じじぃの「菌類・進化ではむしろ植物より動物に近い?生態の雑学」

[サイエンスZERO] 世界最大の単細胞生物“粘菌”!| 実は賢い!?驚きの情報処理能力を数式で表す!| 謎多き粘菌の世界をご覧あれ!| NHK

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=IMBA5JhMM8M

粘菌 ヘビヌカホコリ


5mm以下! アートな土壌動物・コケ・きのこ・粘菌

3/30/2020 BuNa - Bun-ichi Nature Web Magazine
肉眼でやっと見つけられる大きさ、5mmに満たない極小生物を拡大して見ると、思いがけない美しさを発見!
「小さな世界は無限の宇宙」をテーマに、東京近郊で写真を撮り続ける熊谷芳春さんに、「映える」極小生物を紹介してもらう。
●ヘビヌカホコリとタカラダニ
粘菌(変形菌)の仲間、ヘビヌカホコリ。
ウネウネしたオレンジ色の網目模様を描く子実体が特徴的で、海外ではその見た目からPretzel slime mold(プレッツェルの粘菌)などと呼ばれている。わたしたちには、ベビースターラーメンがイメージとしてはしっくりくるだろう。
https://buna.info/article/3748/

生態学大図鑑』

ジュリア・シュローダー/著、鷲谷いづみ/訳 三省堂 2021年発行

自然界の整序 より

独特な界
生物の歴史において、菌類は長く植物と考えられていた。
生物分類の偉人カール・リンネですら、菌類を植物界に入れていた。菌類が植物とは異なると理解されるようになったのは、精度の高い顕微鏡が発明されてからだった。現在では、菌類の細胞壁を構成する複合糖質のキチンは、植物には見いだせないことが知られている。
また、菌類が他の生物の遺骸を分解して栄養源とするのに対して、植物は光エネルギーを吸収して光合成で栄養をとる。

DNAの分析は、菌類が植物とは進化の系統樹で遠く離れたところに位置することを明らかにしている。遺伝的には、菌類はむしろ動物を生じさせた枝の近くに位置する。このような研究からは、従来は菌類として分類されてきた特定の水生菌類が菌類とは無関係であることもわかっている。
一方、病気を引き起こす微生物のなかには、進化して小さな寄生菌となった菌類もいる。

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じじぃの日記。

生態学大図鑑』という本に、「独特な界」という記事が載っていた。

「DNAの分析は、菌類が植物とは進化の系統樹で遠く離れたところに位置することを明らかにしている。遺伝的には、菌類はむしろ動物を生じさせた枝の近くに位置する」

粘菌などの菌類は、動物のご先祖様らしい。

粘菌とは?

まず、「粘菌」=変形菌(真性粘菌)、南方熊楠と思われている方、それは違います。ここで扱っているのは、粘菌と言っても細胞性粘菌のことです。変形菌と細胞性粘菌は似て非なるものです。どちらも「粘菌」という名前が付いていますが、生物として一緒の括りにしないほうが良いでしょう。また、和名ではキイロタマホコリカビというため、カビの仲間かと思っている人もいるようですが、カビではありません。むしろ、全く違います。遺伝子組成が類似していないのです。
https://www.toho-u.ac.jp/sci/bio/column/024588.html

粘菌は単細胞なのに、賢いのだとか。

粘菌と呼ばれる単細胞生物がいます。単細胞ですから当然、脳はありません。ところが、その生態を観察すると、知性に基づく判断の結果としか思えない行動を取るのです。
北海道大学電子科学研究所の中垣俊之教授は、粘菌を「かしこい単細胞」と表現します。粘菌の複雑な動きに着目し、数学と物理を駆使する独自のアプローチで解析に取り組んだ研究成果は、二度のイグ・ノーベル賞受賞につながりました。
https://gendai.media/articles/-/100414

よく分かりません。