じじぃの「人間とチンパンジー・どう染色体が違うのか?生態の雑学」

【ゆっくり解説】驚異的な知能?「チンパンジー」とは何者なのか?を解説/最新研究で知能をヒトレベルに?進化の隣人の生態とは

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ヒトの脳はなぜ大きい? 高度な認知能力に関与する候補遺伝子|林純一

光文社新書
ヒトとチンパンジーの核ゲノムの違い
ヒト核ゲノムの解読は2003年に、チンパンジー核ゲノムは2005年に完了した。両者の核ゲノムに存在するタンパク質遺伝子はともに2万個で、塩基配列の違いは1.2%だ。
また、核ゲノムの全体像は細胞分裂時にだけ出現する染色体に集約されるが、ヒトが23種類の染色体を母親と父親からそれぞれ受け取って計46本になるのに対し、チンパンジーなどの大型類人猿は24種類、計48本の染色体を両親から受け取る。
https://shinsho.kobunsha.com/n/nd59df0ae6f9e

生態学大図鑑』

ジュリア・シュローダー/著、鷲谷いづみ/訳 三省堂 2021年発行

生命の多様性 より

染色体の証拠
染色体を比較することで、共通祖先を持つことを裏付ける強力な証拠が得られる。チンパンジー(とゴリラ)は24対の染色体を持つ。ヒトは23対しか持たない。
進化学者たちは、わたしたちヒトが共通祖先から分かれたときに、ヒトでは染色体2本の融合が起こったことを、他の類人猿より染色体が1対少ない理由と考えている。

あらゆる染色体の末端にはテロメアと呼ばれる遺伝マーカーがある。染色体の中央部には、それとは異なるセントロメアとして知られる塩基配列が存在する。もし、2本の染色体が融合したのであれば、テロメア様の領域が、染色体の末端だけでなくセントロメアのある中央部にも見られるはずである。また、融合した染色体は2つのセントロメアを持つ可能性がある。科学者たちは実際にこれらを確認した。ヒトの第二染色体は、チンパンジーの染色体2aと2bが融合して生じたもののように見える。わたしたちがチンパンジーボノボ、ゴリラと共通の祖先を持つことは、もはや疑いの余地がない。

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じじぃの日記。

生態学大図鑑』という本に、「染色体の証拠」という記事が載っていた。

「染色体を比較することで、共通祖先を持つことを裏付ける強力な証拠が得られる。チンパンジー(とゴリラ)は24対の染色体を持つ。ヒトは23対しか持たない」

ヒトはいつ、サルから分かれたのか?

700万~600万年前にチンパンジーと枝分れして進化を始めた、と考えられている。

枝分かれしたという証拠は?

ヒトが23対の染色体を母親と父親からそれぞれ受け取って計46本になるのに対し、チンパンジーなどの大型類人猿は24対、計48本の染色体を両親から受け取る。

パンジーの染色体24対のうちの2本が1本に融合したのがヒトらしい。

これが有力説なんだそうだ。

知ってましたかあ。