ベトナム経済入門編 ベトナムってどんな国?
動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=p4ruEp1vTIg
マニラ湾に寄港していた米空母がダナンに向かって出航した
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米空母カールビンソン、ベトナム・ダナンに寄港 戦争終結後初
2018年3月5日 BBC NEWS
米海軍の原子力空母カールビンソンが5日、ベトナムに寄港した。1975年にベトナム戦争が終結して以来、最大の米艦船による寄港となった。
カールビンソンが寄港したのは、港湾都市のダナン。ベトナム戦争時には、米軍が最初に上陸した場所で、非常に象徴的な場所となっている。
https://www.bbc.com/japanese/43283467
『2030年 お金の世界地図』
ジム・ロジャーズ/著、花輪陽子、アレックス・南レッドヘッド/訳 SBクリエーティブ 2024年発行
ガザ・イスラエル紛争、ウクライナ戦争、台湾有事……。私たちは、人類史上類を見ないほどの混迷の時代を迎えている。世界的混乱はこれからの世界の「お金の流れ」を大転換させつつある。これからの日本と世界は、一体どこへ向かうのか。10年後のお金の世界地図!
第2章 世界的投資家が予測するこれから10年で「伸びる国」
成長国の共通点は「安さ」と「劇的な変化」 より
大転換は戦争・災害・指導者によって生まれる
今、世界で成長している国に共通しているのは「安さ」と「劇的な変化」である。
安さと変化は、戦争と災害などからもたらされることが多い。戦争や災害などが起きると、物価は安くなり、人件費も安くなる。そこに優れたリーダーシップを持つ指導者が現われることで、劇的な変化を遂げることができるのだ。
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投資家や起業家に対して「この国に来てお金を稼ぎ、成功を収めなさい」とアピールし、実際の行動が伴っていれば、その国は確実に成長を遂げることになる。
ベトナム――テックハブとして台頭 より
「低価格」と「高品質」を両立
ベトナムは1946年から54年にかけて、7年間にわたりフランスとの間に独立をめぐる戦争を経験している(第1次インドシナ戦争)。このときはアメリカの援助もあり、フランス軍の拠点であるディエンビエンフーの陥落により、ジュネーブ休戦協定が成立した。
さらに、1960年代前半から70年代半ばにかけて対アメリカ戦争(ベトナム戦争)と、長い戦争の時期を過ごしたことになる。
「戦争や内戦の後、多くの国が繁栄を遂げる」という私の理論に基づくと、このときにも経済発展のチャンスがあった。
だが、ベトナムが経済発展へと本格的に向かい出したのは1986年に市場経済導入と対外開放が柱の改革路線(ドイモイ)を採用してからである。
ベトナムは人口が多く(9946万人、2022年)、教育を受けた若い世代も多い。天然資源もあり、近隣に大国や経済的に成功している国もある。
近年は先端技術製造拠点(テックハブ)としての存在感が高まっており、世界のハイテク企業がベトナムで事業を拡大している。
たとえば、韓国の電気機器大手のサムスンは、ベトナムに東南アジア最大の研究センターを開設し、サムスン製スマートフォンの半数はベトナムで製造されている。サムスンはベトナムへの投資をさらに拡大する姿勢を見せている。
また、FoxconnやLuxshareといったアップルのサプライヤーがMacbookやAirPodsの向上を解説し、Intelもベトナムで半導体部品の製造を行っている。
実は、ベトナムは世界でも有数の「自然災害大国」であり、特に沿岸地域は台風、高潮、洪水、海岸浸食、干ばつ、塩害のリスクにさらされており、2020年には大規模洪水に見舞われた記憶も新しい。
今後も、都市化や気候温暖化の影響を受けて、自然災害の発生リスクは増加すると予想されている。
しかし、「Buy disaster(災害は賢い)」の言葉の通り、自然災害が多いこともベトナムへの投資のチャンスにつながっている。災害が起きた場合は、物価が安いなど、好材料が多いのだ。
今のベトナムは戦後間もない頃の日本とよく似ている。当時のアメリカで「日本に投資したい」と言うと、「安くて粗悪な商品を作っている国なのに?」と笑われたものである。しかし、当時のアメリカ人は日本が安価で高品質なものづくりをしていることを知らなかった。
ベトナム人は日本人と同様、真面目で勤勉な国民性で、なおかつ手先が器用なことでよく知られている。
前述したようにハイテク産業の製造移転が進んでいるのも、ベトナム人の器用さt製品品質の良さによるところが大きい。
また、ベトナム人は向学心が強く、外国語を身に付けている者も多い。魅力的な国の1つといえるだろう。
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じじぃの日記。
ジム・ロジャーズ著『2030年 お金の世界地図』という本に、「ベトナム――テックハブとして台頭」というのがあった。
ベトナムは、南北1,650 km、東西600kmにわたる南北に細長い形をしている。 国土は32.9万km2と日本の約9割の面積を有する。
米中対立などの地政学リスクの高まりを背景に、近年、中国に替わる生産・輸出拠点としてベトナムが注目されている。
周辺国からの増加が続く直接投資の流入は、多くが生産・輸出拠点の新設や拡張とみられ、その影響から近年は輸出金額の増勢が加速している。
ジム・ロジャーズ、
「ベトナム人は日本人と同様、真面目で勤勉な国民性で、なおかつ手先が器用なことでよく知られている」
2023年8月にカンボジアの首都プノンペンで行われたABUロボコン(アジア・太平洋ロボットコンテスト)で、日本代表の豊橋技術科学大学チームが優勝した。
このロボットコンテストは対戦形式の「輪投げ」で、開催国カンボジアの世界遺産、アンコールワットに見立てたフィールドに設けたポールに2台のロボットを操作して輪を投げ合うという競技だった。
試合では、日本代表で愛知県の豊橋技術科学大学が決勝戦で香港代表のチームを破って日本代表として通算3回目の優勝を飾った。
第1回目の開催国は日本で、今回は22回目の大会だ。
日本はG7のメンバー国で、世界でもトップクラスの技術立国なのだから、さぞかし優勝回数も多いだろうと思いきや、そうでもない。
これまでの優勝回数は、中国が7回、ベトナムが5回だ。
ABUロボコンの印象ではベトナムが頑張っているなあ、という感じだ。
このジム・ロジャーズの本によれば、ベトナムは今後最も成長が期待される国の1つらしい。