じじぃの「脳科学・アルツハイマー病・老人斑とは?面白い雑学」

分子老化制御

東京都健康長寿医療センター
シトルリンたんぱく質アルツハイマー
アルツハイマー病の確固たる原因は未だほとんど解明されていません。
アルツハイマー病での特徴的な病理所見としてアミロイドベータたんぱく質(Aβ) が蓄積した老人斑や、 リン酸化タウたんぱく質が蓄積した神経原線維変化は有名です。
https://www.aging-regulation.jp/kenkyu/pad-02.html

『面白くて眠れなくなる脳科学

毛内拡/著 PHP研究所 2022年発行

PartⅡ 脳はふしぎに満ちている――こわい!脳の病気 より

脳機能障害

脳の病気にはいろいろなタイプが挙げられます。たとえば、高血圧などが原因で、脳血管が破裂してしまう脳出血や、生活習慣病などが原因で脳血管が詰まると、脳梗塞と呼ばれる状態になります。これらの病気は、脳卒中としてまとめられており、出血性脳卒中と虚血性脳卒中という分類がされています。
また、交通事故などで頭部を激しくぶつけた場合などは、脳震盪(のうしんとう)という脳が物理学に揺れる状態になりますが、その結果、脳組織が損傷した場合は、外傷性脳損傷と呼ばれる状態になります。
いずれの場合も、脳組織に酸素や栄養が行き渡らなくなり、やがて壊死してしまう深刻な疾患で、傷害部位のみならず周辺部位に障害が拡大する2次的な被害も無視できません。傷害部位が、運動に関する領域の場合は運動機能障害や、言語に関する領域の場合は、言語障害などの後遺症が残ってしまうことが問題となります。
また、脳は脳内物質の微妙なバランスの上に成り立っていることをご紹介しましたが、おれらのバランスが何らかの何らかの理由で崩れてしまった場合にも、疾患が生じます。どんな物質(またはそれを作り出す脳細胞)が、脳のどこが過不足になるかによって現れてくる病状は異なります。
たとえば、50歳以上約1%が罹患(りかん)するといわれている。パーキンソン病は、脳の黒質と呼ばれる部位に密集しているドーパミン神経が、加齢やさまざまな理由で変性・死滅してしまうことが原因となる病気です。その結果、脳内では、ドーパミンが不足し、適切な運動選択ができない状態となってしまいます。そのうち、自発的な行動開始は困難になり、振戦(しんせん)と呼ばれる筋肉の震えが生じます。
高齢化が進む一方、医療も進歩しているため、体が元気なお年寄りが増えています。一方で、脳をいかに健康に保つかがこれからの重要な課題になると考えられます。厚労省の調べによると、現在、65歳以上の5人に1人は、認知症を患っていることが判明しています。他方、若年性の認知症も知られているようです。
認知症には、いくつか種類があり、脳が委縮し、物忘れなどが激しくなるアルツハイマー認知症、幻覚や異常行動などを示すレビー小体型認知症脳梗塞などの脳障害にともなう認知機能の低下が挙げられ、3大認知症などと呼ばれています。

アルツハイマー認知症、いわゆるアルツハイマー病には、学習や記憶、認知機能と関係するアセチルコリンと呼ばれる脳内物質の関与が考えられています。
アルツハイマー認知症の患者の脳を調べてみると、脳内でアセチルコリンを合成する前脳基底部に存在するマイネル基底核ニューロンが変形・死滅していることがわかっています。しかし、実験動物において、マイネル基底核を破壊しても必ずしもアルツハイマー病を示さないのが難点です。
現在では、さまざまな原因が考えられていますが、そのうちの1つに、大脳皮質全体でアセチルコリンの合成や分解に関わる酵素の異常が挙げられます。
パーキンソン病アルツハイマー病など、若い時は異常がなかったタンパク質の性質が変化したものが脳内の一部に蓄積し、ニューロングリア細胞が変性・死滅してしまう病気は、神経変性疾患としてまとめられています。
アルツハイマー病では、アミロイドβやタウと呼ばれるタンパク質が、異常に蓄積することが認められており、一般的に老人斑と呼ばれています。
パーキンソン病レビー小体型認知症では、レビー小体と呼ばれる異常な構造が観測されるために、レビー小体病として原因究明が行われています。
特にパーキンソン病において黒質ニューロンが変性する原因として、レビー小体の一種であるαーシヌレインというタンパク質が候補として考えられています。
これらのタンパク質は、若い脳でも作られてはいますが、加齢に伴って正常に分解されなくなったり、排出がうまくいかなくなったりするために蓄積すると考えられています。

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どうでもいい、じじぃの日記。
私は今年76歳になった後期高齢者だ。
年とって、年寄りになったと感じるのは、
①噛み合う歯がほとんどなくなった
②テレビの音が聞きにくくなった
あちこちと、ずいぶん老化が進んでいるんだろうなあ。
先日、図書館に行ったら、よちよち歩きの老人がいた。
顔がシミだらけの老人がいた。

アルツハイマー病では、アミロイドβやタウと呼ばれるタンパク質が、異常に蓄積することが認められており、一般的に老人斑と呼ばれています」

顔のシミと同じようなのが、脳の中にもできるんだ。
もうずいぶん、鏡で自分の顔を見ていない。
鏡で顔を見るのが恐い。
トホホのホ。