鎌田浩毅の役に立つ地学:意外と知らない?大陸が移動する理由
地球の表面はプレートと呼ばれる11枚ほどの厚い岩板で覆われている。プレートは水平方向に移動し、地震や火山活動などのさまざまな現象を引き起こす。
1960年代に確立した「プレート・テクトニクス」と呼ばれる理論は、こうした地殻変動を統一的に説明し、ヒマラヤ山脈を隆起させる原因なども見事に解き明かした。
だが、地殻の下にあるマントルなど地球深部が、プレートの動きにどのように影響を及ぼしているかは分かっていなかった。
これを説明する理論が打ち立てられたのが20世紀の終わりであり、「プルーム・テクトニクス」と呼ばれている。プルームとは英語で「もくもくと上がる煙」の意味である。
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20210216/se1/00m/020/016000c
『教養になる超雑学―人に話したくなるほど面白い!』
近藤仁美/著 永岡書店 2024年発行
遠い未来、すべての大陸はひとつになるかもしれない?
かつて地球には、「パンゲア大陸」とよばれる全陸地がつながった大陸があった。
「パンゲア」自体がズバリ「すべての大地」という意味で、古代の超大陸としては最も有名だ。実は地球上には、パンゲア大陸以外にも、3~4回ほど多くの陸地がつながった超大陸形成されてきた。このことは未来でも同様で、2億5000万年後から3億年後くらいの期間には、パンゲア・ウルティマ大陸(名前は「最終的なパンゲア」の意)が出現するとみられている。このとき、日本列島は大陸に呑まれてなくなる。日本という国どころか、その土地ごと消滅してしまう。
ちなみに、「アジア」は日の出る方向を昔「アス」とよんでいたことに由来する名だ。これに対し、アメリカはこの地を新大陸だと指摘した探検家アメリゴ・ベスプッチにちなむ。そしてアフリカは、居住していた部族の名や、エジプト語で「誕生したところ」を意味する言葉に拠るという説がある。
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
じじぃの日記。