じじぃの「人工光合成・二酸化炭素と水素で新燃料を作り出す?生態の雑学」

【新技術】二酸化炭素⇒食べ物 or 燃料を作る『水素細菌』について。

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=Bvm4L38zkFY

水素細菌から新燃料を作り出す


微生物×二酸化炭素でものづくり?

22.07.13 おはよう日本 NHK
脱炭素社会の実現に向けて、従来の石油に依存したものづくりの見直しが課題になっています。
いま研究開発が進められているのが、微生物を使ったものづくりです。将来、二酸化炭素(CO2)の削減にも貢献できると期待されています。
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/articles/2022_0713.html

生態学大図鑑』

ジュリア・シュローダー/著、鷲谷いづみ/訳 三省堂 2021年発行

環境保護主義と保全 より

人工光合成
1970年代初め頃から、科学者たちは光合成の過程を摸倣し、二酸化炭素と水と太陽光から液体燃料を作る技術の開発に取り込んできた。
これら3つは豊富にあり、その過程を再現できれば、枯渇しない、比較的安価でクリーンな燃料や電気を調達できる。

そのための重要な2つの段階は、太陽光エネルギーを使って水を酸素と水素に分解する触媒を開発する段階、および、水素と二酸化炭素を液体水素、エタノールメタノールのようなエネルギー密度の高い燃料に換える触媒を作る段階である。ハーバード大学の研究チームが最近、触媒を使って水を酸素と水素に分解し、その水素に二酸化炭素を添加して細菌を培養した。
生物工学で作られたこの細菌は、二酸化炭素と水素を結合させて液体燃料を産出した。次課題は、研究室で成功した実験を、商業的に実行可能なものにできるかということである。

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じじぃの日記。

生態学大図鑑』という本に、「人工光合成」という記事が載っていた。

「1970年代初め頃から、科学者たちは光合成の過程を摸倣し、二酸化炭素と水と太陽光から液体燃料を作る技術の開発に取り込んできた」

人類が現在までに発明したもので最も偉大な発明とは何だろうか

ネットで「世界10大発明」をキーにして検索してみた。

10の革命的「発明」とは、生命の誕生/DNA/光合成/複雑な細胞/有性生殖/運動/視覚/温血性/意識/死。これらはいかに地上に生じ、いかに生物界を変容させたのか? 各一章を割き、最新の科学的解釈、および研究最前線に浮かぶスリリングな仮説や手がかりを語り、それらがわれわれにとって意味するものを問いかける。
https://www.msz.co.jp/book/detail/07575/

確かに、「光合成」などはすべての生物に恩恵を与えてきた。

地球温暖化に最も影響を与えているガスは何だろうか

工業化時代以降、特に20世紀に入ると急速に、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、人工物質であるハロカーボン類などの温室効果ガスが増加しています。これらの増加がもたらす地球温暖化は、自然の生態系や人間社会に大きな影響を及ぼすことから、人類の生存基盤を揺るがす問題となっています。
https://www.data.jma.go.jp/ghg/kanshi/tour/tour_a1.html

メタンは、人為的な気候変動に対して二酸化炭素に次いで影響を及ぼす温室効果ガスだ。

水素細菌

「生物工学で作られたこの細菌は、二酸化炭素と水素を結合させて液体燃料を産出した。次課題は、研究室で成功した実験を、商業的に実行可能なものにできるかということである」

温暖化対策に「水素細菌」は期待がもてるのだとか。