じじぃの「未解決ファイル_62_細胞シート」

AMPO.tv 〜先進医療に挑む〜 動画あり
細胞シートを使った心筋再生医療 【医師】大阪大学 心臓血管外科 澤芳樹
http://www.ampo.tv/v/5077d8629c738
組織ファクトリー(T-Factory)プロモーションビデオ_日本語版 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=VFzIeObs_aM
Stem Cell Scientists Win Nobel Prize in Medicine 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=J_U3YLgGZ4k
心臓「細胞シート」臨床治験へ 動画 デイリーモーション
http://www.dailymotion.com/video/xp4aiv_yy-yyyyy-yyyyy_tech
ヒトES細胞から目の網膜組織 理化学研究所などが世界初成功(12/06/14) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ND6UdgMUwyM
細胞シート Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88&sa=X&oi=image_result_group
CSTOF / FIRST岡野PJ公式HP -組織ファクトリー
新しい概念に基づく細胞培養自動化システムを開発・統合しファクトリー化することにより、安全・安心・低価格化された製品の供給を可能とすることを目指します。
http://twins.twmu.ac.jp/first/soshiki.html
情報LIVE ただイマ! 2012年6月15日 NHK
【キャスター】原田泰造伊東敏恵 【空中タイムキーパー】仲間リサ 【ゲスト】富司純子中田敦彦オリエンタルラジオ) 【コメンテーター】鎌田浩毅(京都大学人間環境学研究科教授) 【リポーター】小林孝司アナウンサー
特集 心臓がよみがえる!? 最新! 再生医療の衝撃
●細胞シートはどうやって作られる?
太ももの筋肉をおよそ10グラム採取し、そのなかから筋芽細胞とよばれる細胞を抜き取ります。筋芽細胞を1ヵ月以上培養し、およそ3億個に増やします。それを温度応答性培養皿と呼ばれる特殊なシャーレにうつし、シート状に仕上げます。
●細胞シートはどのようにして心臓に貼る?
左脇の下を10センチほど開き、心臓の患部にはります。はるシートの枚数は、人によって異なります。心臓自体にメスをいれないため、患者の体への負担をおさえられます。
●細胞シートにはどのような効果がある?
細胞シートから、「サイトカイン」と呼ばれるタンパク質が分泌されることで、新たに毛細血管ができたり、弱った細胞自体が元気になり、心臓を拍動させる力がよみがえると考えられています。患者自身の細胞を利用しているため、拒絶反応などの心配はありません。
●治療に関する問い合わせ先
大阪大学医学部附属病院 心臓血管外科 
ホームページ:http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/surg1/www/
(今後、大阪大学医学部附属病院のほかに、東京女子医科大学病院など全国3ヵ所の大学病院で治験を行う予定)
※心臓病の細胞シートを使った治療は、臨床研究や治験段階です。病気の進行状況で、治療を受けられるかが決まります。
また、すべての方に効果があるわけではありません。
●さまざまな病気の治療に使われる細胞シート
現在、心臓病のほかに、どんな病気で細胞シートが研究されているのかご紹介しました。
・角膜
食道がん
歯周病
・軟骨損傷
・糖尿病
http://www.nhk.or.jp/tadaima/backnumber/2012/0615/index.html
株式会社セルシード:技術情報M
http://www.cellseed.com/technology/003.html
細胞シート工学 TWIns in TWMU
再生医療のコアとなる技術:細胞シート工学について 東京女子医大・先端生命医科学研究
我々の細胞組織を再構築するためのアプローチとして「細胞シート工学」を提唱しています。すなわち、我々ヒトをはじめとした動物の組織・臓器の基本構成要素を、細胞-細胞間および細胞-細胞外マトリックス間が連結した「細胞シート」としてとらえることで、生体内の組織構成を模倣した三次元構造の再構築を追求するものです。基本単位となる「細胞シート」を作製するために、我々は温度によって培養皿表面の性質が親水性/疎水性に変化するインテリジェント培養皿「温度応答性培養皿」を開発しました。従来の細胞回収法ではトリプシンなどのタンパク質分解酵素で細胞-細胞間、細胞- 細胞外マトリックス間のタンパク質は分解し、細胞はバラバラになり、シートとして回収することができません。しかし、温度応答性培養皿を用いることで、これらの細胞間接着を維持したまま、種々のシートを作製することに成功しています。細胞シートの利用法としては、(1)単層シート移植(皮膚、角膜上皮、歯根膜)、(2)同一細胞シートの積層化による均一な組織構築(心筋)、(3)数種の細胞シートの積層化による層状構造を呈する組織の構築(肝臓、腎臓)があり、種々の組織再構築の研究を行っています。
http://www.twmu.ac.jp/ABMES/cellsheet
どうでもいい、じじぃの日記。
2010年1月1日の日本経済新聞 特集面『次の10年へ 未来を読む』に「心臓 作って治す 細胞シートから臓器再生へ」が載っている。
東京女子医大・先端生命医科学研究所長の岡野光夫教授とバイオベンチャーセルシードが開発した「細胞シート」の特集だ。
「細胞シート」を作る手順が図になっていて、説明されている。記事の一部を抜粋した。
重ねた30枚が拍動
 細胞シート1枚の厚みは約10マイクロ(マイクロは100万分の1)㍍。ラットの体内に3枚ずつ移植すると、細胞に毛細血管が生えてきて30枚まで積み重ねることができた。拍動は力強くなり、心電図でも計測可能。岡野教授は「できれば10年後までに心臓を作りたい」と意気込む。
 臓器移植法に基づく脳死下での心臓移植が始まって10年以上。現在、拡張型心筋症などで移植を待つ人は約160人いるが、年間の心臓移植件数は5〜7件。こんな現状を打破しようと、再生医療で立ち向かう。
 丸ごと1個の心臓をコンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)を使って撮影した画像をもとに「心筋シートを積み重ねていく」。筋肉から作った細胞シートで重症心不全の治療をした実績のある大阪大学や、大日本印刷日立製作所オリンパスなどの企業が参加する。
 大日本印刷は光で基板上に微細加工する手法で、培養したくないところに細胞が接着するのを防ぐ技術杯初に取り込む。高分子がないところだけに細胞が育つようになると、顕微鏡でしか見えない小さな文字でも細胞で描くことができるという。
 細胞シートを手作業で数十枚以上作り続けるのは難しい。日立は移植用の臓器を安全に量産するため、全自動で細胞シートを培養する装置開発に乗り出した。試作した縦横34㌢㍍の卓上型の中では小さなアームが培養カートリッジを持ち上げたり培地交換したりと正確に動く。
 型どうりに細胞シートを培養すれば、次は心臓の形に積み上げなければならない。セルシードと培養装置の開発・製造を手がけるエイブル(東京・新宿)は共同で自働積層化装置を開発中。はがきにはんこを押すように、培養皿から細胞シートをゲル状のスタンプにくっつけて移動し、静かに重ねていく。
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 東京女子医大を中心としたこの臓器再生プロジェクトでは心臓だけでなく、東北大学理化学研究所とは目の難病治療、長崎大学とは肝臓治療、ほかにも食道や歯周組織の再生にとりかかっている。岡野教授は「医学と工学の知識を融合し、世界初の臓器工場を立ち上げたい」と抱負を語る』
MRIなどで心臓の断面を撮影」 → 「断面形状を細胞シートで作成」 → 「シートを積み重ねて立体に」 → 「完成した心臓」 → 「患者に移植」
去年の10/13、NHK爆笑問題のニッポンの教養』で東京女子医大の岡野先生と爆笑問題が対談した「あなたの細胞生き返ります」を観た。
爆笑問題の太田氏が「フランケンシュタインのようだ」とかいっていた。
フランケンシュタイン」が可能になってきたのだ。
怖いようでもあるが、現実のものになろうとしている。
産学が力を結集した「細胞シート工学」こそ、日本の切り札なのかもしれない。