ロボットスーツHALを試験的に利用したリハビリ訓練 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=QcbtQBbMl0o
ニューロン
脳の可塑性―リハビリで期待できること 2016/02/19 メディカルノート
脳の神経細胞は、一度死んでしまうと、もとに戻ることは残念ながら二度とありません。その神経細胞の働きによる脳機能も失われてしまいます。つまり、記憶を司る脳の領域が損なわれると記憶することができなくなってしまい、運動を司る領域が損なわれると手足を動かすこともできなくなってしまうということです。ですから、以前のリハビリは、麻痺した側の機能はあきらめて、ほかの動く部分を強化することを重点的に行う傾向がありました。
しかし、最近の脳科学の研究において、リハビリテーションによって損傷した脳領域周辺の細胞など新たな神経回路ができることが明らかになりました。学習や経験で脳細胞のシナプス結合が変わり、運動や行動に変化が現れるという神経可塑性が提唱されています。たとえば、脳梗塞で指を動かす神経細胞が死亡しても、訓練によって通常「手首」を動かす指令を出す神経細胞が「指」を動かす指令を発することができるようになります。再び指を動かすことが可能になるのです。このような脳の運動学習メカニズムが、麻痺した筋肉を動かすことによる麻痺した筋肉の治療を可能にするのです。
https://medicalnote.jp/contents/160219-031-VZ
NHKドキュメンタリー 時空を超えて 「ロボットはどこまで進化するのか?」 2016年11月18日 NHK Eテレ
【案内人】モーガン・フリーマン
日々進化し続けるロボットは、将来「種」として人類に取って代わるという説もある。
もしロボットがサッカーチームを作ったら、お互いの考えをクラウド化で共有でき、人間のようなコミュニケーション無しに作戦を遂行できる。ロボット独自の言語の開発も進み、やがては人類を排除する可能性も指摘される。しかし、人間の身体機能を補ったり、お互いに融合し合う関係を築くという見方もある。果たして人類とロボットの未来はいかに?
日本のロボット工学者 山海嘉之(サイバーダインCEO、筑波大学教授)は人間とロボットの融合を目指しています。
そして、彼が作り上げたのがHAL(Hybrid Assistive Limb)。通称ハルと呼ばれるロボットスーツです。
山海嘉之、「人間がある動きをしようとすると、脳から微弱な電気信号が出ます。それをHALが読み取り、意図した通りの動きをアシストしてくれます」
HALは日本のリハビリ施設で実際に使用されています。
山海嘉之、「何らかの麻痺があったり脳卒中を患ったりして、思い通りに体を動かせない患者さんのサポートに役立ちます」
何年もの間、歩けなかった人がHALのおかげで再び歩けるようになりました。
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3452/1988012/index.html
『大人のための図鑑 脳と心のしくみ』 池谷裕二/監修 新星出版社 2016年発行
脳は一生成長する? (一部抜粋しています)
ヒトの場合、感受性期は多くのケースで9歳くらいまでと考えられている。感受性期を過ぎてから、さらに神経細胞がつながり、20歳の頃、脳神経のネットワークが完成する。
その後は成長が止まってしまうのかというと、そうではない。それ以降も学習や経験を生かして新しい脳のネットワークをつくっていく。このように脳が生涯にわたり変化することを脳の「可塑性」といい、ヒトは人生で得た、いろいろな経験や知識を脳回路に蓄えることで、ネットワークをカスタマイズしていくのだ。
可塑性があることは、個人の可能性を広げる。つまり、生まれた瞬間は、遺伝子で決まる能力に圧倒的に左右されるが、脳に可塑性があることで、学習や訓練によって先天的な不利を覆し、脳が健康である限り、能力をつけ加えていくことができるのである。熟練した職人の技術はまさに、脳の可塑性によって新しいネットワークが構築されるのだ。
生物の進化の過程においても、可塑性の高い動物が生き残ってきた歴史があり、霊長類では特に高い可塑性が認められる。近年、特に海外では、可塑性に代えて、「可鍛性(マリービリティ)」という言葉が使われ始めている。
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どうでもいい、じじぃの日記。
11月18日 NHK Eテレ NHKドキュメンタリー 時空を超えて 「ロボットはどこまで進化するのか?」を観た。
番組の最後に、日本のロボットスーツ「HAL」が取り上げられていた。
「何らかの麻痺があったり脳卒中を患ったりして、思い通りに体を動かせない患者さんのサポートに役立ちます」
リハビリで脳機能の一部が回復するのは、脳の「可塑性」にあるためらしい。
脳の中ではニューロンどうしが競争しており、外部からの刺激で構造変化が起こりえるのだそうだ。
がん、突然死はともかく、ほとんどの病気は本人の「やる気」次第でどうにでもなるということか。