じじぃの「介護 今日より明日がラクになる」

4月8日(水) NHK総合 ためしてガッテン 歩けた!話せた!脳がめざめる新発想介護術
【ゲスト】山本陽子梅沢富美男山瀬まみ 【解説】森之宮病院院長代理…宮井一郎 【司会】立川志の輔小野文惠
脳がめざめる介護のポイント
脳の可塑化(かそか)を引き出すには、介護のやり方を工夫して「本人に出来るだけやってもらう」ことが大事。でも実際、どうすればよいのでしょうか?
ポイント(1) 実現可能な小さな目標を立てる
実現不可能な目標を立てたりすると、本人がやる気を失うばかりか、危険なケースもあります。
ポイント(2) 本人が出来ない部分を補う工夫をする
脳卒中の後遺症で、服の表裏や首の部分などがわからなくなってしまうケースがあります。こんな場合、服の目立つ場所(首の後ろなど)に明るい色のリボンなどを縫いつけると、自分で着替えられるようになる場合も!
ポイント(3) ほめる
アメリカで3年前に行われた研究で、脳卒中のリハビリ中に本人をほめるようにしていると、機能の改善が進むことが分かりました!大切なのは・・・、
・良いタイミングでほめること (何かが出来るようになったときに、すかさず)
・具体的にほめること (例:○○の動作が○○くらい出来るようになった)
迷ったときは・・・
何から始めて良いか悩む場合は、専門家に相談するのがオススメ。
自宅まで専門家が来て、リハビリや家族への指導などを行う「訪問リハビリテーション」などのサービスもあります。介護保険を使える方は、ケアマネジャーに相談するのも良い方法です。
http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20090408
どうでもいい、じじぃの日記。
4/8、クローズアップ現代 「有料老人ホーム破たん続出」 国谷裕子を観た。
千葉県の有料老人ホームで経営者が何回か変わり、そのたびにサービスが悪化していった。雨漏りがしても直してもらえない。
原因として、不動産会社と投資ファンド会社が絡み合っていて、有料老人ホームの経営は新規に入居者が、これからも増えるであろうという前提で有料老人ホームが作られていた。
アメリカのサブプライムローン問題と同じ図式である。不動産会社が撤退した後でも、借金だけが増え続ける。
入居している老人は節約生活を強いられて、食事の質がだんだん悪くなっていく。
全国で有料老人ホームは前年比で5割増しになった。これは介護保険が介護サービスの不足を民間の参入で補うなどの法改正したためとみられる。
秋田県の有料老人ホームの場合、オープン後わずか9ヵ月で経営破綻し、突然、閉鎖された。秋田県の指導・監督する担当者が有料老人ホームをチェックするとき、家の防災とか設備に対しては行うが、提出された事業計画書など、経営にはタッチしないためだった。
有料老人ホームに参入する業者が良質な業者であるか、悪徳業者なのか。良質な業者が残るようにするのにはどうしたらいいのか。
話変わって
すぐ後の番組、ためしてガッテン 「歩けた!話せた!脳がめざめる新発想介護術」を観た。
番組が始まってすぐ、介護生活をしている小山明子さんがおられると言っていた。じじぃも小山明子さんのことをブログで書いたことがある。
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20081024/1224879025
6年前に脳卒中で倒れ、左半身まひという障害が残った男性の松村さんの介護生活を例にしている。
イスから立ち上がるのに、一番適しているのは何か。
①つえ ②車いす ③タスキ ④ざぶとん
ゲストの山本陽子さんは①のつえと答えていた。梅沢富美男山瀬まみさんは③タスキと答えていた。
答えは④のざぶとん、イスにざぶとんを置くとスムーズに立ち上がることができるのだそうだ。
風呂に入るときには、お風呂の高さと同じ高さの台を置くことで足への負担が少なくなり、その台を伝わってスムーズに入りやすくなるのだそうだ。
松村さんも病院のリハビリで「もう、これ以上治らない」と言われた。だが、奥さんがあることをしたことにより、ほとんどのことを自分でできるようになった。それは何か。
リボン 手とか足が麻痺していると服のどこが入口なのかが分かりずらい。シャツだと首の後ろにリボン(目印)をつけておいてあげる。
言葉 電話がかかってきたとき、本人に電話に出て、会話をさせるようにする。奥さんがそばにいて、手助けをする。
イス 玄関にイスを置いておく。靴などをはく時にイスを補助に使う。
アメリカで、リハビリ中の人の脳機能の回復を早めるというのが発表された。それは何か。
ほめてあげること 「ほめてあげること」で回復する時間が1/3になった。
これらの方法は脳の可塑化(カソか)がおこったというのだそうだ。使っていない脳が代用して働きだす。
介護生活のポイントは、今日より明日がラクになる。