じじぃの「人の生きざま_311_遠藤・章」

遠藤章 - あのひと検索 SPYSEE
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STATIN NATION (First 13 mins) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Ry1Z8buyd8I
遠藤章 ウィキペディアWikipedia)より
遠藤 章(えんどう あきら、1933年11月14日 - )は、日本の生化学者、応用微生物学者。東北大学農学博士。1957年東北大学農学部を卒業し三共株式会社入社。三共株式会社研究所室長、東京農工大学農学部教授を経て、1997年東京農工大学名誉教授、株式会社バイオファーム研究所代表取締役所長。東北大学特任教授、金沢大学客員教授早稲田大学特命教授一橋大学イノベーション研究センター客員教授東京農工大学特別栄誉教授。秋田県由利本荘市(旧東由利町)出身。

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NEWSアンサー 特集「まもなく発表 ノーベル賞 注目ニッポン人は?」 2013年10月7日 テレビ東京
【司会】大浜平太郎水原恵理
iPS細胞を開発し、去年、ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学山中伸弥教授です。その山中教授に続くのか。今年のノーベル賞の発表が今日から始まります。
有力候補として注目される日本人の研究者がこちらです。医学生理学賞の候補の遠藤教授は、血中コレステロールの値を下げる薬の開発につながった物質「スタチン」を発見しました。
今年のノーベル賞受賞と、はたしてなるでしょうか。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/newsl/post_51426
『新薬に挑んだ日本人科学者たち』 塚崎朝子/著 ブルーバックス 2013年発行
スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)――コレステロール値を下げる薬 (一部抜粋しています)
世界の死因のトップは、心筋梗塞などの虚血性心疾患である。また、2位は脳卒中だが、日本でもかって多かった脳出血に代わり脳梗塞による死亡が増加の一途にある。
いずれも背景には動脈硬化があり、血管が硬くなったり狭くなったりして、脳や心臓に血流が行きわたらなくなって起こる。血液中の脂質、とりわけコレステロール値の高いことはその原因の1つであり、心筋梗塞脳梗塞を予防するには、コレステロール値を下げることが重要だ。
コレステロール低下薬の中に、「HMG-CoA(3-ヒドリキシ-3-メチルグルタリル補酵素A)還元酵素阻害薬」という種類の薬がある。一般名(有効成分)はすべて「○○スタチン」と末尾に「スタチン」がつくために、通称で「スタチン」と一括りに呼ばれている。最初のスタチン「メバスタチン(コンパクチン)」は、青カビの中から見いだされた。現在までに天然由来・化学合成品合わせて全世界で7種類(日本では6種類)が発売され、4000万人以上が服用しているとされる。
スタチンは、総コレステロールを20%以上、悪玉とされるLDLコレステロールを30%以上低下させることができ、その結果、確実な”救命効果”がもたらされている。その起源と高い効果から、”動脈硬化ペニシリン”とも賞賛され、世界で最も多くの患者に用いられた薬とされる。
スタチンを発見したのが、三共(現・第一三共)の研究者だった遠藤章である。この功績が評価されて、2012年には日本人として初めて米国の発明家殿堂入りを果たした。同じ年に同殿堂入りした人物には、アップルコンピュータ創業者の一人であるスティーブ・ジョブズらがいる。
遠藤章は1933年、秋田県東由利町(現・由利本庄市)の農家の次男に生まれた。豊かな自然に抱かれて育ったことが、後の研究の原点になった。
生命科学に興味を抱いたのは、彼の祖父の影響が大きい。ほぼ無医村といえる郷里で、祖父は傷病者に医師さながらの介抱をし、村人からありがたがられていた。医療行為のたいせつさ、感謝される心地よさが、遠藤の幼心に刷り込まれていた。
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今日まで、世界では7種類のスタチンが発売されているが、その作用機序(メカニズム)は皆同じであり、強さに違いがあるだけだ。
ゴールドスタインらは1985年、コレステロール代謝とその関与する疾患の研究によりノーベル生理学・医学賞を受賞した。最初のスタチンが発売される前のことだが、コンパクチンを提供したり、交流を重ねた遠藤はその立て役者である。遠藤の論文の1つが、彼らの研究成果のヒントになったとされる。
大学に転じた後の遠藤は、やはりカビから強力な歯垢形成阻害物質(ムタステイン)を発見したほか、日本酒や健康食品に用いる新しい紅麹や、コラーゲンの加水分解酵素である新コラゲナーゼ(デイスコリシン)を見いだし、すべて商品化した。大学を定年で辞した後は、バイオファーム研究所を立ち上げた。スタチンの発見と開発の功績により、日本国際賞(2006年)、マスリー賞(2006年)、ノーベル賞の前哨戦ともされるラスカー賞(2008年)など、内外の賞に輝いている。
遠藤は幼いころ、「食べておいしいハエトリシメジでヒトが死ぬことはないのに、なぜハエは死んでしまうのだろう」と思ったという。菌類にこだわり続け、スタチンを見いだし、ラットで効かなかったことを皮切りに度重なる危機を乗り越えたのは、こうした素朴な疑問と丹念に向き合ったことが原点にある。

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遠藤章 スタチン Google 検索
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