じじぃの「マスク氏・脳チップ埋めこみ・ALS患者救済へ?AIの未来」

#01/iPS細胞を使った再生医療トップランナー慶応義塾大学医学部 教授 岡野 栄之/この国の行く末2

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=SuQU8zyy_w0

マスク Neuralinkの最初の製品の名称が「Telepathy(テレパシー)」


イーロン・マスクの脳改造企業「Neuralink」が初のヒト臨床試験に成功、考えるだけでスマホやPCを操作可能で製品名は「テレパシー」

2024年01月30日 GIGAZINE
イーロン・マスク氏が創業した脳インプラント企業「Neuralink」が初の臨床試験に成功したことが明らかになりました。合わせて、マスク氏はNeuralinkの最初の製品の名称が「Telepathy(テレパシー)」になることを発表しています。
https://gigazine.net/news/20240130-neuralink-telepathy-elon-musk/

『AI vs.人間の近未来』

宮崎正弘/著 宝島社 2024年発行

第4章 霊性、霊感とはなにか より

脳にチップを埋め込み、神経疾患や脊髄損傷患者を活性化

イーロン・マスクがまたまた物議を醸し出した。
2024年1月28日、イーロン・マスクの「ニューラリンク」が、人間の脳にチップを埋め込む手術を行い、結果は良好だと発表した。

この衝撃的な出来事に、キリスト教世界からマスクへの批判は見あたらない。
医学界からは前向きの反応が目立つ。また患者らは反対を論じる前に、医学界では以前から唱えられてきた、手術の成功は即報だとしている。脳にチップを埋め込むことで、傷害が緩和されるとする学説は古くから説かれた。このような考え方は傷害に悩む患者らに希望をもたらすものとされた。インプラント脳損傷に対する初の効果的な治療法になる可能性があると研究者らは述べ、カリフォルニア大学サンフランシスコ校のキャサリン・スキャンゴス医学博士が「脳内の腹側線条体(ふくそくせんじょうたい)部位に刺激を与えることで、うつ状態を改善することができた」としてきた。

米国だけでも、脳損傷により500万人強が後遺症を抱えている。単純作業にも集中できず仕事を辞めたり、学校を中退したりするケースが目立ち大きな社会問題とされた。

ニューラリンクは脳に埋め込むチップや手術器具の安全性と機能性についての研究を承認されていた。「有望な神経スパイク検出」がみられた。この製品は「テレパシー」と呼ばれ、四肢が使えなくなった患者を対象にする。「例えばスティーブン・ホーキング博士が、高速タイピストや競売人より速くコミュニケーションできることを想像してほしい。それが目標だ」とマスクは会見で述べた。

ニューラリンクはチップを埋め込んで人の脳とコンピュータを接続する技術の開発を5年がかりで進めてきた。会社は2016年に設立され、初期にはサンフランシスコでオープンAIと同居していた。2020年には豚で実験した。

この手術で改善されるとされる疾患は神経疾患(パーキンソン病てんかん)が脳とコンピュータの直接的な接続によって神経信号の制御や調整が可能になり、症状の改善や管理が期待されるという。また脊髄損傷では、脳からの信号を電子インタフェースを介して損傷した脊髄に送ることで、運動や感覚の回復が期待され、神経精神疾患抑うつ症、統合失調症など)も脳内の神経回路の活動を制御することによって、症状の緩和や神経の正常化が期待されるとしている。

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じじぃの日記。

宮崎正弘著『AI vs.人間の近未来』という本に「脳にチップを埋め込み、神経疾患や脊髄損傷患者を活性化」があった。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)は脳からの指令を筋肉に伝える運動神経細胞が細胞死を起こして脱落することにより、全身の筋肉が徐々に動かせなくなり、発症後数年で死亡する難病だ。

「ニューラリンクは脳に埋め込むチップや手術器具の安全性と機能性についての研究を承認されていた。『有望な神経スパイク検出』がみられた。この製品は『テレパシー』と呼ばれ、四肢が使えなくなった患者を対象にする」

イーロン・マスクは、ニューラリンクの初の製品に「テレパシー」と名前を付けた。
    
全身の筋肉が動かせなくなっていく難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の患者と家族らでつくる日本ALS協会県支部はこのほど、浜松市中区アクトシティ浜松で特別講演会を開いた。
慶応大医学部の岡野栄之教授が、ALS治療薬の研究について解説した。
岡野教授らの研究チームは、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使ってALS患者の状態を再現した上で、多数の別の病気向け既存薬を試して効果を探った。現在は病状の進行を遅らせることができた薬を絞り込み、詳細な検証を続けているという。岡野教授は有効な薬の登場を待ちわびる患者と家族の切実な声に触れ、「ALSを克服するために頑張っていきたい」と改めて意欲を示した。
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1269680.html

どうも、「テレパシー」より、iPS細胞を用いた治療の方が有望みたいだ。
(テレパシーという言葉には、まだ未解決領域というイメージがあります)