じじぃの「カオス・地球_280_地球を掘りすすむ・第4章・コアはなぜ鉄の塊なのか?」

小惑星帯~あなたの知らなかった事実~

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=_hR2LPXiTXI

水素の元「水」はどこからきたのか?


地球の誕生と進化の鍵は水~地球上の水はどこから来て、どこへ行ってしまったのか

みらいぶっく 廣瀬敬先生
太陽系の惑星形成初期には、地球に水はありませんでした。それが、木星が形成されると、その重力の影響で状況が全く変わりました。木星の重力攪乱のせいで、氷に覆われた微惑星が隕石となって地球に降り注ぐようになったのです。こうして太陽から1AUぐらいの場所に、水を持った惑星が形成されました。これが地球です。

マグマの海と原始の大気を図にしました。マグマの海の中には溶けた金属鉄が含まれていました。この金属鉄が地球の中心に落ち込んでいき、金属の核(コア)を形成しました。
https://miraibook.jp/researcher/mp1302

『地球を掘りすすむと何があるか』

廣瀬敬/著 KAWADE夢新書 2022年発行

第4章 地下2890~6370km 鉄から成る地球の中心「コア」の世界 より

コアはなぜ鉄の塊なのか?

マントルは岩石でできていましたが、コアは鉄を主体とする金属でできています。マントルがいくつかの層に分かれていたように、コア(核)も液体の外核と固体の内核に分かれています。つまり、高温で流動的な鉄の真ん中に、固体となった鉄の玉がある、という状態。この構造については後述しますが、まず、その素材について見ていきましょう。

そもそもなぜ、岩石でできた地球の真ん中に、鉄の塊があるのでしょうか。

地球の原材料物質は太陽の組成を参考に推定されています。「太陽は水素とヘリウムからできているのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、そのとおりです。太陽光スペクトルを分析すると、太陽の成分のほとんどが水素とヘリウムで、その他の元素はわずか0.1パーセントです。しかし、水素やヘリウムは凝縮しにくい、つまり固体になりにくい元素なので、惑星の材料にはなりません。固体になりやすい元素(難揮発性元素)については、地球も太陽もたいして変わらないのではないかと考えられているのです。

その根拠は、隕石です。火星と木星の軌道の間に小惑星帯というエリアがあり、地球にやってくる隕石のほとんどはここからやってきます。

この隕石の組成を見てみると、主に、マグネシウム、鉄、シリコン(ケイ素)、アルミニウム、カルシウム、そして酸素で構成されていることがわかります。そして大事な点は、固体になりやすい元素については、始原的な隕石の組成は太陽の組成ときれいに一致します。

太陽と小惑星帯小惑星は地球に降ってくると、隕石と名前が変わります)の化学組成が同じなら、その間にある地球の組成も、とうぜん同じだろうと考えられるわけです。7章で触れますが、他の岩石惑星(水星、金星、火星)についても同様です。

水素とヘリウム以外の太陽をつくっている元素の中でも、鉄はかなり多くの割合で含まれていて、なおかつ、金属と酸化鉄のふたつの状態をとりうる物質です。

マグネシウム、アルミニウムやカルシウムは酸化されやすい、つまり酸素と結びつきやすく、逆に還元して金属にするほうがたいへんです。

たとえば、アルミニウム製の1円玉の製造原価は3円程度といわれていますが、それは、ボーキサイトから還元して金属アルミニウムにするために、それだけエネルギーが必要だからです。この反応は、自然界ではほとんど起きません。マグネシウムやカルシウムも同じです。ところが、鉄だけは比較的簡単に金属にできます。そのため、酸化鉄は、マントルに、金属鉄はコアに、とその両方が存在しています。金属鉄は、比較的軽い元素である酸素と結合している酸化鉄や二酸化ケイ素などの酸化物よりもずっと密度が大きいのです。

それで、もともとドロドロに融けていた地球が固まっていくときに、金属鉄だけが沈んでいった、つまり中心に集まったというのが、コアの形成の仕組みです。

コアの組成からさまざまな謎が解ける

また、地球の過去だけでなく、地球の現在や未来について知るためにも、コアの組成を確定することは大きな意味があります。

コアの正確な組成がわかっていないため、じつは、コアの温度が確定できていません。地球深部の温度の推定には化学組成の情報が不可欠なのです。

コアは、外核内核、2層になっていると前述しました。外核が液体、内核が固体です。

ということは、外核内核の境界面では、コアを構成する物質の融点になっているはずです。もしも物質の化学組成が確定すれば、融点も確定するので、この境界面の温度がわかります。しかし、化学組成がわからなければ。融点もわかりません。

物質の融点は、不純物によって決まるといってもよいくらいで、不純物によって大きく変わります。不純物の比率が大きいほど融点は下がります。特に水素や炭素のような軽い元素は、それをどのくらい含んでいるかで、1000℃くらいは簡単に差が出てしまうのです。ですから、つまりコアの正確な温度を知るためには、化学組成を確定して融点を知る必要があるのです。
    ・
そういった意味で、この地球のコアの組成を決定する、具体的には鉄とニッケル以外の不純物がなんであるか突き止めることは、地球科学のいま、もっとも重要な課題のひとつだと思っています。

じじぃの「冒険心くすぐる秘境・地獄の門・ロライマ山!世界の幻想的な風景」

Gates of Hell | 100 Wonders | Atlas Obscura

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=YICzXLAtQ58

Mount Roraima or Roraima Tepui, Venezuela: Mesmerizing Tabletop Mountain

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=PyPeJxO76Lk&t=1s

The Gates of Hell is a manmade Darwaza crater with burning gas


Mount Roraima is situated in Canaima National Park in the Gran Sabana region of southeastern Venezuela.


地獄の門と呼ばれるトルクメニスタンの大穴の原理

ログミーBiz
地獄の門と呼ばれる燃え続ける大穴がトルクメニスタンにあることを知っていますか?
ダルヴァザのガスクレーターとも呼ばれるこの穴は、1971年に発見された天然ガスの採掘中に起きた事故をきっかけに生まれた「人口の」穴です。当初数週間でメタンガスは燃え尽き、火も収まると考えられていましたが、なんと40年以上経った今も火が消える気配はなく、赤々と燃え続けているのです。サイエンスチャンネル「SciShow」の解説を見てみましょう。
https://logmi.jp/business/articles/110281

【絶景Q】No.003 数億年前の地球の面影を残す最後の秘境!ベネズエラの「ロライマ山」

トジョウエンジン
「最後の秘境」と呼ばれる南米のギアナ高地
その中でもかつての地球の面影を強く残すテーブルマウンテン「ロライマ山」は秘境と呼ぶにピッタリな絶景スポットです。
https://eedu.jp/blog/2013/04/25/zekkei_q003/

『世界の幻想的な風景』

MdN編集部(編) エムディエヌコーポレーション 2022年発行

第2章 冒険心くすぐる秘境 より

永遠に燃え続ける地獄の業火 トルクメニスタン 地獄の門 Gates of Hell

地獄の門は、1971年にトルクメニスタンのダルヴァザ、カラクル砂漠にある洞窟で天然ガス採掘をしようとした際に岩盤が崩落し、有毒ガスが噴き出てしまったことから生まれたクレーターです。

有毒ガスの噴出を止めるために火をつけたものの、ガスが絶えず湧き出でるため未だに火は消えず、また今後いつ頃まで燃え続けるのかも不明となっています。

ベネズエラ ロライマ山 Mount Roraima

ロライマ山はベネズエラのカナイマ国立公園にある、山頂が平らになっているテーブル・マウンテンです。
カナイマに暮らす少数民族・ペモン族の言葉で「偉大」を指す「Roraima(ロライマ)」の名を冠する通り、標高は約2,810メートルもの高さを誇ります。地球最古とも言われる岩盤を残したまま切り立った姿は、「陸の軍艦」とも呼ばれています。

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じじぃの日記。

MdN編集部(編)『世界の幻想的な風景』という本に、「地獄の門 Gates of Hell」、「ロライマ山 Mount Roraima」という画像があった。

●永遠に燃え続ける地獄の業火 トルクメニスタン 地獄の門

「なんと40年以上経った今も火が消える気配はなく、赤々と燃え続けているのです」

なんとなく、燃やし続けているのはもったいない感じがしますが、ガスをうまく取り出せないと、そのまま燃やし続けておくのだそうです。

ガスがメタンなどの場合は、未知のウイルスが出現することもあるので燃やすというのは結果的にベターな方法なのだとか。

ベネズエラ ロライマ山
地球最古の大地「ギアナ高地」は、大陸移動説(プレートテクトニクス)の回転軸と言われ、20億年前の地表が露出しているのだとか。

ロライマ山は地球最古の山だそうです。

じじぃの「カオス・地球_279_地球を掘りすすむ・第3章・ホットスポット・マグマ活動」

PEOPLE WERE TOO CLOSE!!! HOW IT ALL STARTED-RAW FOOTAGE FROM THE 2ND DAY!-Iceland Volcano-20.03.2021

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=roT1ovHqWVY

世界の地質-ホットスポット

2023.04.20
マントルプルーム
世界には、「ホットスポット」と呼ばれる火山活動があります。
ホットスポットの地下では周りに比べてマントルが高温になっており、定常的にマグマが発生しています。これは、地球の内部からマントルプルームと呼ばれる上昇流が発生しているためと考えられています。
●ハワイの例
ホットスポットの例として、特によく知られているのがハワイです。
ハワイもまた太平洋の中に孤立して存在する島々ですが、こちらには活火山があります。その海底からの高さは9000 mにもおよび、世界最大の活火山とも言われています。これだけの量のマグマを生み出すためには、ホットスポットという特別なマグマ発生の仕組みが必要なわけです。
https://finding-geo.info/world/hotspot.html

『地球を掘りすすむと何があるか』

廣瀬敬/著 KAWADE夢新書 2022年発行

第3章 「プレート」と「マントル対流」活動する地球の仕組み より

ホットスポットはどうしてできるのか?

これまで、ふたつの火山活動についてお話ししてきました。中央海溝と沈み込み帯の火山です。最後にもうひとつの火山活動、ホットスポットについてお話ししましょう。代表的なホットスポットには、ハワイ、タヒチイエローストーンなどがあります(図、画像参照)。
ホットスポットのマグマ活動は、地球全体のおよそ1割です。

ホットスポットは、マントル中の高温の上昇流によってつくられます。中央海溝や沈み込み帯と比べて、マントルが高い温度で融解したマグマが噴火しています。

そのような高温のマントルは、もともとマントルの底にあった岩石がコアによってあたためられたものと考えられています。ふくらんで軽くなったプレートの下まで上昇してきたのです。

高温のマントルの上昇流は、マントルの対流の一部です。マントルが対流しているといわれてもピンとこない方が多いでしょう。マントルは、対流しているといっても液体になっているわけではありません。固体のまま、つまり岩石のまま対流しています。固体ですから、あまり大きく動くことはできません。1年で数センチ程度移動します。マントルの深さは2900キロもあるので、底までたどり着くのに1億年くらいの時間がかかることになります。

対流するには、岩石がやわらかい必要があります。プレートの岩石は軽いので、プレート自体は変形せず、対流も起きていません。

一方、プレートの下にある岩石はもっと高温です。高温になると岩石はやわらかくなります。やわらかくなると岩石が変形しながら対流運動をするようになります。

とはいっても、1年に数センチ動くくらいですから、日常感覚で使う「やわらかい」とは少しニュアンスが異なるかもしれません。ただ地表の環境では頑強な岩石であっても、地球内部のように高温になると容易に変形します。マントルの対流をイメージするためには、石もやわらかくなるということを理解しておいてください。

よく庭石などで縞(しま)模様のある岩石を見たことはないでしょうか。あれは変成岩といって、強い力を受けて石が変形していることを表しています。変形して、岩石が流動することであのような縞模様になります。

地殻、マントル、プレートの関係

ここまでのまとめを兼ねて、地球の中を掘っていくとどうなるかという話を、地球の中はどんな動きをしているのか、どんな流れがあるのか、という視点で整理してみましょう。

まず、いちばん外側のプレートは水平方向にゆっくり移動しています。これを掘っていくとマントルのきれいな色の石が現れますが、浅い部分のマントルもプレートの一部なので、温度が高いわけでもなく、やわらかいわけでもありません。硬い岩石です。

さらに掘っていくと場所によって異なりますが、深さ50~100キロのところで、岩石の種類は変わらないのですが、急に流動的になります。流動的といっても、やはり1年間に数センチですから、水が流れるような感じではありません。水飴(みずあめ)、といってもまだやわらかい。強いていえばキャラメルのように、固体なんだけれども強く押せば曲がる、というイメージでしょうか。

動き方も、プレート部分は、ベルトコンベヤに乗って一定の方向に動いている感じです。プレートの下にいくとそれほど単純ではなく、対流運動なのでもっと複雑な動きをするようになります。それがマントルの底部まで続きます。

じじぃの「ロシアの美点・世界有数の芸術国?世界から戦争を消し去る方法」

歴史観を操る男 プーチン氏”スターリン化”の陰に…【3月14日(月)#報道1930】

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=6kDbom-C9pg

Rape, torture, murder in Ukraine - Does Putin feel no remorse over his invasion? | Conflict Zone

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=h19HFztTScQ


「併合4州」の通貨はルーブルウクライナ通貨の流通停止へ…プーチン氏が議会提案

2022/10/03 読売新聞
ロシアのプーチン大統領は2日、ウクライナ東・南部4州の一方的な併合に関する法案を露下院に提案し、併合「条約」の批准も求めた。
ロシア通信などによると、「条約」では併合する領域をそれぞれの行政単位の州境と規定し、ウクライナ軍が管理する地域も含む4州全体を「ロシア領」だと主張している。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20221003-OYT1T50088/

『世界から戦争を消し去る方法』

佐藤康行/著 アイジーエー出版 2023年発行

第3章 あなたの中で輝く「真我」 より

遠い国に住む人たちの美点を発見

ロシアがウクライナに侵攻を始めた時、テレビなどマスメディアで大きく報じられました。また、北朝鮮はミサイルを日本海や日本の上空を超えるように発射したりと、徴発を繰り返しています。
そして、近年軍事力の強化が著しい中国は、日本と尖閣諸島を巡って対立があります。

このような状況にあると、私たちはつい、そういった国の人たちを悪く思ってしまうかも知れません。
でも、それは違うのです。

たとえリーダーの決断で戦争やいざこざが起こるのだとしても、多くの国民は善良なはず。私たちと同じなはずなのです。日本もかつて第二次世界大戦では戦争の道を突き進みましたが、当時のリーダーの決断であって、国民に罪はないのです。

ロシアとウクライナは戦争の真っただ中にありますが、両国の皆さんについて、あなたはいまこの場で、全く別の場所にいながら美点を発見することができます。
そうすると、両国の皆さんの見え方が変わります。

実際にロシアとウクライナをテーマに美点発見された方は、次のような素晴らしい点を発見されていました。

●ロシアの美点
・世界で最も広い大きな国
・国内でも時差は最大10時間
・アジアとヨーロッパにまたがり多種多様な文化を持つ
・ロシア語の話者は世界中に数億人もいる
・地域ごとに異なる100以上の民族言語が存在
・スポーツの強豪国
・バレエやオペラが盛ん
・世界有数の芸術国
・優れた科学者、技術者を輩出
・ゲストをもてなす伝統がある
親日家が多い
・日本と多くの姉妹都市関係がある
・日本のアニメ、漫画、音楽などポップカルチャーが人気
・世界的に有名な伝統工芸品、マトリョーシカがある
・豊富な天然資源に恵まれている
・壮大な大自然がある
・モスクワ、サンクトペテルブルクなど美しい街並みがある
・美しい聖堂がたくさんある

ウクライナの美点
・緑豊かで旧跡も多い
・ヨーロッパ有数の穀倉地帯
・肥沃な黒土地帯
・天然資源が豊富
・首都キーフはヨーロッパ屈指の美しい街
・文化的な都市リヴィウは5世紀頃から存在する古都
・夏のリゾート地オデッサでは海水浴を楽しめる
黒海がある
・1500kmもの長さがある山々が連なるカルパチア山脈
・日本より物価が安い
・有名なボルシチウクライナ料理
・IT産業が発展している
・お土産のチョコレートが有名
・フレンドリーな人柄な人が多い
・読書好きな人が多い
・お洒落な人が多い
・家族を大事にする人が多い
・民族衣装「ヴィシヴァンカ」は刺繍が綺麗
・コサックダンスの発祥地

いかがでしょうか? もし美点発見をしないで目の前にロシアの方や北朝鮮の方がいたら、差別する心が出てくるかも知れません。それは、マスメディアで報じられる印象があるからです。
でも、印象は変えられるわけです。大統領など国のトップではなく、国民の方の美点発見をする。そのことで、あなたの心が真我を通じて、その国の皆さんの心に影響を与えます。

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じじぃの日記。

佐藤康行著『世界から戦争を消し去る方法』という本に、「遠い国に住む人たちの美点を発見」というのがあった。

かつて、「ロシア」という言葉から思い浮かべるのは「世界有数の芸術国」、「優れた科学者、技術者を輩出」だった。

それがプーチンウクライナ侵攻の後は、「プーチン」、「スターリン」の国に変った。
   
トッド、フクヤマ、ロー、ウィテカー、ガブリエル著『人類の終着点―戦争、AI、ヒューマニティの未来』という本の、フランシス・フクヤマのページにはこんなことが書かれていた。

プーチンは、ソ連崩壊を決して受け入れることができないでしょう。彼はそれを「20世紀最大の悲劇だ」と形容しました。彼の外交政策は、可能な限り「ソ連を取り戻すこと」です。

そして、ソ連が失ったものの中で最も大事なのは、ウクライナです。彼は明確にそう述べています。これは、彼の行動が暗示している類のものではありません。彼は、公然と言ってのけたのです。「ウクライナは死活的な領土で、ロシアの一部であり、ロシアから除くことはできない」と。

「1991年以後の欧州の安定を覆す」という彼の野望を行動で示すのが、彼の外交政策です。これが「単に領土をめぐる問題ではない」と考える理由です。ウクライナへの侵攻は、欧州全体の政治的な秩序に対する紛争なのです。
   
ロシアの大統領選挙は3月17日に開票が終了し、プーチン大統領が87%余りの得票率で圧勝した。

ウクライナにとって、これから数年間、最悪の日々が続くのだろうか。

じじぃの「カオス・地球_278_地球を掘りすすむ・第2章・高圧高温実験・SPring-8」

SPring-8】 講演:地球の中心には何がある?

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Sdt91QCBG2w

大型放射光施設 SPring-8


高輝度放射光施設 SPRING-8

廣瀬研究室 / 高圧地球科学
SPring-8は、兵庫県播磨科学公園都市にある世界最高性能の放射光を生み出すことができる大型放射光施設である。
大きな円形の建物中には、電子が高速で回転している「蓄積リング」があり、それを取り囲んで放射光を取り出し実験を行う「ビームライン」と呼ばれる設備が60本ある。それぞれのビームラインは実験目的に合わせて最適化されており、各実験に必要な種類の放射光を取り出す装置群や、実験を行う装置群が多数設置されている。
廣瀬研では主に、高温高圧下その場XRD観察とイメージング(BL10U)、弾性波速度散乱(BL35XU、BL43LXU)を使用している。

●加熱用レーザーシステム
試料を加熱し、「超高圧・高温その場」でのX線回折の実験を行うことが出来る。
http://www-solid.eps.s.u-tokyo.ac.jp/~hirose/?page_id=570

『地球を掘りすすむと何があるか』

廣瀬敬/著 KAWADE夢新書 2022年発行

第2章 地下30~2890km 鉱物の色彩豊かな「マントル」の世界 より

なぜ地球の内部は固体とわかるのか?

こうした地震波の観測によって、まず、どの深さにそのような境界面があるのかということがわかってきます。境界面はひとつではありません。いちばん有名なのが、大陸の地下30キロ付近にある境界面で、何か物質が変化しているために、そこで地震波が反射してくるのがわかります。大陸の下では、深さ30キロという数字は世界中どこにいっても同じです。前述したように、これが地殻とマントルの境界です。1909年のクロアチアの地球物理学者A・モホロビッチが発見したことから、モホロビッチ不連続面(通称モホ面)といいます。
    ・
地震波の観測で、不連続面があること、そしてその深さがわかりました。こうした地震学がもたらしてくれる情報はとても有用です。有用ではあるけれども、P波とS波の速度でしかありません。それだけの情報から、「実際にどういう岩石があるのか」を導き出すことはできません。秒速〇秒で地震波が伝わる物質といっても、いくらでも候補があるからです。

実際にその不連続面で何が起こっているのか。どんな物質からどんな物質に変化しているのか。それを明らかにする方法が、高圧高温実験です。

高圧をかけた物質をどう調べるのか?

超高圧・超高温を発生するだけでは研究になりません。資料にどういう変化が生じたか、それを調べる必要があります。

Aという結晶から、Bという結晶に変化する。そうすると、Bという新しい結晶は、Aと何が、どのくらい違うのか、それを調べることが大事です。高圧実験でできた結晶Bを実際に調べていくしかありません。そうやって初めて、地球深部の新しい結晶のことが明らかになって新しい扉が開く、というのが私たちのおこなっている研究です。

結晶構造を調べるには、X線回折分析をおこないます。この分析は鉱物学にはなくてはならないもので、鉱物を同定する際などに伝統的によく使われます。X線の波長が、原子が並んでいる間隔とほぼ等しいので、原子の配列を調べるにはX線を当てるのがベストな方法なのです。

ところが、私たちの高圧実験の資料は小さいので、強いX線を照射しなければデータが得られません。そこで、放射光X線という強力なX線を使います。幸い日本には、世界最高性能の放射光X線を生み出すことができる「SPring-8(スプリングエイト)」という大型放射光施設があります。

その仕組みを簡単に説明しましょう。兵庫県の山中にあるSPring-8では、直径約500メートルの巨大なリング中を電子が光速に近いスピードで回っています。この電子の流れを磁石によって少しずつ角度を変える際に、接線方向に強い光を出します。これを放射光といいます。この放射光の中からX線だけを切り出すと、強力なX線を得ることができます。この放射光X線であれば、ダイヤモンド・アンビル・セル(科学実験で高圧力を付加する装置)中で高圧下にある小さな試料でも、相転移を確認できます。

SPring-8が一般に開放されたのが、ちょうど私がアメリカから帰国した前の年の1997年、私にとっては、ちょうどよいタイミングでした。

ところで、このポストペロフスカイトマントルの中でも最下部層の物質で、ちょうどコアとマントルの境界領域にあたる)を高圧発生装置から回収することはできません。120万気圧以上という超高圧環境下でできたこの結晶は、減圧すると結晶構造が崩れてしまうので、高圧装置から取り出したときにはすでにポストペロフスカイトではないのです。ですから、どういう色をしているのかもまだよくわかっていません。

しかし、この高圧装置の、ダイヤモンドの先端のわずか100ミクロンの領域、さらにいえばレーザーが当たっている20ミクロン程度の領域を詳細に見ていくことで、人類がいまだ到達できない地球の内部がどうなっているのかがわかってくる。ということなのです。

じじぃの「日本を救え・日本が生まれ変わるチャンス!世界から戦争を消し去る方法」

【2023年】「世界最高の国」ランキング【TOP15】

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=oOloBckj6yY


セブンイレブンのコーヒーが他社よりも「ずば抜けて」おいしい理由【3選】

2021年8月30日 note
最近はコンビニのコーヒーも非常においしくなりましたね~。

場合によってはコーヒーチェーンよりも味が安定しています。ドトールベローチェのコーヒーを飲むと雑味を感じますが、セブンのコーヒーには雑味が少なく、口の中に引っかかる嫌な感じがありません。
いやはやすごい、セブンイレブンのコーヒー…
というわけで今回は、セブンイレブンのコーヒーがなぜあんなに美味しいのか?その理由をお話ししていきます。
https://note.com/104_kinakomochi/n/n3a4a8b8aba9c

『世界から戦争を消し去る方法』

佐藤康行/著 アイジーエー出版 2023年発行

第2章 日本の未来は明るい より

日本が生まれ変わるチャンス

現在、わが国のGDP国内総生産)は世界第3位です。2010年ごろ中国に追い抜かれたものの、世界でも屈指の経済力を持った国であることは変わりありません。

それにもかかわらず、国民全体が漠然としたう案に覆われ、一体この国の先行きはどうなるのだろうと思っています。

日本はこの先、どこへ向かおうとしているのでしょうか? これから先、日本の将来はどうなるのでしょうか? 日本に明るい未来は、あるのでしょうか?
    ・
結論を言えば、「日本に明るい未来はある!」と私は断言します。
    ・
日本は先の敗戦を契機に、「これまでのやり方は間違っていた。平和的な方法、経済でも頑張れば立派な国になれるのだ」という意識にスパッと切り替えたことで、経済発展を遂げました。こうして、戦争も経済も、実は同じエネルギーでできるということがわかったのです。

だから、これからも同じエネルギーを使うのです。今度は「経済」に替えて、「意識」というエネルギーで、同じように世界に出て行くことができます。そのエネルギーの源泉は、愛のエネルギーです。

世界に向かって、日本人が本来持つ愛のエネルギーを使うのです。それは世界中、どの国でも求められているものです。

世界中から「日本を救え」の声が上がった理由

日本が原子力の脅威に直面したのは、広島、長崎に落とされた原爆だけではありません。2011年3月11日、マグニチュード9.0という、日本の観測史上類を見ない巨大大地震が発生しました。それが東日本大震災です。この地震に伴う津波に襲われた福島第一原子力発電所では、メルトダウンという深刻な事故が起こりました。

この震災は日本の中でも、東北という最も日本人の基本的な性質を色濃く残している地域を襲いました。世界の人々は、東北という日本の地域を知り、ほかの日本の地域にも増して、この地方の方々の人間性に畏敬の念を抱きました。

避難所で、人々は物資を受け取るために整然と列に並び、のみならず体の弱い人に順番を譲るなど、深い互助の精神を発揮しました。

また、無人となった商店が略奪に遭ったり、強盗に入られたりすることもなく、たとえ苦しく追い詰められていても、人として恥ずべきことはしない倫理観の高さが万人の胸を打ちました。

こうした様子を見た世界中の人から「日本を救え」という声が上がったのです。何かと日本と敵対することの多い中国でさえ、日本を褒めたたえたのは、特筆すべきことだと思っています。事実、震災後である2012年に、「世界に良い影響を与えているランキング」(BBC英国放送協会」調べ)で、日本はトップになったのです。
    ・
いつか、日本人そのものの素晴らしさを世界が知る日が来てほしい。
それは日本人の意識レベルが向上する日であり、ひいては人類全体の意識レベルが向上する日であると考えていました。東日本大震災は、図らずもそのきっかけを日本にもたらすことになったのです。

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じじぃの日記。

佐藤康行著『世界から戦争を消し去る方法』という本に、「世界中から『日本を救え』の声が上がった理由」というのがあった。

「現在、わが国のGDP国内総生産)は世界第3位です」

2024年の世界GDPランキングで、日本はドイツに抜かれて世界3位から4位に転落した。

この3ヵ月、近くにあるコンビニに毎朝 車で出かけている。

コンビニのコーヒーがおいしくてクセになっている。

先日、コンビニでコーヒー専用マシンでコーヒーをコップに入れた後、車に戻りコーヒーを飲んでいたら、店の客と従業員が、車に寄ってきて、窓ガラスをコツコツとたたいた。
そして、財布を見せてくれた。

コーヒー専用マシンの台に、財布を置いたまま、店を出てしまったのだ。

傍にいた客が、店の従業員に私が財布を置いたまま店を出て行ったのを知らせてくれたらしい。

日本は「日本は財布を落としても、ほぼ確実に戻る国」だ。

「避難所で、人々は物資を受け取るために整然と列に並び、のみならず体の弱い人に順番を譲るなど、深い互助の精神を発揮しました」

   
3月22日午前の東京株式市場で、日経平均株価は21日に付けた取引時間中の昨年来高値(4万0823円32銭)を上回り、史上最高値を更新した。

私は日本の未来を信じています。

じじぃの「カオス・地球_277_地球を掘りすすむ・第2章・地震波・地球内部は?」

【廣瀬敬にきいた】地球の中心はマグマではありません

動画 YouTube
2022年1月20日に発売された「地球の中身 何があるのか、何が起きているのか (ブルーバックス)」について、著者の廣瀬敬さんにお話をうかがいました。
https://www.youtube.com/watch?v=hHAqUVby-T4

地球の内部構造 地殻・マントル・コア(核)


地震波速度と深さの関係


地球の中身はなんだろな? 目には見えないけれど、音は聞こえる!

2022.01.20 廣瀬敬
●ゆで卵というより玉ねぎ
これまでに明らかになった、地球内部の地震波速度分布を見てみよう。
地殻‐マントル境界はグラフの左端に位置するのでややわかりにくいが、深さ約2900kmのマントル‐コア(外核)境界と深さ約5200kmの外核内核境界では、地震波速度が不連続に変化する(グラフが直線的に上下する)のがひと目でわかる。これらの深さを境に構成物質が変化している証拠である。

ともかく、地球はたくさんの層に分けられることを知ってほしい。この内部構造はゆで卵というよりも、玉ねぎに近いかもしれない。
https://gendai.media/articles/-/91388?page=3

手のひらサイズの実験装置で、深さ約6400kmの地球の中心の超高圧を再現!

2022.06.20 廣瀬敬
●コアに含まれる大量の「不純物」
――本書では、地球のコアの正体は、水素を豊富に含む鉄合金ではないか、と書かれていました。コアの材料として、水素に着目された理由を教えて頂けますか。

廣瀬:水素に注目した理由は、主に2つあります。ひとつは、地球の水が「少なすぎる」こと、もうひとつは地球のコアに謎の「不純物」が含まれていることです。
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実際にダイヤモンド・アンビル・セルを使って、水を含んだマグマと金属鉄を反応させる実験を行いました。その結果、高温高圧下では、金属鉄は水由来の水素を非常に多く取り込む、ということがわかりました。高圧下では、どうやら水素はマグマの中にいるよりも金属鉄の中にいるほうが50倍も居心地がいいようです。
https://gendai.media/articles/-/96382?page=3

『地球を掘りすすむと何があるか』

廣瀬敬/著 KAWADE夢新書 2022年発行

第2章 地下30~2890km 鉱物の色彩豊かな「マントル」の世界 より

地下深部の構造をどうやって調べるのか?

マントルの上部は、カンラン岩でできていることはわかりましたが、さらに堀りすすんでいくと、構成する鉱物も変化します。しかし、ここから先は誰も見たことがない世界でいったいどのような方法で見ることができるのでしょうか。

地球の内部構造について、多くの情報をもたらしてくれるのが地震波です。基本的に、地球内部の観測は、そのほとんどが地震学といっても過言ではありません。もちろん、電磁気学や測地学などもありますが、情報量としては圧倒的に地震学です。

地震が起きると、P波(縦波)とS波(横波)が発生することは、皆さんもご存知でしょう。地震の最初にまずドンと縦揺れがきます。これがP波。少し遅れて大きな横揺れがきます。これがS波。P波とS波が地面の中を伝わってきている。その伝わるスピードが異なるということになります。この伝わり方を細かく分析していくことで地球の中がどうなっているのかがわかってきます。
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地震波の伝わり方は複雑です。ひとつの震源から発した地震波は、地中になんらかの境界面があると、そこで反射したり屈折したりしながら、さまざまな経路をたどって、地表の別の場所にある数多くの地震計で計測されます。それらのデータを解析することで、地中のどこに境界面があるかがわかります。ある特定の深度で、地震波の速度が変わったり、反射したり、不連続的に変化するからです。こういう変化は、ほぼ世界中でだいたい同じ深さで起きます。それを地震波速度の不連続面といいます(図、画像参照)。

なぜ地球の内部は固体とわかるのか?

こうした地震波の観測によって、まず、どの深さにそのような境界面があるのかということがわかってきます。境界面はひとつではありません。いちばん有名なのが、大陸の地下30キロ付近にある境界面で、何か物質が変化しているために、そこで地震波が反射してくるのがわかります。大陸の下では、深さ30キロという数字は世界中どこにいっても同じです。前述したように、これが地殻とマントルの境界です。1909年のクロアチアの地球物理学者A・モホロビッチが発見したことから、モホロビッチ不連続面(通称モホ面)といいます。
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地震波の観測で、不連続面があること、そしてその深さがわかりました。こうした地震学がもたらしてくれる情報はとても有用です。有用ではあるけれども、P波とS波の速度でしかありません。それだけの情報から、「実際にどういう岩石があるのか」を導き出すことはできません。秒速〇秒で地震波が伝わる物質といっても、いくらでも候補があるからです。

実際にその不連続面で何が起こっているのか。どんな物質からどんな物質に変化しているのか。それを明らかにする方法が、高圧高温実験です。