じじぃの「エコ・トラブル!あさイチ」

あさイチ 「ご用心!エコ・トラブル」 2010.03.29 NHK
【司会】井ノ原快彦、有働由美子 【ゲスト】俳優 内藤剛志、タレント 山口もえ 【後半・専門家ゲスト】環境エネルギー政策研究所所長 飯田哲也、弁護士 池本誠司
【前半】こんなにある? 家の中のリコール製品
製品に何らかの欠陥があった時に、企業が回収し、修理、交換、返金などを行うリコール。
「まさかウチに」と思いがちですが、意外と多くの製品が対象になっています。そこで、リコール情報を集めたウェブサイトを取材、さらにそのサイトの情報を元に家庭の中に眠るリコール製品を調べました。
【後半】ご用心!エコ・トラブル
今月8日から「住宅エコポイント」の申請受付が始まりました。NHKネットクラブでアンケートを行ったところ、多くの人が何らかの環境関連商品を既に購入。今後も購入を検討していることが分かりました。
ところが、関連商品の販売などを巡りトラブルが相次いでいます。国や自治体が補助制度を設け、家庭への普及が進む太陽光発電システムは、人気の反面、訪問販売業者が過剰なセールストーク不本意な契約を結ばされるケースが後を絶ちません。東京都内の30代女性のケースを具体的に紹介。なぜ女性のようなケースが発生したのか、その原因をひもときます。
更に、せっかくエコ関連商品を購入しても、商品の設定や使用方法を誤り上手に省エネ(節約)できないという、事例も見受けられます。番組では、太陽光発電を導入した女性の事例をご紹介。設置の仕方によって思うように発電しないケースがあることをお伝えしました。
トラブルと思ったら・・・【問い合わせ】 消費者ホットライン
電話:0570-064-370
困ったときは、最寄りの消費生活センターに相談してください。最寄りの消費生活センターの電話番号を知らない人が多いため、消費者庁では、 全国共通電話番号を設けました。
(1)0570-064-370(守ろうよーみんなを)に電話を掛けます。
(2)自分の住所の郵便番号を押します
(3)最寄りの消費生活センター、例えば市区町村消費生活センターがあればそこにつながります。地元の市の相談窓口がその日に開いていないときは、県のセンターにつながり、週末で県のセンターもしまっているときは国民生活センターに転送されます。
太陽光発電を設置して何かヘンだと思ったら・・・【問い合わせ】 NPO 太陽光発電所ネットワーク
電話:03-5805-3577
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2010/03/29/01.html
『だまされる人の共通点』 丸山和也/著 主婦の友社 2007年発行
高級な身なりと人当たりのよい紳士。これこそ「詐欺師」 (一部抜粋しています)
詐欺師ほど人の信用に足るすべてのものを持っている
テレビドラマなどで詐欺師を描くとき、どこかうさんくさく、いかにも詐欺師だとわかる設定が多い。しかし、プロの詐欺師ほど、一見して詐欺師とわかりにくい。そのため、ときとして弁護士でさえ、騙される場合がある。
やり手の詐欺師に共通する点として、身なりのよさがあげられる。いい上着を着て、ブランドものの腕時計を身につけ、高級なカバンを持っている。ぱっと見たとき、身なりがきっちりした立派な紳士なのである。
過去に、旧皇族である「有栖川宮家」の名を語り、結婚式でご祝儀を集めた詐欺事件があったが、皇族につながるとか、名家の出であるなど出目のよさをかたる。これでその人にハクがつき、世間が信用する。要するに、世間がその人を信用するに足るすべてのものを備えているのである。
また、詐欺師は相手の話を非常によく聞く。しかも、話の最中に、
「あなたを尊敬していますよ」
などと相手を持ち上げるのがうまい。それをわざとらしくなく、さりげなくにじみ出るようにやるのである。
基本的に、人は自分を尊敬してくれたり、親しみを持ってくれる相手に好意を持つ。うまい詐欺師はその心理をよくわかっている。親近感や安心感をもたせる。さらには尊敬されている気分にまでさせるのである。
「それって、単にいい人の特徴なのでは?」
と思う人もいるだろう。まさにそこである。プロの詐欺師ほど、単に「いい人だ」と思わせるのがうまいのだ。自分をいい人だと思わせて、相手に心を開かせるのが目的なのだから。これは共通した特徴である。
露骨には表に出さず、ちらちらっと不幸な話をするのも特徴である。こんな背景があって、この商売の話をしているんだというように。たとえば、
「私の女房は身体障害者なので、この仕事をがんばらないと・・・・」
などというのである。それで、相手に「どうこうしてくれ」とは要求しない。その話も前面に押し出すのではなく、自分の氏素性を明かすなかでちらっとやるのである。
当然、聞いたほうは相手の人柄と人情にほだされる。
「それなら聞いてやらないといかんなあ」
という気になる。
「かわいそうだなあ」
とか、
「この人もつらい状況のなかでがんばっているんだなあ」
とおおいに同情する。結果、相手の販売する商品を買ったり、事業に出資してしまうのである。
詐欺師のパターンとしては、
「私はこういうつらい状況のなかでもがんばっているんですよ」
プラス、
「これは将来もうかりますよ」
という2つがセットになった話が多い。つまり、聞き手の同情と欲望に手を伸ばしているわけだ。
もちろん、騙す意図などなく、ただいいかげんでくだらない話を持ち込む、単に「信頼するに足りない人」の場合もある。そのあたりの見きわめはしっかりつけないといけない。不自然に自分に近づいてくる人、付き合ううちになんらかの商売や投資の話を持ちかけられるような場合は注意することだ。
また、ほんとうに相手が詐欺師であれば、普通の会話でもじっくり話すうちに、「どこかつじつまが合わない」とか「おかしい」と思う部分が出てくる。「怪しい」と思ったら、どんな話題でもいい。とことん話してみることだ。たいがいの場合、そうして話をしているうちに中身が出てくるものだ。
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「金・女・権力・名誉に強くなれ」
という言葉があった。そういうものを求めてもいいが、そのいずれもが強い魅力を持っているため、支配される危険がある。いいかえれば、「それらのものに、けっして溺れてはいけない」という意味である。過度に求め、それに溺れると筋道が通せなくなるからだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
3/29、ぼけっと『あさイチ』の「ご用心!エコ・トラブル」を観た。
「環境」「エコ」への関心が高まる中、今、エコ関連商品を買う人が増えている。
太陽光発電を買ったほとんどの人が初期費用がかかっても、いいことをしていると思っています。
だが、エコ関連商品の販売などをめぐりトラブルが相次いでいるのです。
30代女性。去年11月、太陽光発電の訪問販売のセールスマンが、今なら400万円するところを312万円で購入できるといわれた。国からの補助金が32万円出るのだという。ただし、期限があるから早く買ったほうがいいですよ。さらに今なら4点サービスしますよ。といわれた。
ソーラーパネル。値引き交渉を行った。1.8KWの太陽光発電を260万円で買った。契約5日後、業者が再びやってきて契約書を渡された。サービスするといっていたエコ商品に金額が書かれていた。補助金に制限があったのだ。他の物を合わせて、その金額にしたとの業者の説明。その後、問い合わせしたが相手にしてもらえなかった。
太陽光発電は工事費を含んで1KW当たり60〜70万円が相場。
国からの補助金という言葉に弱い。
購入時の注意
・訪問販売の場合はその場で契約をしない。最初は話を詳しく聞かないでパンフレットを受け取るだけにしておく。
・見積書は複数の業者から取り寄せる。
太陽光発電で家庭で使用する電力量の約半分が賄えるというのが買う時のポイントだ。
太陽光発電を購入時、何かヘンだと思ったら → TEL.0570-064-370へ
得すると思って買った太陽光発電があやうく大損するところだった。
静岡県富士市の大澤さんという女性。太陽光発電を300万円で買った。ところが、実際に使ってみたら太陽光発電の発電量が少ない。その後も発電量が減り続けた。
NPO特定非営利活動法人)に電話した。「PV健康診断」を行った。
「PV健康診断」は毎月の発電量を入力することで、太陽光発電設備が正常に動作しているかどうか、自分で診断することができる。
大澤さんの太陽光発電は一度も正しく動いていなかった。原因はソーラーパネルの設置位置。パネルの設置位置を変えた。それでも正常に動いていない。前後2つのパネルのうち、後ろのパネルは前のパネルの影がかかっていた。影がかからないようにしたら正常に動いた。
ゲストの内藤さん。「最初からちゃんと設置されていなかったんですね」
多くの人が設置したことで満足して、業者任せにしている。
工事施工業者。「うちはメーカーから指示通りやっただけだ」
メーカーと工事施工業者とで一元化されていなかったのだ。
設置時の注意
・発電量と、その後のサポートを確認しておく。
・月々の発電量を記録する。
契約書にメンテナンスのことがちゃんと書かれているか確認しておくことが重要ということです。
太陽光発電を設置して何かヘンだと思ったら → TEL.03-5805-3577へ
じじぃの印象
丸山和也著『だまされる人の共通点』の本に、やり手の詐欺師のことが書かれている。
昔では、独居老人を狙った「豊田商事事件」があった。最近では木嶋佳苗の「結婚詐欺」がある。どちらもやり手の詐欺師の事件だ。
これから、「エコ」のやり手の詐欺師があなたのところに向かうのです。