ハリス氏演説ロング版「自由・思いやり・法が支配する国か、それとも…」(2024年7月24日)
選挙集会に臨む民主党大統領候補のハリス氏と副大統領候補のウォルツ氏
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米民主党がハリス氏を正式指名「未来に向けた戦い」、副大統領候補のウォルツ氏と激戦州を遊説へ
2024/08/07 読売新聞
11月の米大統領選に向け、民主党は6日、カマラ・ハリス副大統領(59)を正式に候補に指名した。ハリス氏は1~5日のオンライン投票で99%の代議員を獲得した。
ハリス氏は6日、ミネソタ州のティム・ウォルツ知事(60)を副大統領候補に選び、選挙活動を本格化させた。
https://www.yomiuri.co.jp/world/uspresident/20240807-OYT1T50087/
『アメリカ50州がサクッとわかる本』
国際時事アナリスツ/編 河出書房新社 2024年発行
政治風土・州法・産業・歴史などの基本データと米国の「今」を象徴する“各州の最も興味深いトピック”を厳選!同じアメリカでもこんなに違うとは…。大国の強さも弱さも、この州からわかる!
アイオワ州 大統領選挙の年に一躍脚光を浴びる大激戦区 より
面積と人口 バングラデシュよりも大きな州
アイオワ州の面積は、14万5743km2。バングラデシュよりも少し大きな州である。人口は、320万人を超える。
地勢と気候 アメリカ内陸の大草原の中央部に位置する
アメリカの北中部に位置する内陸州である。州の東境をミシシッピ川が、州の西境をミズーリ川が流れている。内陸の大草原(プレーリー)の中央部にあり、なだらかな地帯が続く。内陸性の気候にあり、寒暖の差が激しい。
政治風土 2020年の選挙ではトランプを支持した激戦州
どちらが勝っても不思議ではない激戦州。2000年には、敗れた民主党のアル・ゴアを支持している。2020年には、これまた敗れたトランプを支持した。
大統領選の開幕を告げる「アイオワ・コーカス」
農業主体のアイオワ州は4年に1回の大統領選となると、ニューハンプシャー州とともに脚光を浴びる。同州が激戦州であり、かつ最初の決選州でもあるからだ。
アイオワ州では、大統領選にあたって全米最初の党員集会「コーカス」が開かれる。これは「アイオワ・コーカス」といって、全米の注目の的になる。ここでの動向が、その後の大統領選に大きな影響を与えるからだ。合衆国では、「アイオワ・コーカスでトーンが決まり、続くニューハンプシャー・プライマリー(予備選挙)で候補者が絞られる」とよくいわれている。
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アイオワ・コーカスは大統領選を占う重要なイベントであるとともに、候補者に断念させることもある。ここで芳(かんば)しくない結果が出ると、場合によっては、候補者は辞退してしまう。バイデン大統領もかつて、アイオワでは痛い目に遭(あ)っている。彼は2008年の大統領選では、アイオワで挫折し、撤退している。
アイオワ州出身の大統領には、第31代のハーバート・フーヴァーがいる。彼の時代、アメリカは世界恐慌に襲われ、彼はこれに相対している。