じじぃの「ソシオメーター・自閉症・ミクログリアは心を操る細胞か?共感の雑学」

【ソシオメーター理論】主観的な自尊心とは、他者からの受容の程度を示す計器(メーター)である!?

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=nHELjNBeY48


ソシオメーター理論

ウィキペディアWikipedia) より
ソシオメーター理論(Sociometer theory)は、自尊心についての進化心理学的視点からの理論であり、自尊心は対人関係の尺度(またはソシオメーター)であるとする理論である。

この理論は、社会的感情、対人および内人的行動、自己奉仕バイアス、拒絶への反応といった心理的現象への反応として作り出された。この理論に基づき、自尊心は他者からの受容や拒絶を監視する社会関係、そして対人交流の有効性の尺度である。このため、ソシオメーター理論では人間関係の価値に重点が置かれている。これは、ある人が他の人との関係をどの程度重視しているか、そしてそれが日々の生活にどのように影響するかということである。
様々な研究や調査によって確認されているように、人間関係の価値が高いと見なされる人は、より高い自尊心を持つ可能性が高い。

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『世界はなぜ地獄になるのか』

橘玲/著 小学館 2023年発行

PART4 評判格差社会のステイタスゲーム より

ストレスが脳の自己免疫疾患を引き起こす

サイバーボールというコンピュータゲームを使った実験では、脳画像撮影装置に入った被験者は、他の2人とディスプレイ上で仮想のキャッチボールをする。だがしばらくすると、2人は被験者を除け者にして自分たちだけでボールを回すようになる。

じつはこれはコンピュータのプログラムなのだが、被験者は理由もなく仲間外れにされたように感じる。このときの脳の容姿を観察すると、具体的な痛みと関係している部位の活動が高まっていた。仲間外れにされるとソシオメーターの針が大きく下がり、脳はそれを殴られたり蹴られたりするのと同じように感じるのだ。

ここから、なぜステイタスが低いと健康を害するのかが理解できる。脳は、突き詰めていうならば、一定の刺激に対して一定の反応を返す器官で、精神的な痛みと肉体的な痛みと肉体的な痛みを区別することができない。

毎日、殴る蹴るの暴力にさらされていたら、とうてい健康に過ごすことはできないだろう。周囲から批判されたり、仲間外れにされたりして、ステイタスが低いことを意識させられるのは、脳のレベルではこれと同じ体験なのだ。

近年の医学研究は、職場や家庭などでのストレスが慢性的な軽度の炎症を引き起こし、それが動脈、筋肉、肝臓などの組織を蝕むことで、心臓病、2型糖尿病、大腸がん、関節炎にいたるまで、多くの慢性疾患(生活習慣病)の原因になっていることを明らかにした。

さらには、これまで免疫とは無関係とされていた脳でも、ニューロン以外の部分を構成するグリア細胞のなかで、「ミクログリア」と呼ばれる細胞が免疫系に関与していることがわかってきた。この新しい説によれば、うつ病や不安障害、アルツハイマー認知症などは、多くの場合、ミクログリアの過活動が原因の脳の自己免疫疾患ということになる。

人類が進化の大半を過ごした旧石器時代では、ステイタスが下がる(共同体から排除される)ことは文字通り死を意味した。こうして脳は、そうして脳波、ステイタスが下がると「このままでは死んでしまう」という警報を全力で鳴らすようになった。

その結果わたしたちは、ささいな批判や噂を過剰に意識して動揺し、ストレスホルモンを立ち量に分泌させ、交感神経がつねに亢進している状態になってしまう。現代社会では、この不都合な仕組みが、身体的・精神的なさまざまな不調を引き起こしているのだ。

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じじぃの日記。

橘玲著『世界はなぜ地獄になるのか』という本に、「ストレスが脳の自己免疫疾患を引き起こす」があった。

「さらには、これまで免疫とは無関係とされていた脳でも、ニューロン以外の部分を構成するグリア細胞のなかで、『ミクログリア』と呼ばれる細胞が免疫系に関与していることがわかってきた。この新しい説によれば、うつ病や不安障害、アルツハイマー認知症などは、多くの場合、ミクログリアの過活動が原因の脳の自己免疫疾患ということになる」

ネットで「ミクログリア 自閉症」をキーにして検索してみた。

著者らが紹介した研究は,神経細胞そのものではなく,ミクログリアの機能制御を介した神経細胞変性の改善に着目している。同研究の結果から,ミクログリアの機能制御がASDの治療標的となる可能性が示された。これは,従来の神経細胞を標的とした創薬研究から,グリア細胞を標的とした創薬研究へのパラダイムシフトを起こす。
また,同研究は,運動という非侵襲的刺激を用いた点が独創的であり,運動が自閉症の治療法として有効である可能性を,細胞生物学的観点から示した。そして,自閉症発症後であってもその病態に介入し,治療につながる方法として運動の可能性を示した点は,臨床応用性の観点からも意義深いと考える。
https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2021.930248/data/index.html

やっぱしなあ、ミクログリア自閉症は密接に関係しているんだ。

自閉スペクトラム症ASD)者は、健常者と比べて共感が乏しいことが言われている。