じじぃの「邪悪な成功者・自己愛性パーソナリティ障害!共感の雑学」

自己愛性パーソナリティ障害【「自分が特別」と思う認知の偏り、精神科医が17.5分でまとめ】

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パーソナリティ障害

2022/01/04 ドクターズ・ファイル
原因ははっきりとは明らかになっていませんが、発達期にあたる子どもの頃に苦しい体験やつらい体験をしたこと、子育てを受ける環境が不十分だったことや生物学的な特性が関係しているという研究があります。
発見が遅れたり、適切な治療に結びつけられなかったりすることによって、患者本人の苦しみ、周りの人々への生活に悪影響が強まります。
https://doctorsfile.jp/medication/415/#:~:text=%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%AF%E3%81%AF%E3%81%A3%E3%81%8D%E3%82%8A%E3%81%A8%E3%81%AF,%E3%81%AB%E6%82%AA%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%81%8C%E5%BC%B7%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

『悪の遺伝子―ヒトはいつ天使から悪魔に変わるのか』

バーバラ・オークレイ/著、酒井武志/訳 イースト・プレス 2009年発行

6章 脳が私に嘘をつかせる より

邪悪な成功者は「反社会的に人物」とだけ同義か?
西暦2000年は2000年問題と聖書の預言する破滅に脅かされていた。しかし他と比べて辺鄙なイースタンミシガン大学の心地よい環境におさまったジョン・マッコスキー教授は、世間のそんな心配をよそに、邪悪な成功者の研究に頭を悩ませていた。素人目にはもはや研究すべきものはないように思われたかもしれない。なんと言っても、前回の研究で、反社会的な人物と邪悪な成功者の特徴がぴったり一致していることを示したのだ。

たとえば、反社会的な人物のつく病的な嘘は、邪悪な成功者の不誠実さと一致している。反社会的な人物にもナルシシストにも見られる過度な自尊心は、邪悪な成功者に特権意識、優越感、傲慢さに対応している。反社会的な人物的な「薄情さ」を思わせるものを、数多くの研究で示されたMach-Ⅳテストの特典が高い「ハイ・マスク」の冷たくよそよそしい態度に見ることができる。さらに、反社会的な人物が軽薄さと表面的な魅力を示すように、ハイ・マスクはロー・マスクより説得力が高く人好きがする。罪悪感についても同様である。反社会的な人物も邪悪な成功者も罪悪感にわずらわされることはないように思えるが、どちらも他人に罪悪感を抱かせて操作しやすくすることにまったくためらいがない。

生まれつきか、ストレスか
マッコスキーが発見したことは、おそらく彼の業績の中でもっとも重要なものである。その重要さを理解してもらうために、問題をかかえる人々に対する心理分析についていくらか背景知識を述べておくのがいいだろう。

例の必携の診断マニュアルDSM-Ⅳは、さまざまな異常をカテゴリーごとに分類する。これを「軸」と呼ぶ。第1軸はパーソナリティ障害以外のすべての精神障害に関する条件を含む。第2軸はパーソナリティ障害を記述する(最近、さらに別の軸として、パーソナリティに関連する遺伝的情報を含めることが提案された)。
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第2軸は、存在すると思われるある種の類似性にもとづいて、さらに3つの「クラスター」に分かれている。

クラスターAの障害は、たとえば、しばしば奇妙でエキセントリックと見なされ、他人との関係がうまくいかない。クラスターBは演技的、感情的、情緒不安定な傾向があり、反社会的パーソナリティ障害に見られるように、衝動性を示し、社会的規範を侵すこともしばしばである。クラスターCの症状はしばしば不安や恐怖感として現われ、社会的関係を恐れる。パーソナリティ障害は以下のようにこれら3つのクラスターのいずれかに分類される。

クラスターA (奇妙でエキセントリック)のパーソナリティ障害
・妄想的パーソナリティ障害。すべてに対する猜疑心や不信、恨み。復讐心。硬直的。避難をかわすことが巧みである。
統合失調症パーソナリティ障害。社会的な関係に関心がない。対人関係を避けようとする。共感能力を欠く。感情表現が困難。
統合失調症パーソナリティ障害。知覚の異常。離人症。他人と打ち解けず、疑い深い。「魔術的思考」、つまり特殊な力の存在を信じている。

クラスターB (演技的で感情的)のパーソナリティ障害
・反社会的パーソナリティ障害。善悪の観念に問題がある。欺瞞的で他人を操作する。簡単に嘘をつく。法や社会規範にとらわれない。無責任で衝動的。表面的には人当たりがよく洗練されたふるまい。暴力をふるう可能性がある。他人を辱めることを楽しむ。
・自己愛性パーソナリティ障害。誇大妄想と自己顕示欲。共感能力を欠き、批判に機敏で、つねに賞賛を必要としている。
・演技性パーソナリティ障害。過度に演技的で芝居がかっている。しばしばかんしゃくを起こす。常に注目を集めていないと気がすまない。他人を操作し強要する。虚栄心。性的な徴発。
境界性パーソナリティ障害。気分が急に変わる。感情的に不安定で退陣関係に問題があり、捨てられることに強い恐怖がある。一貫しない態度と行動。はっきりとした目的や方向がない。しばしば自傷行動を考える。

クラスターC (不安と恐怖)のパーソナリティ障害
・強迫性パーソナリティ障害。完全主義にとりつかれ、仕事を達成するのが困難になる。融通がきかず柔軟性がない。コントロールしたがる。瑣末なことや規則にこだわる。妥協を拒む。極端なワーカホリック(仕事中毒)。
・回避性パーソナリティ障害。内気。内攻的。自分が不適切であるという強い感覚。拒絶されることに過敏。社会に対して臆病。
・依存性パーソナリティ障害。服従的で依存的。受動的。極端に自信が欠如。意思決定が困難で、世話をしてもらいたいという気持ちがきわめて強い。
   
マッコスキーはDSM-Ⅳのこれらのパーソナリティ障害障害を起訴として邪悪な人格との関連を探した。
邪悪な成功者ともっとも深い関連があるのは、予想通り、演技的、感情的で常軌を逸したクラスターBであるように思われた。しかし奇妙なことに、関連があるのは反社会的パーソナリティ障害だけではなく、他にも関連の見られる障害があった。境界性パーソナリティ障害である。

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じじぃの日記。

少し古い本だが、バーバラ・オークレイ著『悪の遺伝子』の6章「脳が私に嘘をつかせる」に、「パーソナリティ障害」が書かれていた。

統合失調症パーソナリティ障害。知覚の異常。離人症。他人と打ち解けず、疑い深い。『魔術的思考』、つまり特殊な力の存在を信じている」

パーソナリティ障害は人間が持っている本能的感覚「五感」の欠如に関係しているのではないか。

私は匂いについて鈍感だ。

「わさび」に近づいて 4、5秒 鼻をクンクンしてからウッとくる。

女性が男性を好きになるのに、「嗅覚」が関係しているらしい。

認知症になると、匂いや味がよくわからなくなるという。

私は先天性認知症なのだろうか。

「自己愛性パーソナリティ障害。誇大妄想と自己顕示欲。共感能力を欠き、批判に機敏で、つねに賞賛を必要としている」

これなんかも、その通りだなあ。
私はずっと他の人とは異なる特別な才能を持った人間だと思い続けてきた。

トホホのホ。