じじぃの「カオス・地球_432_2035年に生き残る企業・第2章・Z世代・SNS」

ハリス氏 Z世代への浸透戦略【日経モープラFT】

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=QcEi3XPqoYI

米大統領選のカギを握るのは“Z世代”


“Z世代”を取り込め!インフルエンサー200人以上が集結 米・民主党大会最終日

2024/8/24 Yahoo!ニュース
アメリカの大統領選挙に向けた民主党大会が最終日を迎えました。
この日、カマラ・ハリス氏(59)が演説を行い、大変な盛り上がりとなりました。そして、こうした光景をネットで発信し続けていたのは、民主党が特別に取材パスを出した200人以上のインフルエンサーたちでした。当選のカギを握るのは“Z世代”です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6343d41dac54eacc34113f442301f2480567043

メンター(mentor)

コトバンク より
優れた指導者。助言者。恩師。顧問。信頼のおける相談相手。
ギリシャ神話で、オデュッセウストロイア戦争に出陣するとき、自分の子供テレマコスを託したすぐれた指導者の名前メントール(Mentor)から。

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2035年に生き残る企業、消える企業――世界最先端のテクノロジーを味方にする思考法』

山本康正/著 PHP研究所 2024年発行

世界のテクノロジーは、かつてない速度で進化しています。
2022年11月に登場したChatGPTのユーザー数は、公開からわずか5日で100万人を超え、瞬く間に世界中に広がりました。これはIT史上最速のスピードです。このブームに乗って、生成AIに必要な半導体を製造するエヌビディアの時価総額は、2024年6月、マイクロソフトやグーグル、アップルを抜き、約500兆円で、上場企業の時価総額において世界一となりました。
これまでIT業界を牽引してきたのはビッグテックのGAFAMが中心でした。

第2章 企業も人材も、最新テクノロジーの潮流に乗り遅れれば淘汰される より

経営者や「識者」の学歴や経歴も鵜呑みにしてはいけない

経営者自身のパーソナリティを知るには、ソーシャルメディアにおいての振る舞いを見るのが最も手っ取り早いでしょう。

また、経営者にしても、識者の本を読んだり話を聞いたりする際でも、その経歴に誇張が混ざっていないかのファクトチェックも必要です。

有名大学の、誰でも受けられる講座(ハーバードエクステンションスクール、スタンフォードコンティニューイングスタディーズなどの生涯学習講座や、有名ビジネススクールにおける半年ほどの短期プログラム、修士証と学位は大きく違います)を受講したことがあるだけで、その大学の卒業生だと名乗っているようなケースもあります。必ず正規のスクールでの学位を確認してください。

採用においても、日本企業は自己申告だけで応募者の経歴や学歴を簡単に信じてしまう傾向にありますが、ほとんどの外資系企業では、自己深刻した情報を踏まえて、リファレンスチェックも行うのがスタンダードです。これは、言語も文化もそれぞれに多種多様な背景を持つ外国人人材を受け入れる企業としては当然のことでしょう。大学名にしても、アメリカの名門大学などの一部を除けば、海外の大学名を聞いてそのレベルを正確に推し測れる人は多くありません。

多忙なミドル・シニア層こそ年下のメンターを探し出せ

同じ業界、同じ年代、同じ属性の人たちとだけ付き合っていても、新しい発見や気付きは、そうそうありません。しかし、業種も属性も異なる人たち、特にエンジニアや、テクノロジーに強い若い世代と積極的に交流を持つようにすると、見える風景がガラッと変わっていくはずです。

例えば筆者は、エンジニアとお酒を飲みながら雑談するのが好きです。
日本人には質問をすることを恥ずかしいと思ったり、「間違ったことを聞いてはいけない」と思ったりする人が多いですが、お酒を飲みながらの雑談であれば、気楽にさまざまなことが聞けて、テクノロジーについての知見が得られるでしょう。

また、Z世代はテクノロジーをどう使いこなし、どうとらえているのかを、比較考量、つまり複数のケースを比較する視点を持つことを意識しながら、間近で見聞きすることからも、多くの気付きが得られるはずです。

上司や先輩などの年長者をメンターとするカルチャーが一般的ですが、テクノロジー領域、特にソフトウェアにおいては、若手のほうが最先端を開発していることも多く、若手を「逆メンター」にするのです。

テクノロジー領域に限らず、若手と先輩が役割を逆転させてレクチャーする制度は、一般的二「リバースメンタリング(逆メンター制)と呼ばれ、アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE <General Electric>)が採用して以降、国内外の企業で多数導入されるようになりました。

日本でも、住友化学三菱マテリアル資生堂などの大企業が、組織を活性化させる手法として続々導入しています。

SNSでエンジニアをフォローし、ITリテラシーを高める

いますぐには身近に「逆メンター」になってくれそうな若手が見当たらないのであれば、SNSで若手の現役エンジニアのアカウントをフォローするのもいいでしょう。できれば、日本語でなく、英語をおすすめします。AIで翻訳すればいいのです。

X(旧称ツイッター)では、技術職のアカウントが、日々、多くの情報を発信しています。はじめのうちは耳慣れない専門用語に戸惑うかもしれませんが、わからない用語は自分で覚えてITリテラシーを高め、文脈を汲(く)んでいく練習の意味でも、SNSは大いに活用できるはずです。

ただし、ひと言だけ付け加えておくと、若い世代の持つ情報やリテラシーが「絶対の正解」というわけでは、もちろんありません。若さゆえの視野の狭さや決め付けもあるでしょう。

そうした要素を差し引いた上で、あくまで自分が思考するための判断材料の1つとして、若い世代の知見を参照する。目の肥えたミドル・シニア層であれば、そうしたことは決して難しくないはずです。