Human Prehistory 101 (Part 1 of 3): Out of (Eastern) Africa
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The single Out-of-Africa theory is dying | 6,000 Generations
February 3, 2018 wordpress.com
A new paper shows that it is likely that modern humans had left Africa by at least 177,000 years ago. The single Out-of-Africa theory is dying if not completely dead. Certainly some of the earlier excursions out of Africa may not have survived. I am still sticking to my narrative of the peopling of the world being mainly due to (at least) two waves of expansion from AfricArabia; one before the Toba eruption (74,000 years ago) and one after.
https://6000generations.wordpress.com/2018/02/03/the-single-out-of-africa-theory-is-dying/
たった1日でわかる46億年の地球史
【目次】
プロローグ――地球学への招待状
1. 化学と地球――地球はどのように生まれたのか
2. 物質と地球――地球はどのように形成されたのか
3. 生命と地球――地球に広がる生命
4. 酸素と地球――呼吸できる空気はどこから来たのか
5. 動物と地球――大型化する生命
6. 植物と地球――植物と動物の世界
7. 災害と地球――絶滅が生命の形を変える
8. 人間と地球――地球を変える人類
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『たった1日でわかる46億年の地球史』
アンドルー・H・ノール/著 鈴木和博/訳 文響社 2023年発行
私たちの身の回りにある山や海、動植物、資源、空気や水はいったいいつ、どのように誕生したのか?
ハーバード大学の名誉教授(自然史学)で、NASAの火星探索ミッションにも参加している著者が、地球という奇跡の星の誕生から現在に至るまでを、地質学、自然史学的な視点でエキサイティングに読み解く一冊。
8. 人間と地球――地球を変える人類 より
最初の霊長類
新生代を通して、生命と環境は呼応しながら変化していく。かつての超大陸パンゲアが分裂して以来、大陸は地球規模で離れつづけている。大西洋は劇的に広がり、ロッキー山脈やアルプス山脈、ヒマラヤ山脈が空高くそびえるようになった。造山運動によって風化が速まり、大気中の二酸化炭素は吸収された。プレートの移動によって海水の循環は変わった。その結果、地球は冷えはじめた。高緯度地域からヤシやワニなどの温暖な気候を好む種が消え、内陸部の森林は草原に変わりはじめた。3500万年前には、南極が氷河が覆われ始めた。
このようなダイナミックな自然環境を背景に、霊長類が陸地に広がっていった。キツネザルやメガネザルなどのサルの仲間、そして霊長類の系統樹でヒトを含む枝にあたる大型類人猿など、さまざまな種が登場した。ここで600万年前から700万年前に起きた出来事に注目しよう。このころ、地球寒冷化のベースが上がり、再び氷河期が近づいていた。アフリカでは内陸部が乾燥し、森林がまばらな林や草原に変わっていった。そしてその生息環境の変化に刺激されて、現在のチンパンジーやボノボから分かれた新たな系統の大型類人猿が登場した。この新種のサルはホミニン(ヒト族)と呼ばれ、大まかに言えばチンパンジーに似ていた。体は小さめで、脳は小さく、鼻が突き出し、長い腕と細長い指をうまく使って樹上を移動していた。ただし、このホミニンには、ほかの大型類人猿と違う重要な特徴が1つあった。直立歩行できたことだ。
ホモ・サピエンスの誕生
ホモ・サピエンスすなわちヒトは、現存する唯一のヒト属で、現存する唯一のホミニンである。化石からはほかに13種のヒト属が見つかっている。(そのうち11種が正式に命名されている)が、これらはすべて絶滅している。200万年少し前ごろから、それまでのホミニンと同じように、アフリカでヒトの近縁種が分化しはじめた。もっともよく知られているヒト属の先祖は、190万年前から25万年前の岩石で見つかっているホモ・エレクトスだ。ホモ・エレクトスは、多くの個体がとてもよい状態で保存されていることに加え、2つの理由で重宝されている。1つ目は、解剖学的にアウストラロピテクス属と現在のヒトとのちょうど中間の構造を持つことだ。骨格はヒトに近くなり、脳はルーシーより大きいが今のヒトよりは小さい。2つ目は、これまでのホミニンとは違い、ホモ・エレクトスはアフリカだけでなくユーラシア各地にいたことだ。このころには、確実に地上で生活し、狩猟や採集で食べものを得るようになっていた。動物の骨についた傷跡から、獲物を解体していたこともわかる。ちょうど地球が完全な氷河期に投入する時期だったので、これは新たな栄養源として重要だった。現在の狩猟採集民と同じように、獲物を分け合っていた可能性も高い源として重要だった。現在の狩猟採集民と同じように、獲物を分け合っていた可能性も高いと見られていr。そのため、集団としての結束力も高まっていたはずだ。
ホモ・サピエンスとされる最古の化石は、モロッコの30万年前の化石から見つかっている。その少し後には、高度な道具を生み出す新たな文化と、(管理された)火の使用が広まった証拠が見つかっている。つまり、わたしたちの種族は新たな技術とともに登場した。驚くべきことかもしれないが、この氷河期の地球には、私たちの直接の祖先のほかに少なくとも3種のヒト属がいた。もっともよく知られているのがネアンデルタール人だ。野蛮人のように描かれてことが多いが、実際には高度な狩猟採集民で、脳はヒトよりも大きく、さまざまな道具を使いこなしていた。対照的なのが、ホモ・フローレシエンシスだ。「ホビット」とも呼ばれる小型の種で、インドネシアで化石が見つかったのは最近のことだ。もう1つのデニソワ人は、もともとシベリアの洞窟で5万年前の骨の断片が発見され、指の骨に保存されていたDNAから別の種であることがわかった。今では、ネアンデルタール人とデニソワ人の化石からゲノムを復元できるまでになっている。そこから、現在のヒト、ネアンデルタール人、デニソワ人は近親種であるだけでなく、かなり前から交雑していたこともわかった。
ほとんどの人のDNAには、ネアンデルタール人の遺伝子がわずかに混じっている。メラネシア人やオーストラリアのアポリジニなど、一部のアジア系の人々は、デニソワ人の遺伝子も受け継いでいる。歴史は私たちの遺伝子の中で生きている。
初期の人類はアフリカにしかいなかったが、10万年ほど前に、その一部が広い世界に足を踏み出し、現在のイスラエルにあたる場所にネアンデルタール人とともに住み着くようになった。その後の5万年前から7万年前には、アジアやヨーロッパの各地に急速に広がっていった。この大胆な移住者たちは、どのような人々だったのだろうか。
ドイツのテュービンゲンにある古代文化博物館の奥深く、窓のない一室で、マンモスに牙に彫られた小さな動物たちが宝石のようにきらめいている。
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プラトンによると(この話は、エイドリアン・メイヤーの『神々とロボット』[仮訳、原題:Gods and Robots]にも書かれている)、神が動物を想像するとき、動物に能力をあり当てる役割をプロメテウスとエピメテウスという双子の巨人に託した。とりわけエピメテウスはこの仕事をよろこんで引き受け、チーターが速く走れるようにしたり、カニを丈夫な鎧で覆ったり、ゾウを大きくしたりした。残念なことに、人間は最後だったので、順番が回ってくるころには、優れた能力は何も残っていなかった。プロメテウスは、何もなければ人間は広い世界で生き延びることはできないと考え、神のもとから言葉と火と技術を盗みだし、人間に与えた。素敵な話だが、実は人類学の見解とそう遠くない。言語、火を操る能力、そして道具を作る能力を得た人間は、動物界の他の住人たちとは違う道を歩みはじめたからだ。
人間の祖先がアフリカの環境変化に適応したように、人間の進化は環境の変化に促されてきたことは間違いない。しかし、地球の長い歴史の物語から見れば、生命は環境の影響を一方的に受けるだけではないことがわかる。生命の側が環境を作るという側面もあり、その点は人間にも当てはまる。人間がほかと違うのは、地球に与える影響が小さすぎるからではなく、大きすぎるからだ。ホモ・サピエンスは、誕生して以来ずっとまわりの世界を変えつづけてきたが、今やそれは前例のないほどになっている。地球と生命は長いこと協調しつづけてきたが、直近の動きとしてそのような著しい変化が起きている。