じじぃの「鳥の産卵数ときょうだい殺しの関係!生態の雑学」

アオアシカツオドリが減少、ガラパゴス

2014.04.28 ナショナル ジオグラフィック日本版サイト
研究によると、アオアシカツオドリの繁殖活動は少なくとも1998年から大幅に減少しており、「2011~2013年には繁殖を行ったつがいがほとんど確認できず、幼鳥の姿はほとんど見られなかった」という。

繁殖の減少と並行して生じているのが、餌となる魚サーディンの不足だ。過去の研究では、アオアシカツオドリの繁殖は、ほぼサーディンのみを餌としている場合に成功することが明らかになっている。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9176/

生態学大図鑑』

ジュリア・シュローダー/著、鷲谷いづみ/訳 三省堂 2021年発行

生命の多様性 より

アオアシカツオドリのきょうだい殺し
アオアシカツオドリは太平洋に生息する海鳥である。

採餌するのは海だが、沿岸の海食崖で子育てをする。雌はおよそ5日の間隔をあけて2個の卵を産むので、2番目のひなが孵(かえ)るまでに最初のひなはかなり成長している。餌が豊富にあれば、親鳥は両方のひなに巣立ちまで十分に餌を与えられる。しかし餌が足りなければ、体の大きいひなが、あとから生まれたきょうだいをくちばしでつついて殺してしまう。先に生まれたひなのほうが食べる量が多く、巣立ちやすい。餌が乏しいのに、きょうだい殺しをしなければ、2羽とも飢え死にする可能性がある。

餌の利用可能性のみに基づくこの行動は、「任意的きょうだい殺し」と呼ばれる。
これとは対照的にアオアシカツオドリには、餌の利用可能性に関係なく、先に孵ったひながほぼ例外なく兄弟または姉妹を殺す「義務的きょうだい殺し」が見られる。

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じじぃの日記。

生態学大図鑑』という本に、「アオアシカツオドリのきょうだい殺し」という記事が載っていた。

「餌が豊富にあれば、親鳥は両方のひなに巣立ちまで十分に餌を与えられる。しかし餌が足りなければ、体の大きいひなが、あとから生まれたきょうだいをくちばしでつついて殺してしまう」

カモやガンのヒナが、親鳥のあとを付いて移動する姿がほほえましい。

アオアシカツオドリのきょうだい殺し

アオアシカツオドリのヒナは十分な餌がなければ、後から生まれたヒナをくちばしでつついて殺してしまうという。

鳥の産卵数は、餌が獲れる環境に関係している。

カッコウは、モズなどの巣に卵を産みつけて、抱卵や子育てを巣の主にさせる「托卵」という行動をとる。

生まれたカッコウのヒナは、自分だけが餌をもらえるように仮親の卵やヒナを皆殺しにする。

昔、日本でも子たくさんの貧しい家では、普通に間引きが行なわれていたらしい。

ロシア人もウクライナ人もルーシ族に共通の起源を持つという。

ロシアのウクライナ侵攻などで、結構 残酷なことが行なわれている。