じじぃの「ジャガイモ・価格と需要・ギッフェン・パラドックス!逆説の雑学」

From 1845 -1852, a tragic potato famine devastated Ireland


Bitcoin and ASICs are Modern Giffen Goods

From 1845 -1852, a tragic potato famine devastated Ireland.
As potatoes died from blight, healthy potatoes became more scarce. Consumers reacted to rising potato prices by offering even higher prices, exacerbating the rise. What does bitcoin have in common with potatoes during a famine period? Let's dig a little deeper.
https://compassmining.io/education/bitcoin-and-asics-are-the-giffen-goods-of-today/

『絵解きパラドックス

高橋昌一郎/監修 Newton別冊 2014年発行

合理性のパラドックス ギッフェン・パラドックス より

値上がりした商品の需要が増すことがある!? より
「今日は肉の値段が高いから買うのをやめておこう」。
「今日は魚が安いから買っておこう」。

通常は上記のような心理がはたらき、商品の価格が上がればその商品の需要量は減り、価格が下がれば需要量は増加する。ところが、そうはならないこともある。以下のようなケースだ。

1日に肉とジャガイモを合わせて5個食べる家庭があるとしよう(肉は1パックを1個と数えることにする)。家族はできれば肉をより多く食べたいと思っている。それらを購入する予算は、1日あたり1400円とする。

ある日、スーパーで肉が1パック400円、ジャガイモが1個200円で売られていた。よって、肉を2パックと、ジャガイモ3個を購入した(合計5個で1400円)。

翌日スーパーに行くと、肉が1パック400円、ジャガイモが1個250円で売られていた。よって、肉を1パックと、ジャガイモ4個を購入した(合計5個で1400円)。

ジャガイモの2日目の値段は、1日目よりも値上がりしているのにもかかわらず、購入個数が増えているのがわかる。

実際、アイルランドで19世紀半ばに飢饉が発生した際に、ジャガイモの価格が上昇したにもかかわらず、需要量が増加したとされる。この矛盾は、イギリスの経済学者ロバート・ギッフェンによって発見されたもので「ギッフェン・パラドックス」とよばれている。また、上記の例におけるジャガイモのように、価格が上がった(下がった)にもかかわらず、需要量が増える(減る)ような品物のことを「ギッフェン財」という。

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じじぃの日記。

Newton別冊『絵解きパラドックス』という本に、「ギッフェン・パラドックス」があった。

世界的に有名な食糧飢饉として1845年から5年間、アイルランドで起きたジャガイモ飢饉がある。
主食のジャガイモに疫病が発生して壊滅的な打撃を受け、80万~100万人が病気や飢えで亡くなった。結果、多くのアイルランド人が、アメリカやイギリス、カナダ、オーストラリアなどへ移住することになる。

「通常は上記のような心理がはたらき、商品の価格が上がればその商品の需要量は減り、価格が下がれば需要量は増加する。ところが、そうはならないこともある」

現代の自動車社会の場合、ガソリンの価格が上がっても代替燃料がないので、ぜいたく品を我慢して、ガソリンを買うというのに似ているのだろうか。

見た目は同じような商品でも、値段が同じだとブランド品を買うというのとどこか共通しているのかもしれない。

まあ、肉とジャガイモを比べれば、ジャガイモを買うというのは正解なんだろうなあ。

と、どこかの糖尿病患者が言ってました。