今回も選挙戦を左右するラストベルト (nhk.or.jpより)
有力候補は「白人男性」か ハリス氏"副大統領候補"選び本格化 鍵握る「ラストベルト」対策念頭に
2024/7/30 Yahoo!ニュース
11月5日のアメリカ大統領選まで100日を切った。
民主党の候補指名を確実にしたハリス副大統領(59歳)が勢いを見せていて、ともに選挙戦を戦うランニングメイト=副大統領候補に誰を選ぶのかが焦点になっている。
ハリス氏の副大統領候補への起用が取りざたされている2人の知事が演説したためだ。
1人目は、ペンシルベニア州のシャピロ知事(51歳)。
ペンシルベニア州は今回の大統領選の行方を左右する激戦州の1つだが、シャピロ知事は2年前の知事選挙で共和党の候補に圧勝した民主党の次世代のリーダー候補の1人だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ac0258f62731fb86f142f67b47e266dacba056b
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ペンシルベニア州 大統領選の行方を占う、独立宣言の地 より
面積と人口 人口は1000万人を超える
ペンシルベニア州の面積は、12万km2弱である。これは、北朝鮮と同じくらいの面積だから、並の国家レベルの広さである。その人口は1300万人程度。全米第6の都市フィラデルフィアの人口は、およそ157万人だ。
地勢と気候 東海岸の1つだが、海に面していない
ペンシルベニア州は、アメリカ東海岸州の1つとして知られるが、実は海岸部に面していない。内陸部の西へと大きく延びた州である。州の領域は、アパラチア山脈にも及ぶ。北緯40度から42どの間に位置し、日本の北海道南部から東北地方の北部と同じくらいの緯度になっている。
政治風土 2020年の大統領選遺恨がいまだ残る大激戦州
ペンシルベニア州は、大統領選を決するといってもいい重要な州である。
全米有数の激戦州(スイング・ステート)であるうえに、選挙人数19人という大票田を有しているからだ。この19人を得た側が、大統領の座を勝ち取ることができるといっていい。
ペンシルベニア州が激戦州となったのは、わりと近年のことである。もともとは他の東部名門州と同じく、民主党の地盤であったが、2016年の大統領選にあっては、トランプの共和党が勝利をもぎとった。
ペンシルベニア州における勝利によって、トランプは大統領の座を得たといっていい。
だが、2020年の大統領選にあっては、民主党のバイデンがトランプを僅差で打ち破る。バイデンは、ペンシルベニア州を制したことで、トランプを封じたともいえるが、トランプ陣営は勝利を認めなかった。トランプ陣営は、少なからぬ州で民主党の票の不正があったとし、特にペンシルベニア州における民主党の不正を追及、その遺恨は今なお残る。
ペンシルベニア州が激戦区と化したのは、もともと静かだったブルーカラー層が共和党を支持しはじめたからだ。ペンシルベニア州の都市部には、ホワイトカラーのインテリが多いのだが、同州には農業地帯が広がるうえに、ピッツバーグのような工業地帯もある。彼らブルーカラーが行き詰まっていったとき、共和党を支持するようになったのだ。