じじぃの「未解決ファイル_234_ステロイド」

安倍首相 持病が悪化か!? 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=p3Ge_o4C2E4
IBDの最新治療 患者さんへ 四日市羽津医療センター
皆さんもご存知のように、生活様式の欧米化により日本でも炎症性腸疾患(IBD)が急増しています。IBDとは、潰瘍性大腸炎クローン病の2つの疾患を指します。
IBDでは寛解(症状が落ち着いている状態)期と活動(症状が見られる状態)期が交互に見られます。活動期の患者さんに適切な治療を行い出来るだけ早く寛解に導き、その寛解を長期間維持する必要があります。寛解期には再燃や再発(再び悪化すること)を防止する為に一般的に寛解維持療法を行います。IBDにも様々な病態があります。軽症の患者さんや寛解状態の患者さんに、副作用を伴う強い薬剤を投与する必要はありません。とくにステロイドは、必要な際に投与して速やかに減量し中止するべき薬剤です。慢性的にダラダラと長期間投与すると少量でも副作用に苦しむことになります。
●5-ASA製剤
ペンタサ・サラゾピリン・アサコールなどの薬剤を指します。一般に内服しますが、経肛門的に投与する方法があります。これらの薬剤は、主に軽症の患者さんや寛解状態に至った患者さんに使用されます。
ステロイド
ステロイド(プレドニン)は、急性期の強い症状(発熱、腹痛、下痢、下血など)を改善するのに有用です。ペンタサや栄養療法だけで効果が見られない時に、ステロイドを数日間投与するとこれらの症状が著明に改善することがよくあります。
●生物学的製剤
最近、日本でも完全ヒト型の生物学的製剤であるヒュミラが使用可能となり、その有効性に大きな期待がもたれています。当院でもこれまでの薬剤で効果が見られなかった患者さんや副作用が重篤であった患者さんを対象に投与を開始しています。
http://www.hazu-yokkaichihp.jp/patient/ibd.html
週刊現代 2014年12.20日
安倍総理と「奇跡の万能薬」 ステロイド (一部抜粋しています)
安倍総理の体調管理にはアサコールではなく、もう1つの「特効薬」の恩恵が大きい、と安倍総理の評伝を2冊書いた政治ジャーナリスト、野上忠興氏が言う。
アサコールのおかげで病状がだいぶよくなったことは事実でしょう。ただ、安倍総理は病気で第1次政権を退陣する前から、ステロイドを服用していると言われています。ストレスが溜まると炎症が起きやすくなり、ステロイドが使われることが多いからです。
解散後、安倍総理は健康不安説を払拭するかのように精力的に全国を駆け回っていますが、専門医に言わせれば、薬でしっかりコントロールしない限り、あり得ない動きだそうです。だからなのか、自民党内には体調不安を懸念する声が相当あります」
このステロイドこそが、総理の「絶好調」の秘訣だというのだ。総理が抱える潰瘍性大腸炎には、どのように使われるのか。
潰瘍性大腸炎の患者が全員ステロイドを服用しているわけではないですが、アサコールなどの薬で十分に効果が得られない場合にステロイドを使用します。腸の炎症を抑えるために使われるのです。処方量は体調や症状によって調整しなくてはいけませんが、この病気の患者にとって、ステロイドはなくてはならない薬の1つです」(鳥居内科クリニック院長の鳥居明医師)
'08年には、ステロイドを服用していることを総理自らが明らかにしている(『文藝春秋』2月号)。今年に入ってからも、ステロイドの服用を示唆する言動は確認されている。
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炎症を抑える作用で、がんに効果を発揮することもあるという。東邦大学医療センター大森病院。同大副医学部長の川合眞一医師が解説する。
「がんも、進行すると患部で炎症が起きるため、ステロイドで押えることができます。また、抗がん剤の副作用で生じる気持ち悪さを抑えたり、末期がんで生じるだるさを軽減させるために使われることもあるんです」
これほどの万能薬はいかにして開発されたのか。歴史は、いまから約70年前、第二次世界大戦に遡る。
「ドイツで、兵隊の戦闘能力を高めるための薬が探されていたのです。そのとき、副腎皮質組織の抽出物にマウスの身体能力を竹める作用があることが発見された。これがステロイドの原点です」(東京医科歯科大学名誉教授・宮坂信之医師)
その情報を聞きつけたアメリカの開発プロジェクトを立ち上げ、ドイツより先に大量生産に成功する。戦争中には間に合わなかったが、終戦後の1948年、アメリカ人医師が、ステロイドを関節リウマチの患者に投与したところ、奇跡のような出来事が起こった。
「痛みに苦しみ、ベッドに寝たきりだったリウマチの患者さんが、すたすたと歩き始めたのです。このとき、ステロイドは『魔法の薬』と大ニュースになりました。
その2年後、開発に携わった3名の医師は、ノーベル生理学・医学賞を受賞したのです」(前出・川合医師)
ちなみに、一口にステロイドといっても、病気の治療に使われるものと、筋肉増強剤、いわゆるドーピングのために使われるステロイドは性質が異なるものだ。
「化学構造でステロイド核という骨格を持った物質を総称してステロイドと呼びます。大きく分けると、グルココルチコイド、ミネラルコルチコイド、性ホルモンの3つがあり、病気の治療に使うのはグルココルチコイド。筋肉増強剤としてのステロイドは、男性ホルモンの骨格を基にして作られたものです」(前出・川合医師)
ステロイドは、もとは体内で作られているホルモンなのだが、自然に分泌されるよりも多くの量を投与することで、前述してような効果が得られる不思議な薬。いまだにステロイドがないと治療できない病気は数多くあり、それに代わるような新薬も出てきていない。
「そういう点から考えると、ステロイドは20世紀最大の発見と言えるのではないでしょうか」
川合医師はこう話す。
だが、不思議な薬と言われる理由はもう1つある。開発からすでに60年以上が経過しているが、じつは「なぜこんなに効くのか」が分かっていないのだ。「ある程度のメカニズムは解明されつつあるのですが、はっきりした結論が出ていないのが現状」(前出・川合医師)

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どうでもいい、じじぃの日記。
2014年12.20日号 『週刊現代』に『安倍総理と「奇跡の万能薬」 ステロイド』という記事が載っていた。
安倍総理は精力的に世界を飛び回っているが、ステロイドという薬が安倍総理の「絶好調」を支えているのだという。
「そういう点から考えると、ステロイドは20世紀最大の発見と言えるのではないでしょうか」
このステロイドがなぜこんなに効くのか分かっていないらしい。
そういえば、麻酔薬なんかもなぜ効くのか分かっていないらしい。