じじぃの「国内シェア8割・自然エネルギー・小型風力発電・ゼファー!日本発世界技術」

風力発電 ゼファー 1/4 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=kR8NTVRW0og
Hi-House 風力発電のいえ 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=l3FF0STIFVg
ゼファーについて ゼファー株式会社
http://www.zephyreco.co.jp/jp/about/
カンブリア宮殿 「ゼファー社長 伊藤瞭介氏」 2009年9月28日 テレビ東京
【司会・ホスト】村上龍小池栄子 【ゲスト】ゼファー社長 伊藤瞭介
世界中から注目を集める日本企業がある。71歳の伊藤が率いる「ゼファー」。社員はたった25名、創業わずか12年のベンチャーだ。彼らが開発したのは一般の家庭でも発電できる小型の風力発電機「エアドルフィン」。
http://www.tv-tokyo.co.jp/program/detail/18189_200909282230.html
『夢の扉 〜NEXT DOOR〜』 2010年5月9日 TBS
【ドリームメーカー】ゼファー 伊藤瞭介 【ナビゲーター】川瀬良子
数年前から叫ばれている地球温暖化に伴い、化石燃料を使わないクリーンエネルギーが注目されています。大規模な新エネルギー対策が進む中、家庭でも出来るクリーンエネルギーは浸透してきています。その代表格に太陽光発電があります。しかし、太陽光発電は日中でしか充電補給ができないという弱点がありました。
そこで、24時間充電補給が可能なクリーンエネルギーとして風力に目を向けた人がいます、ゼファー株式会社で社長を務める伊藤瞭介さんです。伊藤さんが開発に力を注いでいるのは超小型で発電力の大きいハイテク風車です。しかも、これまでの家庭用風力発電に比べて、音が静かという特徴もあるのです。ただ、風力発電にはどうしても越えられない大きな壁がありました。それは、風力発電にもかかわらず、強風になると耐久性の問題で停止しなければならないという点。伊藤さんはこの大きな壁を乗り越えて、本当の意味での24時間活躍できる小型風力発電装置を作ることができるのでしょうか。
http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20100509.html
ニューズウィーク日本版』 日本を救う中小企業100 2011年12月7日号 (一部抜粋しています)
東京墨田区の空にそびえる東京スカイツリーが大人気だ。理由は電波塔として高さ世界一という誇りだけではない。東京タワーが建った高度成長期へのノスタルジーだけでもない。
商店や中小企業がひしめく下町で日に日に高さを増していくスカイツリーは08年の着工以来、人口減少や世界経済の変調などで沈みがちな日本経済の中で、日本人の前進力をあらためて思い起してくれたシンボルだ。
そんなスカイツリーを支えているのが、日本の中小企業だ。建設主体は大企業だが、内部の振動制御装置に使われている高さ1.2メートルの巨大コイルばねは、従業員80人余りの東海バネ工業が作った「熱の芸術品」。
ここに日本の希望がある。前進力の中核は、今も昔も企業数で9割、労働者数の7割、利益の5割を占める中小企業。本誌が厳選し紹介する100社は、古い成長モデルが立ち行かなくなった後も新しい時代に適応し、日本経済を活気づけるべく進化してきた中小企業ばかりだ。
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小型風力発電 ゼファー
一般家庭や学校にも設置できる小型の風力発電機を販売するトップ企業。
これまでに世界40ヵ国で5000台以上を売り上げた。同社の風力発電機は、フクロウの羽を参考にしてプロペラの裏に加工を施し、騒音の発生を抑えたところが特徴。09年にはアメリカに販売子会社を設立し、北米での販路拡大を図っている。

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『日本発!世界技術―この会社が経済再生の原動力になる』 溝口敦/著 小学館 2003年発行
創業5年で国内シェア8割を達成したベンチャー企業 小型風力発電 ゼファー (一部抜粋しています)
風力発電なら風があるかぎり、夜でも発電できる。風力発電太陽電池と組み合わせれば、一般家庭の電力ぐらいまかなえるかもしれない。
設備にかかる費用を別にすれば、こうしたことを考えるのは美しい。近い将来、家々の屋根にはアンテナに並んで、風力発電の風車が何本も立ち上がり、街を吹き抜ける風を受けて音もなく回る……。現代版『風の谷のナウシカ』さえ夢でなくなるのだ。
が、容易にマイナス面も予想できる。たとえば風車が風を切って音を出し、隣家から苦情が出る。あるいは風車が震動して、家全体が低周波音にさらされたように絶え間なく微かに揺れるのではないか。台風が来た日、風車が壊れ、破片が飛ばされ、通行人に当たってケガをさせる……。
こうしたハードルをほとんどクリアした小型風力発電装置がある。ゼファーの「エコ・システム」である。同社は社員11名のベンチャー企業で、会社は渋谷区初台の小さなビルの2階にある。
いたって小粒な会社だが、実績は光っている。なにしろ出力1kw未満の風力発電分野で、すでに国内8割以上のシェアを握っているのだ。同社、伊藤瞭介社長に話を聞いた。
「私はウィンドウズ3.1の時代からインターネットをやっていた人間です。ネット上の探し物はうまいんじゃないかと、いささか自負しています。
 90年代前半、コンサルタント会社を立ち上げていたんですが、得意先から依頼され、風力発電について調べていた。風力発電をキーワードに検索をかけると、国内では3ヵ所サイトが見つかっただけ。が、欧米では無数といっていいほど関係サイトが引っ掛かってきた。
 調べるうち、米アリゾナ州・サウスウェスト社のホームページで、小型の風力発電に使うために最適の風車を見つけたんです。30歳そこそこの男性が一人で創設した会社で、3本羽根のその風車を見ているうち、オーラさえ感じたものです」
プロペラの羽根が3本一組の風車である。全体の直径は1.17m、羽根はカーボンファイバー製で、羽根1本の重さは180gしかない。羽根の形は細長い棒状。しかも羽根は向かってくる風に対してほとんど傾きを持たず、直角に構えている。扇風機の丸く大きく湾曲した羽根を見なれた目には、こんな棒状の羽根で回るのかと思う。
ところがこの羽根はよく回るし、風の強さで頭抜けた回転数=発電量を達成する。
「直径1mちょっとの風車で、ふつう出せる電力は100Wぐらい。わが社の『ゼファー500』は400W、驚異的に多いんです。しかも羽根を含めた発電機の重量はわずか6kg、某大学製で最近『画期的』と評された風力発電機は200Wで、重量が200kgもある。当社製とは比較になりません」
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「いずれは世界最高の羽根を開発、自社生産したいと思いますが、オランダのように風車の伝統は海外にあって、日本にはないんです。であるなら、当面海外や日本の優れた技術をいくつか採り入れ、日本で1つの風力発電システムに統合する。以外に思われるでしょうが、サウスウェスト社の羽根を使った小型風力発電システムはわが社だけの製品で、海外にはないんです。こういう発想の日本発技術もあっていいんじゃないか」
たしかに。今、750KW以下の風力発電には太陽電池のような公的補助金はない。同社のたとえば「エコ30」(定格出力510W)というシステムを例にとれば、ゼファー500と名づけられた発電機、太陽電池モジュール2台、ルーフタワー、コントローラー、ライフライン・バッテリー、商用電気切り替えエコ・スイッチ、インバーターのセットで56万8400円である。これで一般家庭で3〜5%の電力をまかなえる程度というから、まだ経済的にペイしないこと、当然である。もちろんカネに糸目をつけないかぎり、今の技術でも、太陽電池パネルをさらに拡張する、あるいは「エコ50」(風力発電機が4台のシステム、約210万円)など、風車を数多く設置することで、家庭電力の大半をまかなう自然で無公害の発電システムを実現できる。現に同社は03年1月風速0.5mの極微風速で回転する小型風力発電機「Z500XP」(定格出力450W、19万5000円)を開発、発売している。発電機部分をスタート時だけ電動機として動作させ、強弱の変化が激しい市街地でも発電できるシステムである。
技術が成熟してシステムの値段が下がれば、やがては電力事情が苦しい開発途上国などに輸出、かの地の生活の質の向上に力を発揮する。インフラが未整備な国でこそ、風力発電は喜ばれるにちがいない。こうしたことからゼファーの風力発電は世界技術の資格十分である。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『日本発!世界技術―この会社が経済再生の原動力になる』という本を見ていたら、「創業5年で国内シェア8割を達成したベンチャー企業 小型風力発電 ゼファー」というのがあった。
実は、このゼファーという会社は2011年12月発行の雑誌『ニューズウィーク日本版』の特集「日本を救う中小企業100」にも選ばれている。
「これまでに世界40ヵ国で5000台以上を売り上げた」
結構、売れているんだ。
ネットで「ゼファー 動画」で検索してみると、テレビ東京カンブリア宮殿』やTBS 『夢の扉 〜NEXT DOOR〜』でも取り上げられていた。
カンブリア宮殿』では、ゼファーの小型風力発電装置を取り付けたユーザーがこんなことを言っていた。
(ニコニコ顔で)「風が吹けば桶屋が儲かるじゃ、ないですけどね。ふふふふっ」
風力発電もバカにはできないものなんだ。