じじぃの「不思議な植物・光合成・ミドリムシは動物なのか?美しい生物学講義」

植物 (plants) とは何だろうか?

植物とは

植物 (plants) とは何だろうか?
ふつう植物とは、水と二酸化炭素、光エネルギーから酸素と糖を合成する光合成、つまり酸素発生型光合成 (oxygenic photosynthesis) を行う生物と定義される (図1)。私たちに身近なタンポポやイネ、マツ、シダ、コケなどと共に、海にすむアオノリやテングサ、コンブのような海藻や、クロレラ (Chlorella) 、クラミドモナス (Chlamydomonas) 、ミドリムシ (Euglena) 、珪藻のような単細胞生物までもが植物であるといえる (図2)。植物は水圏から陸上まで、生態系の生産者 (producer) として欠くことのできない役割を担っている。ただし植物の中には、二次的に光合成能を失った生物 (寄生植物、腐生植物など) も含まれる (図5)。
https://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/plant.html

『若い読者に贈る美しい生物学講義』

更科功/著 ダイヤモンド社 2019年発行

ミドリムシは動物か植物か より

ミドリムシという生物がいる。学名はユーグレナで、そのユーグレナという名前で栄養補助食品としても売られている。
ミドリムシは鞭毛(べんもう)を波打たせて泳ぐし、体を変形させて動くこともできる。まるで動物みたいだ。その一方で、ミドリムシ葉緑体を持っており、光合成をすることができる。まるで、植物みたいだ。そのため昔は、ミドリムシはいったい動物なのか植物なのかと、悩む人もいたようだ。
しかし、なぜミドリムシが動物か植物か迷うのかというと、それは、生物には動物と植物しかいないと思っているからだろう。でも、実際には、動物でも植物でもない生物はたくさんいる。というか、すべての生物の中で、動物や植物はほんの一部分を占めるにすぎない。だから、ミドリムシが動物か植物かを、悩む必要はまったくない。ミドリムシは動物でも植物でもない。ただ、それだけのことだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
植物と動物を分けているのは何だろうか?
まあ、植物は1ヵ所に固定していて、光合成をするものをいうのだろうか。
ミドリムシ」は光合成をおこなう。

ミドリムシは鞭毛(べんもう)を波打たせて泳ぐし、体を変形させて動くこともできる。まるで動物みたいだ」

磯なんかにすんでいる「ウミウシ」。
ウミウシは藻を食べて葉緑体を吸収し、光合成をおこなう。
アブラムシやサンショウウオの仲間にも光合成をする生物がいるそうだ。

ミドリムシが動物か植物かを、悩む必要はまったくない。ミドリムシは動物でも植物でもない。ただ、それだけのことだ」

だそうです。