スパコン計算速度ランキング「TOP500」はフロンティアが5連覇
「"cool-hira" アメリカの雑学」画像検索
2024年6月版スパコンランキングTOP500が発表、米国の「Frontier」が5連覇を達成
2024/05/13 TECH+
世界のスーパーコンピュータ(スパコン)に関するランキングの2024年6月版(第63回)「TOP500」が5月13日(独時間)、独ハンブルグにて開催中のHPCに関する国際会議「ISC High Performance 2024(ISC 2024)」に併せる形で発表された。
それによるとトップとなったのは前回同様、米ORNL(米オークリッジ国立研究所)に設置されたエクサスパコン「Frontier」で、これで2022年6月版のTOP500でトップを獲得して以降、5期連続でのトップ獲得となった。また、LINPACK性能は1.206ExaFlopsと、前回の1.194ExaFlopsから若干引き上げられた。
なお、富岳のプロセッサ「A64FX」を開発した富士通によると、現在、富岳のテクノロジーをもとに、高性能、省電力に加え、信頼性と使いやすさを実現するArmアーキテクチャのCPU「FUJITSU-MONAKA」の開発を進めているとするほか、富岳で学習し公開した大規模言語モデル「Fugaku-LLM」を、同社の先端技術で無償で試せる「Fujitsu Research Portal」を通じて提供を開始したとしている。
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240513-2944914/
『夕刊フジ』2024年5月14日発行
米国「対中半導体戦争」の行方 ファーウェイへの輸出許可取り消し 高度なAI開発めぐり強硬措置 日本の技術は注目されるのか
米政府が、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米半導体大手インテルの輸出許可を取り消したと報じられた。
ファーウェイは最近、インテルの新型プロセッサーを組み込んだパソコンを発表した。この新型プロセッサーは、従来のCPU(中央処理装置)とGPU(画像処理装置)に加えて、機械学習やディープラーニングなどのAI(人工知能)処理に特化したプロセッサー「NPU」を統合したものだ。パソコンオタクの筆者は、この新型プロセッサーを組み込んだパソコンの自作を検討している。
ちなみに、ファーウェイの新商品のOS(基本ソフト)は米マイクロソフトのウインドウズではなく、ファーウェイ独自の「ハーモニーOS」と同社の大規模言語モデル「PanGu」を統合して、マイクロソフトの生成AI「コバイロット」や、オープンAIの「ChatGPT」と同様の機能を提供するとのことだ。
パソコンはハードとソフト(OS)で成立するが、ファーウェイはソフトの米依存を脱したので、いよいよ残るはハードだけになった。
米商務省はドナルド・トランプ政権時代の2019年以降、ファーウェイとその関連会社への輸出を原則不許可にする措置を取っていた。米国外で製造されていても、米国の技術やハードやソフトを使う場合は事前許可が必要だとしていた。
ここでのポイントは、最近のAI利用に関連したNPUだ。これを開発しているのは、インテル、クアルコム、AMD、アップルという米企業だ。アップルは自社でNPUを使うので、中国企業が利用できるのは、インテル、クアルコム、AMDに限られる。
AMDは既に中国向け輸出禁止に従っており、クアルコムもまもなくゼロになると説明していた。インテルは許可を取ったうえで、特別にファーウェイにパソコン用の半導体の輸出を続けていた。それが、他の米企業と同様に今回インテルも止められたわけだ。
もちろん、インテルもこの日を想定して対中取引を少なくしており、ファーウェイは上位顧客リストにない。
実は米商務省は、競合他社がファーウェイ向けから撤退するなかで、受注を積極的に続けることに対して、厳しい対応をとるとし、高額罰金も辞さないというスタンスだった。
ファーウェイは、インテルに止められると、新商品を出せなくなるだろう。
・
今回の措置は高機能半導体に関するものなので、日本政府による国内の半導体産業への投資には直ちに影響するものではないとみられる。
ただし、日本が再び世界の先端を目指すなら、意識しておく方がいいだろう。望むらくは、日本の技術が再び世界の注目を浴びるようであってほしい。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
じじぃの日記。
「ファーウェイは最近、インテルの新型プロセッサーを組み込んだパソコンを発表した。この新型プロセッサーは、従来のCPU(中央処理装置)とGPU(画像処理装置)に加えて、機械学習やディープラーニングなどのAI(人工知能)処理に特化したプロセッサー「NPU」を統合したものだ」
5月13日、2024年6月版スパコンランキングTOP500が発表された。
それによるとトップとなったのは前回同様、米ORNL(米オークリッジ国立研究所)に設置されたエクサスパコン「Frontier」で、これで2022年6月版のTOP500でトップを獲得して以降、5期連続でのトップ獲得となった。
上位のスパコンのシステムを見ると、うち5つがIntel製プロセッサ、2つがAMD製プロセッサを搭載。残り3つは、IBM Summit、富士通A64FX、NVIDIA Grace 72Cとなっている。
(https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1591397.html)
近年、AI(人工知能)が急速に発達してきている。
スパコンのシステムにも画像処理に特化した半導体(GPU)が組み込まれるようになった。
一昔前に、中国のスパコンが上位を独占したことがあった。
今、米国は中国に対して、最先端半導体に輸出規制をしている。
当分、中国製スパコンはないのだろうか。
日本の出番が待ち遠しい。