じじぃの「代替は不可能・日本は40万基の風力タービンが必要?地球を滅ぼす炭酸飲料」

2030 未来への分岐点 (1)「暴走する温暖化 “脱炭素”への挑戦」

動画 Nスペ5min
https://www.nhk.or.jp/special/plus/videos/20210115/index.html

銚子市 洋上風力発電の形状

『モリウイルス』『メタンガス』 永久凍土が溶けて起きること

2021年1月25日 NHK みんなでプラス
【語り】井上裕貴、中村蒼 【きき手】国谷裕子
いま世界の科学者たちがもっとも懸念しているが、シベリアなどの永久凍土の融解が止まらなくなることです。永久凍土の中には数多くの“未知のウイルス”が眠っているとみられ、実際に『モリウイルス』という高い増殖能力を持つ新種のウイルス が発見されています。さらにCO2の25倍の温室効果を持つ『メタンガス』が大量に放出される恐れもあります。
これは決して「遠い将来」の危機ではありません。いま、まさに瀬戸際の状況でこの10年の私たちの対策にかかっているという正念場に突入しているのです。
https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0019/topic012.html

洋上風力発電とは

銚子市 2019年11月15日
風力発電は、風のエネルギーを電気エネルギーに変える発電方法で、風が吹く間は昼夜を問わず発電することが可能です。
また、石油などの化石燃料を使用する火力発電と比較し、二酸化炭素排出量が少ないことから、地球温暖化対策にも有効であるほか、大規模に開発することで、発電コストを火力発電と同程度まで抑えることが可能になるなど、経済性も確保できる発電方法です。
銚子市は年間を通じて強い風が吹くなど、自然環境に恵まれていることもあり、現在、市内には陸上に34基(うち稼働中33基)、洋上に1基の大型風力発電設備が設置されています。
http://www.city.choshi.chiba.jp/simin/gyousei/cat06/furyoku/yozyofuryoku.html

『地球を滅ぼす炭酸飲料 データが語る人類と地球の未来』

ホープ・ヤーレン/著、小坂恵理/訳 築地書館 2020年発行

第13章 タービンは回る より

代替は不可能

電気は実際に魔法の恵みで、その発見をきっかけに、人間と周囲の物体との関わり方は永久に変化した。不幸にも、力学的エネルギーの電気エネルギーへの変換は、いやになるほど効率が悪い。科学博物館に展示されている自転車に乗った経験があるなら、おそらくおわかりだろう。自転車はひとつの白熱電球とつながれていて、電球にかすかに明かりを灯すためにも、猛烈な勢いでペダルを漕がなければならない。そしてペースを緩めた途端、明かりは消えてしまう。
この効率の悪さを補うためには、密度がきわめて高いエネルギー源を使うのが最善策だ。化石燃料や濃縮ウランは膨大な量のエネルギーを秘めているが、夏のそよ風や日光はどうだろう。あまり期待できない。流れの急な川は、その中間に位置する。電気の消費量が現在の割合で維持されるなら、10万の人口を擁する小規模のアメリカの都市に供給するために、平均サイズの石炭火力発電所をフルに稼働させる必要がある。アメリカにはこの規模の都市が何百も存在している。
太陽の全エネルギーは途方もない量で、無限に近いという引用を聞いたことがあるかもしれない。
あるいは、風の大きなエネルギーは、地球の大気を様々なパターンで大きく移動させるという話もご存じだろう。でも現実には風車やソーラーパネルが捕まえるエネルギーは、全体のごく一部にすぎない。人口10万人のアメリカの都市に再生エネルギーを使って電気を供給するのは、近くに大きな滝でもない限りは現実的に不可能だ。さもなければ、中規模の水力発電施設を10ヵ所に設置しなければならない。あるいは、10万の市民に明るい照明を提供するためには、1000基の風力タービンか、100万基のソーラーパネルが必要される。もちろんそれには、都市が湿度や風や日光に十分恵まれた場所に立地していることが大前提だ。発電には、ほぼ最適な条件を準備しなければならない。
電気の消費量が今日のレベルのままでは、再生エネルギーへの全取り換えはアメリカでは不可能だ。ところが、それをさも達成可能な目標のように話す人たちがいる。でも、電気の消費量と発生量が今日と変わらないまま、アメリカに水力発電だけで電気を供給するためには、全米50州のそれぞれで50のフーバーダムを稼働させなければならない。あるいは風力発電だけでアメリカに電気を供給するためには、100万基以上の風力タービンが必要とされる。これでは、アメリカ大陸全体に1マイルごとにタービンが設置されることになる。では太陽光発電はどうか。アメリカで1年に必要とされる電気を生み出すためには、サウスカロライナ州と同じ面積の土地をソーラーパネルのために犠牲になければならない。現在のような効率ですべてを再生エネルギーで賄うのは、残念ながら夢物語でしかない。

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どうでもいい、じじぃの日記。
4月15日、BSフジ プライムニュース 「櫻井よしこに問う 菅政権が国内外に示すべき“姿勢”と“ビジョン”」を観た。
こんなことを言っていた。
櫻井よしこさん、「国家基本問題研究所でカーボンニュートラルについて政策提言を出した。その中で日本は世界一の太陽光発電の国になっている。中国の方が太陽光発電しているように見えるが、国土面積当たりで言うと日本はダントツ。世界の4大太陽光発電(各国の太陽光発電の状況:1位.中国、2位.米国、3位.日本、4位.ドイツ)の大国が軒並みCO2をものすごい出している。カーボンニュートラルは素直に再生エネルギーをやればいいというものではない。現在の電気を太陽光で賄うとすれば本州の面積の3分の1が太陽光パネルで覆いつくされる計算になる」
ホープ・ヤーレン著『地球を滅ぼす炭酸飲料』では、

風力発電だけでアメリカに電気を供給するためには、100万基以上の風力タービンが必要とされる。これでは、アメリカ大陸全体に1マイルごとにタービンが設置されることになる」

日本の人口は1.26億人、米国の人口は3.27億人。
人口比でいうと、日本は126 / 327 0.385。
人口の大きさをエネルギー消費の大きさとした場合、
米国で100万基の風力タービンが必要とすると、日本は約40万基の風力タービンが必要となる計算だ。
2050年の日本の風景は、今とは様変わりしているのです?