じじぃの「電気自動車の野望!ガイアの夜明け」

ガイアの夜明け 第398回 2010.01.05 「新春拡大版 電気自動車ウォーズ 〜ガソリンから電気へ 革命が始まる〜」 Pideo 動画検索
http://www.pideo.net/video/pandora/cd876cce2b3e8202/
日経スペシャル「ガイアの夜明け 2010年1月5日放送 テレビ東京
電気自動車ウォーズ 〜ガソリンから電気へ 革命が始まる〜
【案内人】江口洋介 【ナレーター】蟹江敬三
2009年――。世界の自動車メーカーは、歴史的な大動乱の波に巻き込まれた。
GM破たん、VWとスズキの提携、台頭する中国・インドのメーカー・・・。リーマンショックを引き金に、世界の自動車メーカーの勢力図は大きく様変わりを始めた。その本質は何か?ガソリンを燃料にした車の時代が終わり、新たな覇権争いが号砲を告げたのだ。地球環境保護、CO2削減が叫ばれる中、勝敗を決するカギとなるのが、電気自動車などCO2を出さない「エコカー」の開発競争だ。このエコカー開発の戦略の優劣が、メーカーの命運を決める。2010年――。エコカーの一角として注目を集め、世界的な普及が始まるのが、電気自動車だ。電池とモーターという、シンプルな構造で走る電気自動車をめぐり、大メーカ−・新興メーカ−が水面下で開発競争を展開している。そして、動力となる電池を製造するためのレアメタル、リチウムを獲得しようと、地球の津々浦々で世界の商人たちが走り回っている。なぜ、世界の自動車メーカーは「脱ガソリン」を選択しなければならないのか?世界の産業やエネルギー開発はこれからどう、変わっていくのか?そして大きな変革に直面した日本企業は、日本人はどう立ち向かっていくべきなのか?世界各地で始まった「電気自動車ウォーズ」を追跡。2010年、人類が経験する異次元の覇権争いの序章をドキュメントする。
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview100105.html
どうでもいい、じじぃの日記。
1/5、テレビ東京 ガイアの夜明け 「電気自動車の野望」を観た。
最初に、横浜市に41年ぶりに移転した日産自動車本社の映像が出てきた。
ゴーン社長が自ら電気自動車「リーフ」のハンドルを握って登場。「リーフ」は時速140キロ、1回のフル充電で160キロ(100マイル)以上の航続距離を可能としている。価格はガソリン車並を目指し、2020年には200万台を目指す。
栃木の一般道路を想定したテストコースでは開発チームがテスト走行を繰り返している映像が出てきた。
ライバルであるトヨタ、ホンダはハイブリッド車を投入している。ゴーン社長。「日産は電気自動車でいく」
案内人の江口さんが登場。電気自動車に試乗。
「電気で動く自動車とはどういうことなんでしょう」 「えっ。音が全くしない」 「意外とスムーズに走りますね」 「早いじゃん。これ」 「加速がすごいね」 「これは、ちょっと予想を超えましたね」
北海道で氷点下8.2℃で「リーフ」の走行テストが繰り返されている。「寒い、雪のなかでもきちんと走れることを証明したい」
電気自動車は以前から開発されてきたが、走行距離が十分ではなかった。門田さんは消費した電力、"電費"をいかに効率よくするかに重点を置いている。門田さん。「もう、10%少なくすることができないか」。開発チームのぶつぶつ。「できていたら、最初からやっていたな」
電気自動車のモーターの発電部分をバッテリーに戻すことが出来た。門田さん。「困って初めて技術は進歩する」
「リーフ」の最終試作車が登場した。
トヨタ、ホンダはコンセプトカーを出してきた。
アメリカ西海岸シリコンバレー
システム・エンジニアのビル・アーネットさん。自慢の愛車は電気自動車のスポーツカー「テスラ・ロードスター」だ。「もう、2度とガソリン車に戻ることはないでしょう」
テスラ・モーターズ社。ちょっと大きめのガレージといった感じの工場で作っている。車体はイギリスのロータス車を輸入。バッテリーは日本製だ。テスラの新作発表会には、500万円台のものが登場。
カリフォルニアのフィスカー・オートモービルという会社も登場。「カルマ」という車は800万円だ。閉鎖されたGMの工場を買収した。アメリカ政府も融資で後押ししている。
去年の東京モーターショーで初出展したCT&T社。韓国の電気自動車メーカーだ。日本で既に2人乗りの電気自動車「e-zone」が走っている。最高時速70キロ、価格は100万円だ。
CT&Tの車を輸入しようとしている会社が林モータースが出てきた。岐阜にある小さな町工場で販売店・修理工場を仕事にしている社員10人ほどの会社だ。
林モータースの視察団が韓国にあるCT&T社の工場を訪問した。ゴルフカートのメーカーが電気自動車「e-zone」を作っている。ほとんど手作業だ。約600点の部品を組み立てるだけ。加工の工程はいらないので部品だけあればできる。マクドナルド方式と社員が説明。既に中国にも生産拠点を持っていて、日本の衝突安全基準もクリアしている。世界中から注文が入っている。
林モータースでCT&Tの車を輸入し、岐阜市内でデモンストレーション用に走り回っている。
岐阜市内の人。「おもちゃのようで、遊園地で遊ぶという感覚ですね」。試乗してみて。「印象が変わりました」
林モータースは3000台輸入した。ナンバーは「い・・・1」だ。
愛媛県松山市を三菱の電気自動車「アイ・ミーブ」が走っている。「アイ・ミーブ」を運転しているのは富士タクシーの女性ドライバー。車の価格は300万円でガソリン車に比べて約2倍かかるが、維持費はガソリン車の10分の1だ。
岡山県にある「アイ・ミーブ」の生産工場では、車を1日9台しか生産が出来ない。バッテリーが1日、9台分しか入ってこないためだ。
リチウムイオン電池は携帯電話、パソコンにも使われている。電気自動車ではリチウムイオン電池が約4キログラム必要で1台でパソコンの約1000倍にもなる。
日本はリチウムを全輸入量の8割をチリから輸入している。
東京板橋でコバルトやニッケル、タングステンなどのレアメタルを輸入販売する会社が出てきた。社長の山本さんと息子で2人でやっている。
リチウムの最大生産国はチリだが、山本さんは中国とのリチウム取引を行おうとしている。中国奥地青海省ゴルムドに出かけた。見渡す限り砂漠が広がっている。車で4時間。見えてきたのは塩の湖。塩湖の水を天日にあててリチウムを取り出す。取り出した炭酸リチウムの純度は99.5%。山本さんは中国の鉱山担当者との間で日本での販売独占権を得た。
しかし、山本さんは同行した大手商社を相手に売ることができるのだろうか。
日本に帰って、まもなくチリの会社SQM社がリチウムの価格を2割、値下げというニュースが入ってきた。
山本さんはこのSQM社の値下げに対応した対処が迫られることになった。
北欧の小さな島が映像に出てきた。
デンマーク領・ボルンホルム島。島のあちこちに風力発電機がある。「今日は風の無い日だ」。風力発電の難題の解決策が「電気自動車」なのだという。
IBMシーメンスがこの「風力」を利用したシステムに乗り出した。「風力」が使えない時に「電気自動車」の蓄電池を使うのだという。

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じじぃの印象
意外と韓国のメーカーが頑張っている。
ここにも、「ボリュームゾーン」の波が押し寄せてきている。