小学生向け血圧学習動画「血圧ってなに?」
高血圧症とは
高血圧症とはどんな病気でしょう?
|医療法人啓生会 やすだ医院
●診断のポイント
定義上は、安静時でも慢性的に血圧(血圧が140/90mmHg以上、上も下もどちらか一方でも)が高い状態が続いていることを高血圧症とします。
日本人の約4300万人が高血圧症です。この90%が、高血圧症の原因が特定されない「本態性高血圧症」です。高血圧症をもたらす素因(親が高血圧症といった家族歴など)とライフスタイル(喫煙、塩分過剰摂取、肥満、運動不足、ストレス、など)が関係しております。
その一方で、腎臓疾患や内分泌異常、心臓や血管の異常などが原因で起こる「二次性高血圧」があります。
https://www.keiseikai.net/medicalinformation/lifestylediseases/hypertension.php
『夕刊フジ』2024年3月12日発行
【執筆者】富家孝(ふけ・たかし、ジャーナリスト、開業医)
「後期高齢者のハードル越えよ 有名人の死を考える」 より
自分の家系は「がん系」か「血管系」か 大半を占める日本人の死因 心臓と脳に必要な「年とったら水をいっぱい飲め」
ここ1、2年、75歳の後期高齢者となる前に亡くなられる有名人が増えている印象があります。鳥山明さん(69歳)、八代亜紀さん(73歳)、伊集院静さん(73歳)、大橋純子さん(73歳)、坂本龍一さん(71歳)、谷村新司さん(74歳)――。
訃報に接するたびに、私は大きなショックを受けました。死ぬには若すぎます。
医者の性として、その死因にまず目が行きます。そうして、がん系か血管系かのどちらなのかを確かめます。というのは、この2つが日本人の死因の大半を占めているからです。
厚生労働省の「人口動態統計」(2021年)によると、死因のトップは「悪性新生物」で26.5%。続いて「心疾患」14.9%、「老衰」10.6%、「脳血管疾患」7.3%、「肺炎」55.1%となっています。「悪性新生物」というのは、言うまでもなく「がん」です。「心疾患」と「脳血管疾患」というのは、具体的には「心筋梗塞」や「脳卒中」などで、どちらも血管の疾患です。つまり、いま多くの日本人は、がん系か血管系のどちらかで亡くなっているのです。
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前記した伊集院静さんは「肝内胆管がん」で、診断されてからわずか1ヵ月半で亡くなっています。胆管がん、胆のうがんを含めて「胆道がん」は、自覚症状がほとんどないため、診断されたときは手遅れということが多いのです。
大橋純子さんは「食道がん」でした。食道がんも初期は自覚症状がほとんどありません。そのため、発見されたときは転移していることが多いのです。このように、死に至るがんは、がんになる部位の問題で大きく異なり、その原因を家系にたどることはできません。
もちろん、死因第3位の「老衰」もありますが、これは疾患が直接の原因ではなく、「老い」(加齢)によって体の機能が衰え、言わば枯れるように亡くなることです。ある意味で、理想的な死に方と言えます。しかし、そういう死に方ができる人は少なく、「75歳」前後で、がん系か血管系のどちらかを発症する人が多いのです。
これに対し、血管系の心筋梗塞、脳卒中は、それ自体に遺伝性は確認されていませんが、「家族歴」に原因を求めることが可能です。親や兄弟姉妹に心筋梗塞、脳卒中などの病歴がある場合、本人が脳・心疾患を起こす確率は家族歴がない人に比べて2~4倍高いという研究報告があります。
いずれにしても、高齢者になったら、ご自身の家系から先人がどんな死に方をしたのかを知っておくべきだと思います。私の父は70歳で突発性の大動脈解離を起こし、その日のうちに逝ってしまいました。そのため、私もいずれ血管系の疾患になると思っていましたが、案の定、57歳のとき冠動脈閉塞となり、手術を受けて助かりました。以来、2度、同じ心疾患に襲われています。
この経験から、私が言いたいのは、「年をとったら水をいっぱい飲め」です。血管が問題を起こすのは心臓と脳です。いずれも、水分は十分に必要です。それからもう1つ、「十分な睡眠を取れ」です。
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じじぃの日記。
2024年3月12日『夕刊フジ』の「後期高齢者のハードル越えよ 有名人の死を考える」という記事 に「年とったら水をいっぱい飲め」というがあった。
「『75歳』前後で、がん系か血管系のどちらかを発症する人が多いのです」
私は昭和21年生まれ、77歳の後期高齢者だ。
団塊の世代は昭和22(1947)~ 昭和24(1949)年生まれの人をいうが、昭和21年生まれも含めることがある。
この『夕刊フジ』に記載された人たちは、どちらかと言えば血管系で亡くなった人が多いのではないか。
今年の3月、「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」の作者 鳥山明さんが亡くなった。
死因は、「急性硬膜下血腫」ということだった。
先日、毎月通院している糖尿病内科病院で診察を受けた。
病院内にある血圧計で血圧を測ったら、最高血圧161、最低血圧81、脈拍数100だった。
血液検査で血糖値の値ヘモグロビン(HbA1c)の値は7.1だった。
血糖値が高く、血圧が高いと、狭心症や心筋梗塞など心疾患、脳卒中などの血管障害にかかりやすくなる。
病院の待合室で看護師さんに声をかけられた。
「あら、顔色が悪いわね」
ちょっと、気になります。
ついでに、