じじぃの「科学夜話・AIチップ・グーグルVSネヌビディア・どっちが速い!世界を変える100の技術」

ISC 2022: AMD Talks TOP500-GREEN500 Wins, Public Cloud HPC Instances, Chip Updates and Xilinx FPGAs

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=PFrKbuchCto

Laboratory (ORNL). At ISC 2022, the organizers of the Green500 list


   

Green500のランキングリスト(2021)


At ISC, the Green500 Witnesses a New Frontier in Efficient Computing

June 8, 2022 HPC
●A new Frontier for efficiency
The “June” (late May, actually) Green500 list was led by ORNL.
In first place: Frontier’s test and development system, Frontier TDS-though we prefer its less official name, “Borg.” Borg (which is effectively just a single cabinet of the same design as Frontier’s 74 main cabinets) delivered 62.68 gigaflops per watt at a total of 19.20 Linpack petaflops. “If you were to naively extrapolate this to an exaflop, it comes in at about 16 megawatts,” said Wu Feng, custodian of the Green500 list and an associate professor at Virginia Tech, during his virtual appearance at ISC 2022.
This is a staggering accomplishment of computing efficiency, eclipsing the previous Green500 champion-Preferred Networks’ MN-3-by nearly 60 percent.
https://www.hpcwire.com/2022/06/08/at-isc-the-green500-witnesses-a-new-frontier-in-efficient-computing/

『世界を変える100の技術』

日経BP/編 日経BP 2021年発行

AIチップ より

機械学習などの推論を高速処理するプロセッサー

データを学習させたモデルを使って画像を認識したり言語を理解したりする、機械学習の処理を高速にこなすために専用のプロセッサーを作る動きが相次いでいる。
様々な企業が開発する専用チップの実際の処理性能を比較するため、新しいベンチマーク(処理性能を示す指標)も登場している。

機械学習向けのンチマークとしてMLPerfがある。グーグル、中国百度バイドゥ)、米ハーバード大学、米スタンフォード大学、米カリフォルニア大学バークレー校の呼びかけで設けられた非営利団体、米MLコモンズ(2020年12月にMLPerfコンソーシアムから改称)が策定する。

機械学習の処理性能を訓練(トレーニング)と推論に分け、毎年夏に訓練の結果を、秋に推論の結果をそれぞれ公表する。
画像分類、医療用画像選択、軽量物体検出、重量物体検出、音声認識、言語処理、レコメンデーション、強化学習をそれぞれ実行し、訓練にかかった時間を計測した結果が2021年6月に発表された。機械学習の実務者にとってなじみのあるモデルの訓練時間という指標は分かりやすい。
これを受けグーグルは機械学習専用プロセッサーTPU(テンソル・プロセシング・ユニッ)V4を搭載したクラスターによる結果とネヌビディアのクラスターによる結果を比較、4種類でTPU V4が上回り、3種類で下回ったと述べた。

ネヌビディアは8種類を記録したのは同社の機械学習GPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)A100クラスターだけとした。グーグル4勝とネヌビディア4勝(2勝は不戦勝)で引き分けとなる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
2023年1月29日、NHKスペシャル 半導体 大競争時代 第2回「日本は生き残れるか」を観た。

AI半導体ベンチャー企業の挑戦

人工知能(AI)ベンチャーとしてファナックトヨタ自動車などと対等な連携を築き、AI研究でも先端を走る日本のベンチャー企業プリファードネットワークス(PFN)。
PFNはソフトを工夫することで高い計算能力を確保、電力効率の良さでスパコン世界一を目指している。
2021年、日本のPFNは「Green500」のランキングリストで1位になった。

2022年はどうだったのか?

アメリカ HPE Cray EXシステムの「Frontier(フロンティア)」が1位になっている。
PFNは5位に転落した。
このスパコン業界の競争はやたらと激しい。
2024年には、PFNは「富岳」に次ぐ次世代型スパコンとしてお披露目するようだ。
2024年の順位は、どうなっているのだろうか。
前もこんなことを書いたなあ。