じじぃの「高齢化する世界」

国際共同制作・高齢化する世界(2) 5月9日 NHK BS TVニッカンスポーツ・コム
「長寿時代をどう生きるか?」
高齢化する世界(2)◇少子高齢化をめぐって、世界で何が起きているのかを問い掛ける2回目。今、先進国では人類史上初めて高齢者が若者の数を上回ろうとしている。経済の再生を目指すアメリカでは、ベビーブーム世代の一斉退職が社会に暗い影を落とし始めている。膨大な数の退職者の年金や医療を支えることは難しいといわれており、高齢者たちは不安を募らせている。こうした中、世界の現場ではさまざまな解決策が模索されている。高齢者の介護を移民の手に委ねるイタリア。一方、日本では高齢者の労働力に期待が寄せられる中、最先端のロボット技術を生かして介護ロボットの開発も進められている。さらに早くから高齢化時代を見越し、年金制度などを整備してきたオーストラリアを取材。高齢者たちのライフスタイルを伝える。
http://tv.nikkansports.com/tv.php?site=007&station=0003&mode=14&sdate=20090509&shour=0&lhour=1&category=a&sminutes=10&template=detail&arg=13
国際共同制作・高齢化する世界(2) PANDORA.TV(動画)
http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=fx_keaton&prgid=35095683
【中国高齢化問題】中国の高齢者人口が脆弱な年金制度に圧力をかける  WorldWatch-Japan.org (一部抜粋しています)
China Watch 2006-10
1999年に中国は高齢化社会に突入し、今世紀中はこの傾向が続くと予想されている。大量の人口が高齢化して、その割合を拡大しているため、崩壊した中国の年金制度は前例のない難問に直面している。
中国では現在、全人口の11%を占める1億4000万人以上が60歳以上の高齢者で、アジアの高齢者全体の半分を抱えている。中国国家高齢化問題委員会の調査によると、60歳以上の高齢者は、2020年には全人口の17.2%を占める2億4800万人に増加すると予想される。2051年には、高齢者人口は4億3700万人を上回って全人口の30%以上を占めるようになり、その後今世紀中は、3億〜4億人で落ち着くものと思われる。
とりわけ厄介なのは、中国は比較的豊かになる前に高齢化が進展するということである。先進国では高齢化社会突入時の1人あたり国内総生産は、5千〜1万ドル超であるのに対し、中国の現在の1人あたり国内総生産は、わずかに1千ドルを超える程度である。社会的な豊かさの不足は、増加する高齢者人口を支援するための、中国政府の能力を経済的に強く圧迫している。
問題は、中国の不十分な年金制度にそのまま表れている。2005年の時点で、年金制度に加入しているのは、全人口のわずか13.4%にあたる約1億7400万人で、国際労働機関(ILO)が規定している最低レベルの20%をはるかに下回っている。合計で約8億人にのぼる、農村部の住民と都市への流出労働者の大半は、年金制度から除外されている。
http://www.worldwatch-japan.org/CHINAWATCH/chinawatch2006-10.html
どうでもいい、じじぃの日記。
前に、「65歳以上人口国別ランキング」としてブログに書いたことがある。
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20090107/1231277979
日本だけがものすごい勢いで老齢化社会に突入している。
2014年には4人に1人が65歳以上で、2050年には65歳以上が40%になるそうである。
6/3、再放送であったが「国際共同制作・高齢化する世界(2)」を観た。
番組のオープニングの言葉。
高齢者の数が若者の数を上わまろろうとしている。2050年までに人口の3分の1以上になろうとしている。その時までに社会を変える必要がある。これからどのような選択をすべきか、新たな挑戦が始まろうとしている。
アメリカの場合
アメリカに7500万人いるベビーブーム世代が脅威となっている。(アメリカのベビーブーム世代は日本の団塊世代と同じようだ)
現在は3.3人で1人の高齢者を養っているが、このベビーブーム世代が退職すると2人に1人の割合になる。
保険に入っていない人の割合は全体の15%、4600万人に迫っている。
バーバラ・ランスロットさん(女性)。幼児教育の専門家。35歳からずっと関節炎を患っている。健康保険料は1000ドルで、パートの収入と同じだ。健康保険料を払えなくなってしまった。「長生きしようとは思っていません。この国では必要とされないことは分かっていますから」
「歳を取る前に死にたい」という人が増えるかもしれません。
中国場合
子どもが親をみるという習慣が崩れてきた。
上海では、誰が母親の面倒をみるかで、兄弟が法廷で争っている映像が流れた。
イタリア場合
イタリアはヨーロッパの国の中でもトップクラスの高齢化社会である。5人に1人が65歳以上の高齢者である。(日本に近い割合)
カトリックの国であるイタリアは家族の絆が強い。
エリザベッタさん(女性)。夫婦で生活をしている。認知症を患っていて、家族の写真を見ても息子を覚えていない。7人の子どもがルーマニアの女性、シモーナさんを介護に雇った。
イタリアには低賃金のケアワーカーが150万人いる。シモーナさんの国では母親ががんを患っている。イタリアでのケアワーカーのほとんどは不法労働者だ。
日本場合
今後、40年間で労働者の7割を失うと言われている。
日本はイタリアとは違った方法を模索している。単純労働者を受け入れない。世界が注目している。
町の人の言葉。「外国労働者を受け入れるのに拒絶感がある」
介護ヘルパーのかわりのロボットを導入しようとしている。大手企業が介護ロボットの開発をしている。
森躁さん(女性)。家の中に「やすらぎ」というロボットを置いている。彼女の友達と一緒に、ロボットが歌を歌っていた。
聖路加国際病院の元院長 日野原重明さん(97歳)が出てきた。「高齢者は若い人と比べて走っりすることは遅いかもしれないが、生活をする質の深さは大きく知恵をもっている」
オーストラリア場合
クリステーさん(女性)。79歳の母親の面倒をみている。公共の施設に入れることも可能だったが、一緒の生活を選んだ。仕事と介護で、ときどきつらくなる。一週間に一度、デイケアセンターに連れていく。
デイケアセンターを利用することが、今後増えるだろう。
番組の最後の言葉。
高齢者社会は喜ぶべきことです。後は解決策を見つけることです。
おまけです。みんなで歌いましょう。
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20081225/1230155524