じじぃの「エストロゲン・安い豚肉・牛肉には気をつけろ?世界で飢える日本」

あなたが食べている「豚肉」、その豚たちが育つ環境


誰もいわない「不都合な真実」。気を付けて、その“肉”を食べたら癌になる! 政治家と役人に見捨てられた国、日本 東京大学院教授・鈴木宣弘先生に聞く

2022/09/30 ワールドジェットスポーツマガジン
https://www.wjsm.co.jp/article/public-Economy/a580

『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

鈴木宣弘/著 講談社+α新書 2022年発行

第3章 日本人が知らない「危険な輸入食品」 より

台湾で「アメリカ産豚肉の輸入反対デモ」が起きたワケ

2021年12月18日、台湾でアメリカ産豚肉を輸入禁止にするかどうかを問う国民投票が実施された。事前の予想では輸入禁止賛成が多数と見られていたが、アメリカ追従派の巻き返しもあり、否決されることになった。

台湾でアメリカ産豚肉の輸入禁止が議論された理由は、ラクトパミンにある。ラクトパミンとは、牛や豚などの飼料添加物として使われる化学物質で、興奮剤・成長促進剤としての効果がある。アメリカの養豚業者は、食肉処理場に出荷する前の数週間、豚の成長を早め、赤身肉を増やすために、このラクトパミンを与えているとされている。

しかし、ラクトパミンには人体への有害性があると懸念されている。ラクトパミンを使用した豚の肉や内臓を食べて、中毒症状を起こした事例が報告されているからだ。そのことは、日本の食品安全委員会も把握している。こうした危険性のために、EU、中国、ロシアは、ラクトパミンの国内使用、輸入をともに禁止している。

日本ではラクトパミンの使用は許可されていないが、ラクトパミンを使用した食肉は、サンプル検査により残留基準を満たしているかチェックしたうえで、輸入されている。だが、残留基準がそもそも安全なものなのか、ごく少数のサンプル検査だけで危険性を把握できるのかは、本書でもすでに言及したように、大いに疑問が残る点だ。

「成長ホルモン牛肉」の処分地にされる日本

筆者があるセミナーに参加した際、開会のご挨拶で、「ヨーロッパでは米国の牛肉は食べずに、オーストラリアの牛肉を食べています」と紹介してくださったので、その後の筆者の話の中で、次のことを補足させていただいた。

「日本では、米国の肉も、オーストラリアの肉も、ホルモンフリー表示がない限り、同じくらいリスクがあります。オーストラリアは、成長ホルモン使用肉を輸入禁止にするEUに対しては、成長ホルモンを投与しない肉を輸出している。ただ、”ザル”となっている日本向けには、しっかり投与しています。このことは日本の所管官庁にも確認済みです」

成長ホルモンとは、牛や豚などの成長を促進する目的で使われる化学物質である。代表的な成長ホルモンには、女性ホルモンとしても有名なエストロゲンがある。このエストロゲンを、牛の耳にピアスのようなものでつけて、肥育時に投与することで、牛の成長を早めることができる。

ところが、このエストロゲンには乳がん細胞の増殖因子となる危険が指摘されており、日本国内では使用が許可されていない。だが、前述の通り、アメリカ産やオーストラリア産の輸入牛肉には使用されている。

EUは、米国からの報復関税措置にも負けず、成長ほるもんが投与されたアメリカ産牛肉を禁輸している。そのため、最近では、アメリカのほうでも、EU向け牛肉は肥育時に成長ホルモンを投与しないようにして、輸出しようという動きもあるという。

アメリカやヨーロッパでは、こうした成長ホルモンを使用しない「ホルモンフリー」牛肉の需要が高まっている。ホルモンフリー牛肉は、通常の牛肉より4割ほど効果になるが、これを扱う高級スーパーや飲食店が急増しているという。
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アメリカやヨーロッパでホルモンフリー化が進む一方、本国で売れなくなった成長ホルモン牛肉は、日本に輸出して捌(さば)く、という構図が生まれている。

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どうでもいい、じじぃの日記。

先日、スーパーで豚肉を買った。
アメリカ産豚肉ロース生姜焼き用」
100g当り118円、内容量328g、本体価格387円、税込価格417円。

大体、1gが1円だ。

話は変わるが、魚のフグはもともと毒をもっていないのだという。
フグ毒は、毒性のプランクトンやヒジキやコンブを大量に摂ることで体内に取り込んでいるのだとか。
まあ、フグは高級魚なので食べることはない。

アメリカやヨーロッパでは、こうした成長ホルモンを使用しない「ホルモンフリー」牛肉の需要が高まっている」

豚肉に成長ホルモンが使われていても、そんなに気にならない。
成長ホルモンで育った豚から毒が検出されることはないだろう。

まあ、貧乏人はこんなところだろうか。
トホホのホ。