じじぃの「なぜ悪玉コレステロールは嫌われるのか・動脈硬化を起こす犯人はプラーク!家庭の新医学」

悪玉コレステロールは悪者じゃない?血圧のデータもいい加減 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ggsfZ-AOk3o
動脈硬化が起こるメカニズム (astellas.com HPより)

病気のことをもっと知る 生活習慣病動脈硬化心筋梗塞脳梗塞など) アステラス製薬
動脈硬化が起こるメカニズム
高血圧や糖尿病などによって血管に負担がかかると、血管の内皮細胞に傷がつき、内皮が持っている動脈硬化を防ぐ働きが失われます。
すると血液中のLDLが内膜に入り込み、酸化を受けて酸化LDLに変化します。それを処理するために白血球の一種である単球も内膜へと入り込み、マクロファージに変わります。
マクロファージは酸化LDLを取り込んで、やがて死んでいきます。この結果、内膜に、LDLに含まれていたコレステロールや脂肪が、お粥のような柔らかい沈着物となってたまっていき、内膜はどんどん厚くなります。このようにしてできた血管のコブをプラーク(粥腫)と言い、プラークができた状態を粥状(アテローム動脈硬化と言います。なおHDLはプラークからコレステロールを抜きとることで、動脈硬化を解消する方向に働きます。
https://www.astellas.com/jp/health/healthcare/sp/Atheros/02.html
『読むだけで健康でいられる家庭の新医学』 東茂由/著 KAWADE夢文庫 2015年発行
悪玉コレステロール動脈硬化を起こす犯人ではない より
LDLコレステロールは悪玉にされ、動脈硬化の犯人にされてきましたが、それには理由がありました。
アメリカの死亡原因のトップは心筋梗塞ですが、この病気は心臓の血管の動脈硬化によって引き起こされると考えられていました。そこで動脈硬化を起こした血管を調べたところ、血管内にLDLコレステロールが見つかりました。
それによって、誰もが「LDLコレステロールこそ、動脈硬化の犯人だ」と思い込み、それが医学の常識となり、「心筋梗塞を防ぐには、悪玉であるLDLコレステロールを減らすほうがいい」という方向へ流れていってしまったというのです。
ところが、10年以上も前からですが、動脈硬化の原因として血管の慢性の微小炎症が関わっているとの見方に立って、心筋梗塞脳梗塞の再発予防の治療を行っている大学病院の関連医療機関がありました。当時すでに、「動脈硬化の原因としての炎症を再検討する」といったタイトルの論文が出ていました。
大櫛教授は、
近年の研究で別の真犯人の存在が判明しました。それが血管の炎症です。動脈硬化を起こす本当の原因は血管の炎症であり、LDLコレステロールは、その炎症を修復する目的で細胞膜の材料をを届けに集まっていたにすぎないとわかったのです]
と述べています。
なぜ炎症が動脈硬化の原因になるかというと、血管に炎症が発生すると、すかさずLDLコレステロールが駆けつけて、炎症壁の傷ついた部分を修復します。これで問題が解消すればよいのですが、炎症が持続的に起こっていると、修復が繰り返されて、その部分がカサブタのように盛り上がってきます。
これがプラークと呼ばれるかたまりで、このかたまりが大きくなると、心筋梗塞脳梗塞の危険がグッと高まります。
それでは血管の炎症はどうして起こるのでしょうか。大櫛教授は、
「『本当の火事の原因=血管の炎症』がどうして起こるかというと、今のところ、喫煙、トランス脂肪酸高血糖、極度の肥満、ストレス、老化などが原因として挙げられています」
と述べています。
血管の炎症がなければプラークができないし、心筋梗塞脳梗塞にもならないということです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
最近の研究で、動脈硬化を起こすのはコレステロールではなく、アテロームプラーク)と呼ばれるかたまりなのだそうだ。
このプラークが血管を塞ぐことで、心筋梗塞脳梗塞を引き起こす。
「本当の火事の原因=血管の炎症」
悪玉(LDL)コレステロールはいかにも悪玉のようなイメージを受ける。
コレステロールを体の組織に運んでいるLDLは酸化されやすく、悪玉に仕上げられたらしい。
「悪玉コレステロール」という呼び名を「悪玉もどきコレステロール」と変えませんか?