じじぃの「動脈硬化はどうやって起こる?糖尿病との上手なつき合い方」

動脈硬化の早期発見 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=hoEqhEYH4zU&feature=related
最新の動脈硬化検査・FMD検査(血管内皮機能検査) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=dGDesUzh7OI
動脈硬化とは?
動脈(血管)はゴムホースのようなものです。その血管の中にはさまざまな物質が流れています。
古くなった輪ゴムは伸びきってしまったり、伸ばしていくとプチッと切れてしまいます。動脈硬化になると古くなった輪ゴムのように動脈の弾力性が失われて硬くなります。
http://www.mni.ne.jp/~dm.clinic/doumyakukouka.html
40歳からの 糖尿病との上手なつき合い方 中経出版
脳梗塞や網膜症など、さまざまな合併症を招き寄せることで“最強の現代病”とも言われはじめた糖尿病。その患者数は現在、予備軍も含めると2200万人以上にのぼります。本書は、名医ならではの豊富な経験と知識にもとづいた効果的な治療法をわかりやすく解説。糖尿病とうまくつき合いながら健やかな毎日を送るための方法がわかります!
http://www.chukei.co.jp/bunko/detail.php?id=9784806139829
死因順位別死亡数の年次推移 厚生労働省 NIKKEI
厚生労働省の「人口動態統計の年間推計」(2010年)によると、10年の死因別死亡数は悪性新生物(がん)が第1位で35万2000人。次いで心疾患が18万9000人、脳血管疾患が12万3000人だった。この3疾患の合計で、日本人の死因の約56%を占める。00年と比較すると、10年に脳血管疾患は約93%と減少したものの、がんは約119%、心疾患は約129%と、増加した(図参照)。
http://bizgate.nikkei.co.jp/soumu/sn/20/index.html
『40歳からの糖尿病との上手なつき合い方』 菅原正弘/著 中経出版 2011年発行
心筋梗塞脳梗塞の呼び水「動脈硬化 (一部抜粋しています)
動脈硬化はどうやって起こる?
人は血管とともに老いると言われますが、動脈硬化は、一言でいえば血管の老化現象のこと。古くなった水道管のように詰まりやすくなり、心筋梗塞脳梗塞を引き起こします。ここではまず、糖尿病だとどうして動脈硬化が進むのかをお伝えしましょう。
動脈硬化は、悪玉と呼ばれるLDLコレステロールが血管の壁の中に溜(たま)ることです。このLDLが活性酸素によって酸化されると酸化LDLとなり、血管壁にとりこまやすくなります。そして、長い年月が経過すると血管壁が盛り上がり、表面がもろくなります。やがて、表面を覆っている内皮細胞が傷つくと、そこに血小板が集まって血豆をつくり、血管をふさいでしまうわけです。糖尿病の場合、LDLに糖がくっつくことによって血管壁にとりこまれやすくなるのですが、血糖値が高いと活性酸素も多くつくられるためにLDLが酸化されやすくなり、よりいっそう動脈硬化に拍車をかけることになります。
糖尿病以外にも、動脈硬化の促進因子といわれるものはLDLの取り込みを促します。たとえば、タバコは活性酸素を増やすだけでなく、LDLそのものも増やします。また、血圧が高いと血管壁の表面の内皮細胞が損傷し、LDLがとり込まれやすくなります。さらに、中性脂肪が高いとLDLの粒子が小さくなり、細胞の隙間から侵入しやすくなります。
このように、危険因子をたくさん持つほど動脈硬化が進みやすくなるわけですが、糖尿病の場合、脂質異常症や高血圧をともないことが多いため、とくに注意する必要があります。
動脈硬化の進み具合は、脈波電波速度や頸動脈エコー検査によってある程度把握可能です。前者は、波動が血管の中を伝わる速さから血管の硬さを推定します。血管が硬いと速く伝わり、やわらかいとゆっくり伝わります。後者は、頸部の動脈の血管壁を直接超音波で観察し、コレステロールの溜まり具合を見ます。
頸は頭と体幹をつないでおり、脳と心臓、両方の血管の状態を反映しています。頸動脈は比較的浅いところにありストレートなので、検査しやすいという利点もあります。私のクリニックでは1〜2年に1回、両方の検査を実施しています。
心筋梗塞の症状とは?
検査で動脈硬化の進展が示唆(しさ)されると、循環器の専門医に心臓のチェックをしてもらうかたちになります。最近ではCT(コンピュータ断層検査)の精度が向上し、心臓を養っている冠状動脈の様子が手に取るようにわかります。冠状動脈がかなり狭くなっている場合は、さらに心臓カテーテル検査を実地します。血管が詰まる危険のあるケースでは血管を拡げたり、バイパス手術をします。
冠状動脈が狭くなると、運動すると胸が痛くなるという症状が出ることもあります。これを労作型狭心症といいます。しかし、これが安静時にも発症するようになると危険です。今まで胸痛のなかった方が胸痛を訴えるようになった、運動したときだけだったのが安静時にも起こるようになった。胸痛を覚える頻度が増えたなどの場合は、不安定狭心症といって、心筋梗塞を起こす前兆の可能性があるので、入院して検査する必要があります。
一方、心筋梗塞を起しても自律神経が障害を受けていると痛みを感じないことがあり、これを無痛性心筋梗塞といいます。この病気で葉、心筋梗塞を起こしたことに気がつかず、対応が遅れると命にかかわることもあります。急に足がむくんだ、血糖値が急に乱れたなどの症状があれば、心筋梗塞を疑う必要があるでしょう。高齢の場合は、「息が苦しい」とだけ訴える方も少なくありません。糖尿病でこのような症状が出現したら、我慢しないで、ただちに受診してください。
欧米では、脳梗塞心筋梗塞の比率は1:4と、心筋梗塞が多いのですが、日本ではこの比率が逆になります。しかし、糖尿病患者の場合は心筋梗塞の比率が高まり、女性では脳梗塞の発症率を上回っています。
糖尿病患者の心筋梗塞のリスク因子としてはLDLコレステロール値がもっとも相関が強く、次が中世脂肪値、血糖値はその下にきます。そのため、糖尿病患者で狭心症心筋梗塞の既往がある場合は、LDLコレステロール値を100mg/dl未満に保つようガイドラインに記されています。
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怖ろしい脳梗塞
脳の検査をすると、自覚症状がなくても小さな梗塞が多数見つかることがあります。この場合は動脈硬化の危険因子を極力減らし、血小板が固まらないようアスピリン製剤の投与などを行ないます。
脳梗塞の前兆として、一過性の意識消失やめまい、一瞬ろれつが回らなくなったりすることがあります。また、実際に脳梗塞を起こすと、顔がゆがむ、目をつぶって両手を前に水平に伸ばすと片方の腕が下がってくる、ろれつが回らないなどの症状が出ます。そして、たいしたことはないと思っても、血流が途絶えて脳細胞が徐々に死んでいくにつれ、症状が強まります。
脳梗塞ではと感じたら、すぐに救急車を呼び、何時に起きたのかを告げてください。発症後3時間以内に血栓を溶かすことができれば、後遺症もなくもとに戻れる可能性は高いのです。ただ、脳出血のケースもあるので、CTやMRI検査を事前に行う必要があり、時間的な余裕が必要となります。これはまさに時間との戦いですから、医師を呼ばず、すぐに119番してください。
糖尿病患者が脳卒中を起こすリスク因子としてもっとも相関があるのは高血圧です。健常人では、血圧の管理目標値は130/85mmHg未満(起床時の家庭血圧で125/80mmHg未満)ですが、糖尿病患者では130/80mmHg未満(同125/75mmHg未満)と厳しくなっています。
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どうでもいい、じじぃの日記。
60歳も過ぎ、何が一番気になるかといえば健康だ。
お金のことも気になるが。
先日、本屋で菅原正弘著『40歳からの糖尿病との上手なつき合い方』を買ってきた。
最初に飛び込んできた文章が「糖尿病は"最強の現代病"」だ。
コント55号坂上二郎さんが3月10日、脳梗塞ため亡くなった。
心筋梗塞脳卒中脳梗塞、・・・)を起こした人を調べてみると、その8割に血糖値の異常が見つかるのだそうだ。
さらに認知症の原因の1つであるアルツハイマー病の発症に関与していることが明らかになったため、このアルツハイマー病を「3型糖尿病」と呼ぶ学者もいるのだそうだ。
2007年厚生労働省の調査で糖尿病患者(隠れ糖尿病を含む)は2210万人と発表された。
40歳以上の日本人で3人に1人が糖尿病ともいわれている。
「古くなった輪ゴムは伸びきってしまったり、伸ばしていくとプチッと切れてしまいます。動脈硬化になると古くなった輪ゴムのように動脈の弾力性が失われて硬くなります」
糖尿病って怖いなあ。