じじぃの「微妙な関係」検索

『もっと!イグ・ノーベル賞 マーク・エイブラハムズ(イグ・ノーベル賞の創設者)著 福嶋俊造 訳
第5章 人体の神秘の解明に寄与した医学的業績
古代の彫刻と実際の人間では陰嚢の大小が左右逆になっていることの実証 (一部抜粋しています)
年若き医師であったクリス・マクマナスは、夏休みに母国英国を離れ、イタリアの博物館や美術館を歩き回った。彼は、しめて107体の男性の彫刻を仔細に観察した(実際に手を触れて観察したわけではない)。彫刻のなかにはオリジナル作品とルネサンス期の複製が混在していた。彼は、各彫刻について次の2つの項目をチェックした。すなわち、(a)右と左のどちらの睾丸が大きいか、(b)右と左のどちらがつリ上がっているか。
夏休みの終わりの頃に、そのノートを整理した結果、一般に信じられている通説、つまり「生身の体と同様に、古代彫刻では左の陰嚢は右よりも大きい」は正しくないことを発見した。医学者の常として、彼は記録の誤りを正そうとした。
マクマナス博士は自分の発見について短い論文を書き、『ネイチャー』誌に投稿した。言うまでもなく『ネイチャー』は自然科学専門誌では世界最高峰であり、非常に厳しい論文審査で有名だ。同誌に論文を掲載したいと考えている科学者は、世の中に掃いて捨てるほどいる。同誌に論文を掲載できるなら、殺人でもいとわない科学者もいるのではないか。
その『ネイチャー』がマクマナスの論文を掲載した。しかもマクマナス自身が驚いたことに、巻頭目次でも紹介されたのだ。
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左右の相違を詳細に観察した功績を称えて、2002年イグ・ノーベル医学賞をクリス・マクマナスに授与する。

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『雑学全書』エンサイクロネット 光文社 2000年発行
男性のペニスに「左寄り」が多い理由
もし、男性の睾丸が平行に並んでいたとしたら?
それほど不便なこともないだろう。なにせ、歩くたびに、股の間でタマとタマがぶつかり合ってしまう。
それを防止するため、男性の睾丸は左のほうが右より少し下がっているのだ。その影響で、ペニスもまっすぐ下には垂れず、左に下がったタマに引っ張られて、左よりに曲がることが多くなる。
キンゼイ報告の統計によれば、7対3の割合で左寄りが多いことがわかっている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
『もっと!イグ・ノーベル賞』の本のなかに「イグ・ノーベル賞を受賞する条件とは何だろうか。受賞基準は一つ。まず人を笑わせること、そして次に考えさせることである」がある。
このイグ・ノーベル賞を受賞した日本人として、仮想ペットの飼育の「たまごっち」、ヒトとイヌとの会話の「バウリンガル」、最近ではウシのうんちからバニラの香り成分を抽出した「バニリン」がある。
確かに、これらの受賞したものは、イグ・ノーベル賞を受賞する条件にマッチしている。
この本のなかに「陰嚢の左右の相違を詳細に観察してイグ・ノーベルを受賞」がある。
キンゼイ報告の統計によれば、男性の睾丸は7対3の割合で左寄りが多いのだそうだ。
じじぃのオチンチンとタマブクロを調べてみた。オチンチンは曲がっていない。タマブクロでは確かに左のほうが右より垂れ下がっている。
タマブクロと関係があるのかないのか、足を組むとき、オチンチンをはさんでしまうことがある。まわりに人がいないとき、そっと手をズボンに入れて、オチンチンを持ち上げたりする。
こんなタマとタマのような、微妙な関係というのは他にあるのだろうか。
「微妙な関係」をキーに検索してみた。
ずいぶん。ある。
地震と月の微妙な関係. 久しぶりの理数系ネタです。 以前から気になっていたのですが、「地震が発生するのは、満月や新月の時が多い」とか、「半月(上弦・下弦の月)時が危ない」とか聞いたことがあります。
・『蒲団』 田山花袋 (先生と生徒の微妙な関係)。
・笑いと哲学の微妙な関係。
・「クロックス」仕掛け人の次の1手−健康サンダルとギターの微妙な関係。
・お互い、微妙な関係でセックスをしているときに、女の子から「違う人の名前を叫んでもいい?」 と言われたらどうしますか?
なんか、キリがないなあ。