Is It OK To Pee In The Pool?
プールと子どもたち
「プールのにおい」はおしっこと塩素が反応した化学物質の臭い、健康に悪影響を与える可能性あり
2018年06月18日 GIGAZINE
プールで臭うツンとした感じの「プールの臭い」の原因を、塩素の臭いだと思っている人も少なくないはず。
そんなプールの臭いは実のところ「おしっこがプールの塩素と反応した化学物質の臭い」であり、おしっこのせいで発生した化学物質は人体に有害であるとサイエンス系メディアのScienceAlartが報じています。
https://gigazine.net/news/20180618-clean-pool-actually-bad-health/
『SUPERサイエンス 五感を騙す錯覚の科学』
齋藤勝裕/著 シーアンドアール研究所 2024年発行
Chapter6 嗅覚の錯覚 より
プールの匂い
プールで臭うツンとした感じの「プールの臭い」の原因を、多いの方は塩素の臭いだと錯覚しているのではないでしょうか?
この匂いは塩素の臭いではなく、実のところ「おしっこがプールの塩素と反応した化学物質の臭い」であり、おしっこのせいで発生したこの化学物質は人体に有毒であることがわかったのです。
プールで失敬!
きれいに見えるプールにも75リットルのおしっこが含まれていることが以前から報じられており、オリンピック選手の中にも「みんなプールでおしっこをしていると思う」という人もいます。そんなプールでのおしっこは水の消毒に使用される塩素と反応し、三塩化窒素NCL3という科学物質を作り出すのです。
三塩化窒素
三塩化窒素は1811年に発見された物質ですが、単体だと少しの刺激で簡単に反応して爆発する性質を持っています。発見者自身も三塩化窒素の爆発で2本の指と片方の目を失う大けがを負いましたが、プール内に存在する三塩化窒素は水や他の物質と混合されており、プールで泳いでいるだけで爆発する可能性はありません。
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「スイミングプールの近くで働く人は気道に関する病気の発症割合が普通の人よりも高い」という研究結果も発表されており、三塩化窒素の臭いは人体に害を与えることが示唆されています。プールの周囲で発生する三塩化窒素はそれほど多い量ではないかもしれませんが、継続的に三塩化窒素を含む空気を吸うことにより、着実に人体に蓄積していきます。
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じじぃの日記。
プールでおしっこ!
齋藤勝裕著『SUPERサイエンス 五感を騙す錯覚の科学』という本に「プールの匂い」が書かれていた。
「この匂いは塩素の臭いではなく、実のところ「おしっこがプールの塩素と反応した化学物質の臭い」であり、おしっこのせいで発生したこの化学物質は人体に有毒であることがわかったのです」
シャワーを浴びてから、プールに入ることはあっても、おしっこをしてからプールには入ることはあまりないような気がします。
プールに入ると目が赤くなる原因であったり、気道に炎症を引き起こしたりするのは、プール内の塩素がおしっこと反応しているからなのだそうです。
なんとなく、子どもはプールの中でおしっこしてしまうような気がします。
あまり気にならないのは、まあ子どもだから、しょうがないと思うのかもしれません。
パリ五輪まであと、1ヵ月ちょっと。
オリンピック選手は、プールでおしっこしませんよね?