
タイ       184000      23          2560     18
カンボジア   155000     20          2860      18
ベトナム     65000      8          1660      11
合計      795000     100          15060     100
注:上下流の位置から地理学的に求めた概略推定流量
出典:国別農業農村開発情報収集調査報告書
http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/nouson_sinkou/nogyo_noson_seibibukai/kokusai_syoiin/2/5-1.pdf
メコン川 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
メコン川チベット高原に源流を発し、中国雲南省を通り、ミャンマーラオス国境線、タイ・ラオス国境線、カンボジアベトナムを通じて、南シナ海に抜ける大河。典型的な国際河川の一つで、数多くの支流がある。
雨期には流量が増し、流れが速いため、船の運航は非常に難しい。乾期には流量は減るが、浅瀬が増えるため船舶の運航が難しくなる。流域諸国が集まって協議するメコン川委員会で、メコン川の土砂を除去して貿易路に使うとの案が出されたが、除去してもすぐに土砂が堆積するため、この計画は頓挫した。なお、タイ・ラオスミャンマーカンボジアベトナムの本流・支流周辺では、日用品の取引などの小規模な貿易が行われている。
【環境問題】
メコンが現在直面している2つの最も大きな問題は、ダム建設と急流を緩和する治水工事である。多くのダムが既に川の支流に建設されているが、顕著な例ではタイ・ウボンラーチャターニーのパクマンダムが、環境への被害をもたらすとともに、地域住民の生活にも悪影響を与えると批判されている。
主流へのダム建設は、さらに深刻な影響を与える。中国は主流へのダム建設の大規模なプログラムに着手している。既にひとつ目の漫湾ダムをはじめ3つのダムを完成し、さらに12のダムを計画中である。
経済が未発達なカンボジアでは、食料供給の大部分を川に依存している。年に一度の氾濫は、メコンの支流であるトンレサップ流域を肥沃化するために必要な、多量の水を供給している。氾濫がなければ、この地域は乾いたほこりだらけの生産力の低い土地となり、ひいては都市を維持することもできなくなる。トンレサップ生物保護区は、トンレサップ周辺領域を保護するために創設された。
他国を顧みない中国の姿勢をメコン川委員会の他国は非難し、ダム建設の中止を求めたが、空振りに終わった。最初の中国のダム建設以降、水位は低下し、捕らえられた魚は小さく、漁獲量は4分の1に減少した。チェンライ港の取引高は半分未満まで減少し、メコンイルカやマナティーを含む、多くの種が絶滅の危機にさらされるようになった。水位の低下によりフェリーが立ち往生するため、チェンライからルアンパバーンまでの航行は、以前の8時間から2日間を要するまでに伸びている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
4月15日、NHK BS 「アジアクロスロード 香港PHX」をボケっと観た。
時事弁論会
テーマ:メコン川をめぐる争いは長びくか」
大体、こんなことを話していた。
・(司会者)このところ、中国南西部で干ばつが続いています。中国政府はメコン川上流に4つのダムを作りました。ところが東南アジア5ヵ国はメコン川の水位が減ったのは中国が作ったダム建設のためだといっています。メコン川に占める中国の水の割合は13.5%です。下流に占める割合と比べて、そんなに大きくないのです。メコン川をめぐる争いは長びくのでしょうか。
・中国が作ったダム建設の影響で水位が減って干ばつが起きているというのはおかしい。いちいち、それに関わる必要などない。メコン川チベット高原ラオスベトナムへと流れている。メコン川はさまざまな川と合流している。メコン川の86.5%は中国以外なのです。水位が下がっているのは事実だが、他国を困らせようとしてダム建設をしたわけではない。
・人間は発展すれば水資源争いに行きつく。メコン川流域には650万人が住んでいる。今年は100年に一度の干ばつだが、水資源はどんどん減る一方なので対立が起きるのは必然だ。
・気候変動が水に影響している。今年メコン川委員会(タイ、カンボジアラオスベトナムからなる)が開かれたが、中国とミャンマーはメンバーに入っていない。長期にわたって水位が減ったとしてもダムを止めるわけにはいかない。
・中国はメコン川の上流に位置し、メコン川をコントロールできる優位な位置にいる。中国はメコン川の水資源について他国のために積極的に動いていない。水資源争いは長期化するだろう。
・5ヵ国のメコン川流域は米の生産地だ。これらの国にとってはメコン川の水資源問題は深刻だ。ヨーロッパのドナウ川に対してヨーロッパ諸国は長い時間をかけて合意した。メコン川でも長期化するだろう。
・中国には長江という川があり、上海まで流れている。長江でも各省の水資源の争いが起きている。メコン川の水資源問題でも各国と話し合い、解決していくべきだ。
インターネットによる投票結果
   20%・・・長びかない
   80%・・・長びく
じじぃのぶつぶつ
メコン川に占める中国の水の割合は13.5%です」
本当かよ。日本の資料とは違ってるじゃん。